OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び

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  • 日本経済新聞出版社 (2017年7月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532321598

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OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜びの感想・レビュー・書評

  • 最後の章、シェリルに新しい恋人がいる、というような話に、違和感(喜ぶ気持ちよりも、彼女を否定したい気持ち)を感じる自分に気づいた。

    それは、本に書かれているような、未亡人に対する暗黙の期待(未亡人はいつまでも夫を思って嘆いているべき)というよりも、私のあこがれである(くやしいほどにあこがれている)彼女の不幸をこそ喜びたい、ちょっと不幸な彼女でいてほしい、という私の深層心理なのだろう。

    考えを改め、心底幸せでいてほしいと思いますよ。

  • 邦訳を心待ちにしていたシェリル・サンドバーグの『OPTION B』を読んだ。
    『LEAN IN』が世界中の女性を勇気付け、FacebookのCCOとして脚光を浴びていた彼女に2015年に悲劇が訪れる。
    メキシコに旅行中、不慮の自己で夫・デイブ・ゴールドバーグが亡くなってしまうのだ。残された子供2人と、これからの人生をどう歩むべきか。
    「逆境」「レジリエンス(回復力)」「喜び」を主題に、「オプションB(次善の選択肢)」を探っていく。
    予期せぬ不幸に見舞われた人々の言葉と経験、心理学や社会学の知見と理論、なによりもシェリル自身が日々感じた想いから「オプションB」の形と可能性が明らかにされる。
    僕が上記で書いてきた「不定期に訪れる倦怠感」なぞ、この本で紹介される出来事に比べれば取るに足りないものである。それでも「幸せ」や「不幸せ」は相対的なものである。得られる教訓やフレームワークは積極的に学び、生かしていきたい。
    たとえば、本の冒頭で心理学者のマーティン・セリグマンの「3つのP」というフレームワークが紹介される。これは苦難からの立ち直りを阻害する三つの要因のことだ。
    自責化(「Personalization:自分が悪いのだと思うこと)、普遍化(「Pervasiveness:あるできごとが人生のすべての側面に影響すると思うこと)、永続化(Permanence:あるできごとの余波がいつまでも続くと思うこと)である。(『OPTION B』21頁より)
    倦怠感から脱するにあたりキーワードとなるのは、「俯瞰と相対化」だろう。
    全体最適ではなく個別最適に陥っていないか、点検する術として上記のフレームは参考になる。
    全体最適を駆動させるには、「自己効力感」、「前に進んでいる感覚」と言い換えてもいいかもしれない。それを自分が体感できる方法で、日常に組み込んでいく必要がある。人によっては毎日必ず読書をすること、仕事には関係のないプロジェクトを進めること、ランニングをすること、ジムでワークアウトすること、なんでもいい。その多くは習慣に紐付いている。
    習慣を見直す習慣を持つこと、自分の規範は自分で決めること、大きくても小さくても人に話してみること、まずはこの辺りから取り組んでみようと思います。

    https://note.mu/ryh/n/nb07a0e8a4288

  • 今抱えている問題には当てはまりにくかった。
    この本にそう困難にぶち当たったら再度読みたいと思います。

  • レジリエンス。わかりやすい!どん底にいても人は前向きに生きられると色々な事例から読み解けてよかった

  • シェリルサンドバーグさんにこんなことがあったとは…

    全編悲しみに満ち溢れた内容だったけど、悲しみ、苦しみ、辛さをコントロールするコツがわかった。

  • フェイスブックCOOシェリル・サンドバーグのレジリエンス(回復力)がテーマの本。彼女だけでなく大切な人をなくした人や困難に直面した人たちがどのように苦しみや悲しみと対峙してきたか、が綴られている。今の自分の生活や境遇に改めて感謝したくなるし、日々のちょっとしたイライラする出来事なんてささいなことだと思える本。

  • 最愛の人を亡くしたことから始まる本書では、自身だけでなく周囲にもそのことが大きな影響を与えること、それを解決するためにどうしなければならないかが実体験に即して書かれています。とてつもなく大きな出来事が今までの人生をそのまま進めなくさせてしまう。それは自分だけでなく、関わる全ての状況や人に影響してしまいます。そして進まなければ硬直してしまう。進めるために著者が行ったこと。自分自身・子供・友人・身内・会社・そして次の自分に対して行ったこと。次に進めるための「オプションB」をどのように進めていったかが書かれています。
    不幸が訪れた時は被害妄想に陥りがちです。自分は絶対そうなると思っているので、その時に自分勝手にならないためにも本書から学ぶべきだと思いました。不幸が巻き起こす連鎖をどのように修正して進めていくのか。誰でも起こり得る人生の瞬間に対する心構えを学ぶことができると思います。

