不格好経営―チームDeNAの挑戦

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著者 : 南場智子
  • 日本経済新聞出版社 (2013年6月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532318956

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不格好経営―チームDeNAの挑戦の感想・レビュー・書評

  • 肝っ玉母さんの印象が強い南場さんの著書。
    色々施策を打ち、順調に拡大しているように見えるが、
    やはり裏ではたくさんの苦労をされているんだと思った。

    色んな起業家がいるとは思うけど、
    やっぱり失敗したとしても起業する気力があるだけ、
    本当にすごいなと思う。

    自分でやってみるということが、
    大変だけど非常に楽しいことなんだなと正直感じた。

    【勉強になったこと】
    ・何でもいいから一つの職業で通用する人材になることが
     今後の自信にも繋がる。
     向いてないと思ってもすぐに辞めるのではなく、
     まずはその業界で極めてみることが大切。

    ・優秀な人材かつ色んな個性を持った仲間を増やしたい、
     これが起業当初の採用の基準。

    ・隙間を拾ってくれるメンバーは非常に強力。
     自分のことで手一杯でも拾える人材が重要。

    ・色んな仕事を協力しながらやっていくのが基本だが、
     重要事項の決定だけは社長が死守すべき仕事

    ・今決定しないとまずいということが肌感覚で感じ取れ、
     かつ即座に対応することが出来るのが優秀な起業家

    ・優秀な人材を採ることも重要だが、
     離れていかないようにすることも重要。
     優秀な人ほど次のステップを常に考えていて、
     そのスピードと組織にズレが生じたときに辞めてしまう。

    ・正しい選択肢を選ぶことは当然だが、
     選んだ選択肢を正しくするという姿勢も大事

    ・会社には色んな特徴を持った人材がいないとうまくいかない。
     偏りすぎはダメ。

    ・優秀な人の共通点は、
    「素直だけど頑固」「頑固だけど素直」

  •  人に薦められて読んだ。南場さんをはじめとするDeNAの方々はやっぱり賢いのだと思うけど、それだけでやっていけるほど経営は甘くないのだなぁと思う。行動を起こすタイミングが大切なこと、その好機を逃さないための敏捷さ、行動力に驚き。経営にもテクニックなどがあるのだとは思うけど、結局核になっているのは会社を成長させようという情熱や熱意、人との信頼関係などという汗臭いものなのだと感じた。また、経営術だけでなく、どういう人間が会社に求められているのかを知れたのも、この本の良いところ。

  • DNeAの南場さんの本。
    普通経営者の本はとても綺麗にかかれておりかっこいいものだが、この本は違う。
    とても泥臭い失敗も含めて面白おかしくかかれていて一気に引き込まれた。
    「人の向うのではなく、ことに向かう」という言葉はとても深い。

  • ーーーーー山下2017/5/7ーーーーー
    【概要】
     DeNA創業の物語
    【評価】
     60点
    【共有したい内容】
    ・意思決定については、緊急でない事案も含め、「継続会議」にしないことが極めて重要だ。コンサルタントから経営者になり、一番苦労した点でもあった。継続討議はとてもあまくて らくちんな逃げ場である。もっと情報を集めて決めよう、とやってしまいたくなる。けれども仮に1週間後に情報が集まっても、結局また迷うのである。だから、「決定的な重要情報」が欠落していない場合は迷ってもその場で決める。「決定的な重要情報」が欠落しがちな起案者は優秀ではない。それを回避することにも気を使った。事案は決定の場で初めて経営トップに説明されるわけではなく、その前に「頭出し」として、報告を受けることが多い。そのときに、意思決定にはどのような情報がポイントとなるか、大まかにすりあわせることだ。

    ・創業期から一貫して多大な時間んとエネルギーを費やしてきたのが、採用活動である。人材の質を最高レベルに保ためには、1 最高の人材を採用し、 2 その人材が育ち実力をつけ 3 実力のある人材が埋もれずにステージに乗って輝き、 4 やめない という要素を満たす櫃ようがある。

    ・全力でく口説く、というのは、事業への熱い思いや会社への誇り、それから、その人の力がどれだけ必要かを熱心にすとれーとに伝えるということにほかならない。そして、相手にとって人生の重大な選択となるこおとを忘れずに、正直に会社の問題や悩み、イケてないところなども話さなければならない。

