売れる「じぶん」を作る: 経営学の視点で考えるあなたのキャリア
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2010年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532316631
感想・レビュー・書評
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経営学視点で自身のキャリアを考えるというコンセプト。平井さんの他の本を読んでとりあえず追ってみた。
キャリアを考えるという目的にも当然使えるが、どちらかというと身近な事例で経営学の理解に役立ったような逆の効果があった気がする。
何をしたいのか10年後のあるべき姿をかんがえる
制約条件を見つけ、どう活用するかを決め、制約条件の能力を高める
ちょっと背伸び、アンバランス、ジグザグ
Do better, Do different
コストリーダー(徹底的な効率化)、差別化(強みの一点突破)
オープン・モジューラーとクローズド・インテグラルの併用
環境分析と市場機会の発見→セグメンテーション・ターゲッティング→ポジショニング→マーケティングミックス
代用する・逆転する・結合する・強調する・除去する・並べ替える発想方法
思考の見える化 思考の全体像が狭い・整合性がない・考えの抜けや漏れ・優先順位間違い・目標設定や背景認識の誤り
人を動かす原動力は主体性と正当性詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
発想法
バレンタインデーに最愛の人にバラの花を贈る
代用:バレンタインデーにシャンパンを贈る
逆転:バレンタインデー以外の日に、毎日バラの花を贈る
結合:バレンタインデーにバラの花とシャンパンを贈る
強調:バレンタインデーにもちきれないほどのバラの花を贈る。あるいは、バレンタインデーにバラの花を1本だけ贈る
除去:バレンタインデーにバラの花を贈らない
並べ替える:バレンタインデーに、愛されている人からバラの花を贈ってもらう
思考の見える化
思考の全体像が狭い
目的と打ち手の間に整合性がない
考えの抜け・漏れがある
物事の優先順位か間違っている
そもそもの目標設定、背景認識が間違っている -
Q.週末起業にせよ本業に縛られない働き方にせよ、著書の言う売れる自分を作る必要があるのでこの本から、個人の人生設計やブランド設定のあり方を知って活かす
意識を変えて行動を変えるのではなく、行動を変えて意識を変える
☆強みを見つめ直すにはまずそれに価値があり、希少性があり、誰にも真似されにくい分野
→まず自分の強みを10コ書き出す
☆マンネリになった時こそ新たな事を仕掛けるチャンス
☆ブランド設定にはポジショニング(自分は◯で□なブランドと2つのポイントを絞る←多すぎると相手に自分の魅力が伝わらない)
☆問題と思考(問題に対する解決策)と行動が目視で見えるようにしさせる→紙の上に書くとか
例、
体重減らしたい→毎日体重を測定が問題の見える化 -
経営戦略のFWに自分をあてはめて、戦略的に自分を成長させるには。
1年ごとにテーマを決めて勉強するってのは、とってもいいアイディアだと思う。 -
著者は大学で教えてらっしゃるだけであり、「経営学の視点で考えるあなたのキャリア」という難しそうな副題ではあるけど、簡潔な図表があったり、話し言葉で書いてあるのでとっつきやすかったです。
自分を振り返り、評価してもらう人間になるための、基本的な事が書かれていたけど、+経営学入門という付加価値はとてもよかったと思います。
コラムは経営なんて習った事がない私には難しく感じました。
大学生、社会人をはじめ、起業している人も自分の商品、ブランドがぶれていないか見直すのにいい教材だと思います。 -
◎何をしたいか
☆ありたい姿(10年後の自分)を見据える
Big Hairy Aufician Goal(BHAG)
☆グローバルな視野を持つ
問題解決能力Up
自分の根っこが見える
⇒自分の“枠”が広がる
⇒信頼Up↑安定感Up↑
志Up↑品格Up↑
◎自分ブランド
☆ポディショニング戦略
☆4P
<自分ブランド構築のための3ポイント>
①「ストーリー」を持つこと
②相手の立場で考えること
③周りからF/Bをもらう
◎自分の強み
☆”強み”=意味のある違い
Value Rarerity Imitability Organization
☆スピードを高める
①アウトプットを意識する
②To Doリストでバッチ処理化
③仕掛品を作る
◎戦略的に道を切り開く
☆アンゾフの成長マトリックス
☆デファクトスタンダードを作る
ルールの設定
仕組みの構築 -
思考と行動を「見える化」するためのノウハウについて書かれた本。
(個人メモ)
2011年は特に以下を実践する。
・自分の得意分野について、コンテンツ化しておくこと。 -
企業を成長させるための数々の経営理論。これらは自分自身を成長させるためにも使えますよ、という本です。11年前、トム・ピーターズが自分株式会社という考え方を提唱しましたが、ここまできちんと幅広い経営戦略の活かし方を説明している本は、初めて読んだように思います。
個人的には、オーバーエクステンション戦略を元にした「ちょっとだけ背伸びした努力で、新たな道が切り開けてくる」と、ポジショニングマップを元に「かぶらないキャラが自分のポジションを築く」というエピソードが参考になりました。