  • ・3つのP
     自責化、普遍化、永続化
    ・とてつもない苦しみを味わった人でさえ、その体験を語りたがることが多い
    ・一番良いのは相手の気持ちを理解し、そのまま受け取ること「おつらいですね、そばにいますよ」
    ・「一緒に乗り越えよう」
    ・幸せにおいては大きさよりも頻度の方が大事
    ・「喜びの瞬間」を毎日3つ書いてみよ
    ・喜びの瞬間に目を向けるには意識的な努力が必要
    ・能力ではなく、努力を褒める
    ・失敗を避けるべき不面目と捉えるのではなく、学ぶ機会として歓迎する
    ・失敗を経験した回数が多い組織ほど、そのあと成功する確率が高い
    ・レジリエントなチームを作るには、オープンで率直なコミュニケーションが欠かせない
    ・パートナーに対する反応、「そっぽを向く」「向き合う」?

  • レジリエンス。
    自責化」「普遍化」「永続化」しない。

  • ===qte===
    OPTION B シェリル・サンドバーグ、アダム・グラント著
    「レジリエンス」の実践的記録

    2017/9/16付日本経済新聞 朝刊

     レジリエンス――逆境、苦悩、絶望からの回復力――という概念が注目を集めている。挫折なき一直線の成功なんてどこにもない。人生も社会も逆境と苦悩の連続で、そこからの立ち直りこそが幸福を左右するという、成熟した思考がそこにはある。
     しかしなかなか良書がなかった。社長の一代記は「オレのようにやればうまくいく」で普遍性がないし、学術書はDV(ドメスティックバイオレンス)、教育、社会システムなど対象が限定されているものが多い。その中で本書はいま人生のレジリエンスについての格好の書籍だろう。
     フェイスブックCOOで前著『LEAN IN』で女性のキャリアと幸せのあり方を描き大ベストセラーとなったサンドバーグはまぎれもない成功者だった。しかし2014年に彼女の人生は暗転する。休暇中のホテルで夫が急死し、彼女は小学4年生と2年生の子どもと絶望に突き落とされる。
     その絶望からどう立ち直っていくのかという、生々しいドキュメントが本書だ。しかし単なる人生記ではない。彼女はペンシルベニア大で最年少教授となった心理学者に相談し助力を得る。そして彼との共著が本書である。「人間がいかに立ち直るか」の研究成果もふんだんに盛り込まれている。
     まずは挫折を「自責化」「普遍化」「永続化」しない――自分を責め、全てがおしまいだと思い、永遠にそれが続くと思わないこと。さらに周囲にどう苦しみを伝えるか、自分自身への信頼をどう回復するか、そして逆境をどう成長につなげていくか、そうしたテーマが、自身の話、友人の話、そしてフェイスブックのコメントから得た多くの事例や、「自己記述法」などの具体的な方法とともに語られていく。哲学的でありつつ実践的な本だ。
     巻末の「謝辞」に並ぶ200人以上の錚々(そうそう)たる人脈。夫の急死後、3年で出版できたのも、著者が経済的にも、人脈的にも恵まれているからには違いない。しかしそれでも人生に苦難と孤独は襲いかかってくる。その絶望から全ての資源を動員して生まれた本書は、いま苦しんでいる人たち、そしていずれ挫折に見舞われる人たちへの大きな贈り物だ。

    (櫻井祐子訳、日本経済新聞出版社・1600円)


    ▼サンドバーグ氏はフェイスブックCOO(最高執行責任者)。グラント氏は米ペンシルベニア大教授。




    《評》東京工業大学教授


    上田 紀行
    ===unqte===

  • 弱い自分と向き合うときの本ですね

  • 自分が思っていることを書くのはちょっと恥ずかしいのだけど、書くことで客観視できるからやったほうがいいなと思った

  • ◼︎2017/09/10読了。
    ◼︎あらすじ
    ・完璧な人生なんてあり得ない。だからみんな、なんらかのかたちの「オプションB」を選ばざるを得ない。この本は、誰もがオプションBをとことん使い倒せるようにするためのほんである。(P.17)
    ◼︎コメント
    ・プランBではなく、オプションB?と思ったが、上記を読んで本の目的を理解。
    ・伴侶を失うという自分の経験をある程度オーブンにしながら、データを駆使して、どう立ち直るか。そのキーワードは「レジリエンス」。
    ・思った以上に読み応えがあった。