    【読んだ方がいい人】
     コンサルから経営者になりたいと考えている人

    【自由記述】
    最後に少し経営哲学が載っていたが、それ以外は自伝という感じ。
    コンサルから経営者になるとこんなに大変だよという話が載っているので、コンサルと起業で将来迷っている人にはおすすめ。

  • 苦しい時こそ成長する。仕事を任せられるから成長する。

  • ベイスターズファンは「DeNA」でなくて「横浜」のファンだと思っている人が多い。横浜スタジアムでは、応援歌で「DeNAベイスターズ」って歌うところで「横浜ベイスターズ」っていまだに歌ってるし。「前の某TV局よりまし」「なんか胡散臭い」「企画は一生懸命だけども」みたいな微妙な感情をもっている。ならば、キャンプインの今日、創業者の南場智子さんの著書を読んでみた。思ったよりも、苦労人。なんか人間臭い。結構、ウチのチームカラーにあってるかも・・・九転十起の明治の女性実業家広岡朝子を思い出した。

  • 自伝的な内容だが、ユニークに書かれていて面白く読めた。マッキンゼー出身とは言え、集まった社員は個性的な人物が多く、だからこそこのようなまとめる人が居ることで会社が大きく成長できたと感じた。特にコンサルティングと経営者の視点の違いが興味深い。

  • 人間味があって面白い。

  • 面白い。読みながら何度も声に出して笑ってしまった。南場さんの人柄が伝わってきます。

  • 社長の仕事
    意思決定。決定的な重要情報が欠落していない場合は、迷ってもその場で決める。もっと情報を集めて一週間後に結局また迷うだけ。決定的な重要情報が欠落しないように、どのような情報がポイントか大まかにすり合わせしておくこと。案件の決定を委ねる場合は、期限をつけて明示し、結果には口を挟まない。
    外部との折衝、関係づくり、情報収集。社内の状況も把握するため、社員と直接接点を持つ。ただし、その情報は断片的であると自覚を失わないこと。
    採用活動。競争力の源泉は人材の質。最高の人材を採用し、その人材が育ち、実力ある人材が埋もれずにステージに乗って輝き、だから、辞めないというような

  • DeNAがうまくいくまでの紆余曲折が非常にわかり面白かった。マッキンゼー、IBM、オラクルなどの優秀な方々がいたからこそできた事だとも正直思った。ただ、その優秀さがあっても、簡単にうまくいくわけではないという事はわかった。PDCAサイクル、スピード感、やり切る感は半端じゃない。

  • DeNA 創業から現在までのヒストリーを、南場さんの目線から語ってくれます。
    とても面白かった。
    仕事の勉強になるところもチョコチョコはあったけれど、この本の醍醐味は、なんといっても魅力的な社員。
    南場さんの社員への愛や尊敬の念がよーく伝わってくる。
    熱い想いで各エピソードを語ってくれていて、彼女と仲間達が全力で仕事に取り組み、挑んできたことがよくわかった。仕事がんばろう、と思える本!

  • すごく良い本だった。何よりも仮に間違いな選択をしてもそれが正解だったように行動する、この言い回しがすごく好き。
    パワフルで、でも時に慎重な南場さんの人柄も素敵だ。

  • DeNAの創業から今日までの歴史や、コンサルタントから経営者になって苦労した話しが中心。
    MBAなどの学んできた常識的なことよりも、実践での体験の方が勉強になる。
    多様な人材がいた方が組織は強くなる。ロジカルシンキング軸だけでなく、多様な軸それぞれでトップレベルの人材が必要。

  • DeNAの立ち上げから現在まで、初代社長の南場智子の手で書かれたエッセイ。
    業界のスピードに食らいつき、全力を尽くし切る社風は、自分の会社のぬるさを実感させられた。
    目標を高く、それぞれが自分の仕事に自信を持ち、自分が正しいと思うことをやり切る力、正しい選択をしたかどうかではなく、自分の選択を正しくさせる根性。それが、DeNAの社風だと感じた。

