安売りするな!「価値」を売れ! 新版

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 224
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532321574

作品紹介・あらすじ

SNS時代に選ばれるために!

ロングセラーが全面改訂!

SNSが普及したいま、お金をかけず、
お客さまとゆっくり関係性を築くことが容易になりました。
これは、あなたの商品・サービス・ブランドの価値を伝えることが、
よりカンタンになったってことです。

販促物、店舗運営、SNSの発信……
すべてを「関係性」というキーワードで考えてみましょう。


●商品やサービスに独自の価値はない
●時代は「つながりの経済」へと移行
●入社したとたん800件の問い合わせがきた新卒美容師
●関係性を築く5つの視点
●好きなことをしているとそれが価値になる
●あなた自身が情報の「フィルター」になる
●お客さまを「かたまり」として捉えないこと
●「売ってください! 」とお客さまからいわれる存在
●逸脱は新しい価値を生むエネルギー


……など、「つながり」の時代に、
あなたの商品・サービス・ブランドを独自化し、
その価値を伝える方法を徹底的に伝授します。

【構成】
第1章 あなたの「価値」はどこにある?
第2章「ゆるやかな関係性」という価値
第3章「個を出す」という価値
第4章「好き・楽しい」という価値
第5章「編集」という価値
第6章「逸脱する」という価値

※2011年発行の『安売りするな! 「価値」を売れ! 』を全面改訂した新版です。
全体の8割ほどが新たな内容となっています。

感想・レビュー・書評

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  • 変化の速い時代の流れを見事に捉えたマーケティング本だと感じた。折に触れ読み返したい。自分自身が価値になる、をいつか実現できたらいいなあ。
    メモ
    ・売れる商品は無い。売れる売り方があるだけ。
    ・人は同じものを買うのなら、関係性の深い方で買う。つながっている人を信頼するし、そこに依頼する方が楽。
    ・価値を伝えるには、これを買うとこんな「体験」がありますよ、と言う視点が有効。商品のスペックをストレートに伝えてもダメ。この商品を買ったらどう言う体験が得られるのか?どういう新しい生活と出会えるのか?どんなライフスタイルを過ごせるのか?どんな問題解決をしてくれるのか?
    ・お客様の質は、あなたが発信する情報で決まる。他の店より1円でも安く売ります、と言う情報を発信していると、1円でも安く買いたい人が集まってくる。だから、どういう人にお客様になって欲しいか、どういう人とは付き合いたくないか、これを明確にして行としている人に共感されたり、好きになってもらうことが大事になる。
    ・詳しくなくても、プロでなくとも、ともかく、自分の目先の好きなことを、とりあえずやってみることが大事。あなたの好きなことで、あなた自身が勝ちになり、好きなことでお金稼げるようになる。



  • 売れる商品はない。
    売れる売り方があるだけ。

    頷きっ放しの内容でした。
    SNS時代に入り、物の売り方も当然変化してきた。
    個人の繋がりがものを言う。
    情報の洪水の中で、選ぶのは個の繋がりから。
    モノの飽和時代で、なぜその品物、サービスを選ぶのか。

    耳が痛くなる節も多かったが、その分、行動に移したいと思う一冊でした。

  • 溢れたものから選ばれるのは商品の機能ではなく、人を介した物語が大切になる。 

    マーケティングは基本の型を少しおさらいしつつ、メモを活かしていきたい!

    ・ 価値を伝える
    ・ 使い方の提案
    ・ 売れるうりかたを考える
    ・ 情報を発信
    ・ 編集力
    ・ ストーリーを伝える

  • 2017年の改訂版。前の方が具体例が多く、本作の方が抽象度が高い気がした。各章それほど長くなくさらっと読めるし、ビジネス上常に心に留めておきたい内容ばかり。忘れた頃にパラパラと見直すという使い方をしたい。

  •  

  • 売れる商品はなく、売れる売り方があるという筆者の主張は納得。私が所属している会社もスペックなどは高品質のものは作り出しているが、消費者と関係性を作り出すような売り方はできていないなと反省。参考になった。

  • 『個の時代』という言葉をよく耳にします。特に個人事業や小規模な組織ではそれが顕著になっていると感じます。その状況を加速させたのが、インスタグラムやYouTubeをはじめとした、SNSです。
    もちろん、従来からあるチラシなども重要なツールですが、それを利用する時にも独自性が必要である事がわかります。とにかく現状ではSNS必須!
    『夜明け前が一番寒くて暗い(P63)』が本書で最も印象に残る一節です。コロナショックから早く抜け出すためのフレーズなのかもしれません。

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1376031

  • この本の中で成功と捉えられているケースは、あくまでも目先の売り上げの達成。
    Twitterでよく見る、肩書きを組み合わせ、分かりやすさや個性をまず全面に押す人を是としているが、中長期的なブランディングの視点からはどうだろうか?

  • マーケティングの形は「名詞→形容詞→動詞」と時代の変化と共に変容してきている。
    そのため、現代では動詞である、エクスペリエンス・マーケティング(体験を提供すること)が大切と解いている。

    そのためには、例えば従来ターゲティングしていた「F1層」などと行ったセグメントでは弱く
    具体的にどういう人まで届けたいかを考える必要がある。

    また、価値=選ばれるための理由でそれをどう形成していくか。
    好きを仕事に生かしてく個人ブランディングしたり、今までの商品を編集して新たな価値付けをしたり
    SNSで体験を作ってあげたりなどなど、なるほどと思いました。

    2020.4.23

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著者プロフィール

フリーパレット集客施設研究所主宰。
明治大学文学部(演劇専攻)卒業後、(株)京屋にてヴィジュアルプレゼンテーション、ニューヨーク大学にて映画製作等を経験。(株)ラーソン・ジャパン取締役就任後、各種集客施設(水族館、博物館、テーマパーク、レストラン、ショップなど)の企画設計を手がける。実績が証明されるにしたがい信奉者が増える。特に体験を売るという「エクスペリエンス・マーケティング」の考え方で集客施設や会社のコンサルティングを行う。

「2019年 『「つながり」で売る!法則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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