  • あくまで強く、それでも無理はせず。
    大切な人を失った後に、落ち込むだけではなく様々な人の支えを得ながら、しっかり向き合って行く。そんな筆者をやはり凄いなあと思います。
    前作のリーンインの時もそうだったけど、謝辞と注釈がものすごい多い、しっかりしてるというのがとても印象的です。
    注釈の文献も読んでみようと思います

  • 「LEAN IN」で大ファンになったシェリル・サンドバーグ2冊目.最愛の夫を亡くし,そこからどうやって再起するか.
    苦難からの立ち直りを妨げるのは,3つのP:自責化(Personalization),普遍化(Pervasiveness),永続化(Permanence).
    この3つのPを回避し,要は「自分ひとりのせいではない,全てではない,ずっとではない」と認識を改めることが大切.

    科学的根拠に基づいているけど,行動や説明がわかりやすいので,理論本というよりは実用書.
    著者はスゴイ人なんだけど,等身大な感じが良い.女性リーダーが目指すべきは,こういう像なんだと最近思う.

  • 「レジリエンス」という言葉を本書で初めて知った。困難から回復する力、という意のようだ。
    日常で思い通りにならないことは茶飯事だが、著者のように小さい子を抱えて配偶者を亡くしたり、本書の数々の事例のような圧倒される悲劇に出会ったわけではない。その点、想像力を要したり、対処法にも日米の彼我の差があるのか、と感じる点も多かった。
    しかし、人生の小さな喜びや感謝を大切にしながら前向きに向き合うのは大切なのだ。人間の生きる力の素晴らしさを感じることができた。

  • 辛いこと、大変なこと、乗り越えられそうもないことに直面したあと、どのようにをれをかかえながら、前に進むのかということが書かれてた。これが唯一の解じゃないけど、一つの参考になると思った。いくつか印象的なぶんもあったし、

  • 失恋、仕事の失敗、そして愛する人の死…。最愛の夫を亡くしたフェイスブックCOOシェリル・サンドバーグと、『GIVE & TAKE』著者で心理学者のアダム・グラントが人生の喪失や困難への向き合い方、逆境の乗り越え方を説く。

    1 もう一度息をつく
    2 部屋のなかのゾウを追い出す
    3 友情のプラチナルール
    4 自分への思いやりと自信―自分と向き合う
    5 逆境をバネに成長する―未来の自分が私をつかんでくれる
    6 喜びをとり戻す
    7 “レジリエント”な子どもを育てる
    8 一緒に強くなる
    9 仕事での失敗と学び
    10 もう一度、愛し笑う

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OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜びの作品紹介

すべては、著者シェリル・サンドバーグが
休暇先で最愛の夫を亡くした瞬間から始まった――


生きていればだれだって苦難に遭遇する。
そういうとき、考えるべきは「次にどうするか」である。
完璧な人生なんてあり得ない。
だからみんな、なんらかのかたちの「オプションB」を選ばざるを得ない。
この本は、だれもがオプションBをとことん使い倒せるようにするための本である。
――「はじめに」より


「オプションB」とは、「次善の選択肢」のことだ。

だれであれ、「バラ色」だけの人生はあり得ない。
「最良の選択肢(オプションA)」ではなく、オプションBを選ばざるを得なくなったとき
その逆境からどう回復すればよいのか。

夫を失ったシェリルに、友人で著名心理学者のアダム・グラントが教えてくれたのは、
人生を打ち砕く経験から回復するための、具体的なステップがあるということだった。

回復する力(レジリエンス)の量は、あらかじめ決まっているのではない。
レジリエンスは、自分で鍛えることができるのだ。

人生の喪失や困難への向き合い方、逆境の乗り越え方を、
世界的ベストセラー『LEAN IN』著者と『GIVE & TAKE』著者が説く。

OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜びのKindle版

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