  • 「正しい選択肢を選ぶ」ことは当然重要だが、それと同等以上に「選んだ選択肢を正しくする」ということが重要となる。

    一番刺さった言葉。自分の中になかった考え方。

    ところどころジョークを織り交ぜているためか、とても読みやすい。
    南場さんのおちゃめで人間愛に溢れた人柄も伝わってきてよい。

  • 面白かった。資金や人は比較的恵まれているように見えても、これだけ苦労するのだなぁ。泥臭さは渋谷ではたらくの勝ち。

  • 失敗を繰り返しながら成長していくベンチャー創業ストーリーとしても面白いが、何より軽妙でユーモアに溢れ無駄がない文章の素晴らしさ。ロジカルとヒューマニティが両立する著者の人柄が文才として現れている。

  • 金ぴかの経歴を持つ著者の成功物語と思い、あまり気が進まなかったが、読みながら、笑いや涙を誘うほど、面白い。
    タイトル通り、チームDeNAの良さが伝わってくる。
    こんな職場なら楽しいだろうな、と思ってしまう。
    毛嫌いせず、一度、読んでみてよい本。

  • 父親に薦められ読んでみた。もちろん本作は以前からしっていたが、ベンチャー特有の成功論、どこか宗教じみた啓蒙論ばかりが語られているのではないか、と食わず嫌いであったが、実際に読んでみると爽快であった。著者の語り口やユーモア、所々にでてくる悲壮感は成功したビジネスマンのそれとは思えないほど軽快であった。また、ビジネススクールやコンサルという職業を経験して得たことをとても冷静に分析していると感じた。前者においては、国籍や性別が違えどみなが同程度の学力、理解力があるからこそなりたつシステムであるということが実際のビジネスとは大きく異なると指摘。後者はコンサル特有のエリート意識、あくまでも他人目線であり、事業を生み出すことがないという点が経営者になる上では邪魔になったと著者は言う。これは以前よんだ『申し訳ない、御社を潰したのは私です』よりも深くコンサルのマイナス面をつついていると感じた。

  • ☆3(付箋11枚/P264→割合4.17%)

    面白かった。DeNAのことはそれ程多く書かれていなくて、本当に“チームDeNA”を書いている印象。
    成功の方法は同じようにやってもうまくいくとは限らないから、失敗したことをきちんとたっぷり書いたそう。
    元、マッキンゼーのコンサルなのでとっても厳しいお父さんの次に怖いと思ったのが、大前研一さんだそうです(^^
    ただ、起業したい人がコンサルやるのは、タイガー・ウッズになりたい人がレッスンプロを目指すくらいトンチンカンだそうで、うん、そうかも知れない。

    南場さんの人格というか、成長も素敵。
    旦那さんが癌になって、生まれて初めて家族モードに切り替わって。

    “病はこれまで経験したことのない苦しみや悲しみを突きつけた。
    けれども、いくつかの大事な拾い物をした気がする。
    私は人に喜びを伝えるのは下手なほうではないが、「今年も家族で桜が見られてよかった」という喜びは、なかなか伝えるのが難しい。
    同じ桜なのに、こんな気持ちで見ることができ、また、だからこそ開花が待ち遠しくわくわくできることは、私の人生に新しい彩りを添えた。蝉の声もそう。満月も。自然には、人間や企業のすったもんだに惑わされず、きっちり刻むリズムがある。”

    文章も読みやすくて、お勧めです(^^

    ***抜き書きは以下**
    ・信國さん(当時リクルートのウェブサービスリーダー)はじっくり時間をかけて吟味した後、3つの指摘をした。
    1、インターネットサービスをつくったことがないのに、よくここまでできたね、の褒め言葉。まあこれは次の2点が耳に入りやすくするための枕詞のようなもの。
    2、ユーザーの理解度を高く評価しすぎている。つまり複雑すぎる。
    3、ユーザーから見た場面のみを考えられていて、バックエンドがない。オークションに不適切なものが出品されたらどうやって削除するのか、クレームメールが来たときにどうやって対応するのか、そういった裏側の設計が表側と同等に重要だが、そこの設計が抜け落ちている。

    ・パニック状態、というのは人生2回目だった。
    マッキンゼーの1年目。朝9時からクライアントの社長へのプレゼンだというのに、9時半に秘書の電話で飛び起きたことがある。資料は朝4時までかかってひとりで製本したため、全部私が持っていた。一刻でも早く資料だけでも届けるべきところ、パニックした私はあろうことか母に電話し、「第四銀行、第四銀行、新潟に帰って第四銀行に転職するってお父さんに言ってください」と(特に第四銀行さんにとって)意味不明なことを繰り返し、あっ、と我に返ってマンションを飛び出した。
    このときの経験で、パニックは人間の能力を極端に下げることを身をもって知ったが、今回のパニックはそれをはるかに超えていた。

