R60マーケティング: 「年を取った若者たち」のハートをつかむ

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532314118

作品紹介・あらすじ

「現役パパ」も、「女磨き派」も「おたく」も「IT派」もいる。多様化するシニアの姿を、調査とケースをもとに明らかにする。知られざる「シニア市場」の実像。

感想・レビュー・書評

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  • 「R60マーケティング」とは、「R60世代を対象にしたマーケティング戦略」という意味。

    この層を一頃で言えば、サブタイトルにもある、「年取った若者たち」、ということになるそうだ。

    今井ヨージのイラストが、本書にぴったり。

  • 60歳以上のシニア層に関する情報を述べた本。
    いわゆる「団塊の世代」がどのような社会的背景でこれまで生きてきたかを述べ、さらにシニア層をその嗜好や所得で細分化している。

    例えば
    ボランティアシニアVS仕事派シニア
    洋風シニアVS和風シニア
    など、グループ分けしてそれぞれの特徴を語っているのがおもしろい。

    一方、シニアにうけたヒット商品の紹介もしている。
    NTTドコモのらくらくホン
    女心をつかんだ京王百貨店新宿店の売り場づくり
    無添加にこだわった紅葉屋本舗の本煉羊羹
    など、具体的な事例が挙げられているので商品を実際に使ってみたりフィールドワークにも参考になる。

    専門用語も少ないのでマーケティング初心者にもわかりやすく、かつシニア層を理解する入門書としては最適だと思う。

  • 当たり前だが、今のR60は10年前のR60とも、20年前のR60とも違う。しっかりと現場で会って分析せんとなあ。

    ちなみに第二部はいまいち。そもそもカテゴライズが微妙。

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著者プロフィール

1956年、東京生まれ。1979年、早稲田大学政治経済学部卒。
日本経済新聞社に入社。編集局産業部、日経ベンチャー編集(日経BP社)、出版局編集部次長兼日経文庫編集長などを経て、1999年フリーランス・ジャーナリストになる。
1999年4月~2011年5月まで(財)共用品推進機構機関紙「インクル」編集長を務める。
専門分野は高齢者・障碍者ビジネス、中小・ベンチャー企業経営、商品開発・マーケティング。
『障害者が輝く組織』(日本経済新聞社2010年)、『R60マーケティング』(共著、同、2008年)、『いきざま』(編著、小嶋勇著、日経BP企画、2007年)など、編・著書多数。

「2013年 『「非常識」を「常識」にして成功する経営 人生ひとつも無駄なことはない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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