    ・わが社は声の大きいユーザーに左右されないように、サービス改良の指針としてリピート率や離脱率などの数字を最も重視することを徹底しているが、インターネットサービスの黎明期、ノウハウが確立していないこの時代に、ユーザーと徹底的に対話することでサービス業の本質を手探りでつかんでいったことは、その後のDeNAの姿勢の基礎となった気がする。

    ・社長という立場は一瞬にしてものをつくり出すことはできないが、一瞬にして破壊することはできるので、気をつけなければならない。管理部門を中心に1年がかりで積み上げた地道な作業を私が台無しにしてしまわないように気を引き締めた。

    ・当社が身を置く業界はとても競争が激しいために、マスコミからもよく競合に対する意識を尋ねられる。けれども、真の競合は「ユーザーの嗜好のうつろいのスピード」だと私は認識している。それより半歩先に適切に動かなければならないのだ。このときは遅れ、そし... 続きを読む

  • 【No.188】DeNA創業者・南場智子さんの本。文才があってとてもおもしろい。「過剰なリスク回避は、別の災いを招く」「何かをやらかした人たちに対する対応は、その会社の品性が如実に表れる」「今を起点にベストを尽くす。過去を悔いても仕方ない」「高い教養に裏打ちされた強さ、そしてチャーミング。このチャーミングという要素があるのとないのとでは、人はつかむものが大きく違ってくるのではないだろうか」「優秀な人の共通点=素直だけど頑固、頑固だけど素直」「誰もが自分のことで忙しいときに、自分の仕事の最短ルートから少し外れてでも他の誰かのために何かをしようとするならば、それはひたむきな仕事ぶりに魅せられた相手に対してだけではないか」「選択に正しいも誤りもない。選択を正しかったものにする行動があるかどうかだけ」

  • 時代の寵児、DeNAの社長が急成長企業の歴史と秘密を語る本。マッキンゼー出身の敏腕コンサルトだった人でも実際社長をするとこんなにも失敗続きなのかと思うほどの失敗談を書いているので、参考にもなるし勇気も出る。ソーシャルゲームという俄かに胡散臭い企業がどのように、なぜ、どう発展したのかを知るいい教科書になる。


    【以下メモ】

    最初に一言褒める。そうすることで相手は自分の発言を聞きやすくなる。

    調整ではなく決めるのがトップの仕事。

    困難に比例して成功の喜びはある。困難からの立ち上がりを見せることが喜び。

    DeNAで理想とされる人物
    →誰よりも働く、人を責めない、人格を認める、スター社員に嬉々とする、トラブルにも嬉々とする。そして、俺は聞いていない、バイパスするな、などと言う言葉も概念も一切ない。とにかく一歩でも、ちょっとでも前に進むことしか考えていない。

    成功のモデルは壊される前に壊さなければならない。しかし、企業は往々にして成功の復習にあう。

    『私生活の貧乏は貴重な体験としてプラス思考で真摯に処されたし。間違ってもお金のことで公私混同しない事。生き甲斐は処した困難の大きさに比例する。』

    ◎、◯、△などの評価付けの様な、意思決定のプロセスを論理的に行うことは悪いことではない。でもそのプロセスを皆とシェアして、決定の迷いを見せることがチームの突破力を弱めることがある。決定したプランを実行チーム全員に話すときは、これしかないという信念を前面に出したほうがいい

    事業リーダーにとって、「正しい選択肢を選ぶ」ことは重要だが、それと同等以上に「選んだ選択肢を正しくする」ということが重要となる。リーダーに求められるのは決めるときも、実行するときも胆力。

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不格好経営―チームDeNAの挑戦の作品紹介

チームDeNAは、なにもそこまでフルコースで全部やらかさなくても、と思うような失敗の連続を、ひとつひとつ血や肉としてDeNAの強さに結びつけていった。とてもまっすぐで、一生懸命で、馬力と学習能力に富む素人集団だった。創業者が初めて明かす、奮闘の舞台裏。

不格好経営―チームDeNAの挑戦のKindle版

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