元気と勇気が湧いてくる経済の考え方

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 156
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532354909

作品紹介・あらすじ

元カレのプレゼントと試験勉強の意外な関係とは?コンビニ弁当から転職を考えると何がわかるか-定番ルートをひたすら進むのではなく、ほんの少し視点を変えて世の中をみるだけで、生き方の選択肢をかなり広げられる。そんなヒントとアイデアをふんだんにちりばめた一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 経済と表されると難しそうだが、日常とつながっているんだなとしみじみ感じた。
    経済がより身近に感じられ、興味をかきたてられらる。

  • From 安田先生の本

    安田先生お勧めの一冊。
    経済学の基本概念を日常生活にうまく落とし込んでいる。経済学部を目指す高校生とかにオススメ

    「人生において選択肢を多く持つことの重要性認識する手助けとなるのが機会費用という考え」
    に納得。機会費用という考えが、一つの経済学の用語から日常生活にも使える概念に変わった。

    うまくいかなかったときの代替案を考えることや、
    自分が選ばなかった選択肢を想定してみること
    の重要性を説いている。
    他の自己啓発本では否定されるようなことかもしれないが、おれは本書の考えが好き。

    To 転職本

  • 難しくない、シンプルでグッとくる人生訓の本。
    経済用語がチラホラ出てきて、ただの精神論的・一般論的な人生論と一線を画しているのがポイント高し、なので☆4つ。
    ただ、もしもうほんの少し経済学寄りだったら☆5つだったかな。

    メモ
    何をしても戻らない過去のコストは考えない。失敗とは「目標を達成できなかった」ではなく「実現する手段を1つ失った」に過ぎない。進んでみること、ただし少しずつで。
    資源の分配の課題。
    次の次を考える、目先ばかりは見ない。
    シグナルの発信。
    いつでも未来はある。目標はひとつでなくていい、修正していい。(あ、これ数日前のセミナーで習った)

  • 過去を振り切って前に進む、少しずつ進む、木を植える老人の話等参考になった。

  • * 経済学の考え方がどんなふうに役立つのか、生き方・考え方という視点に立って、生き抜く知恵を解説した本。
    * サンクコスト、機会費用、オプション価値、コンティンジェンシー・プラン、シグナル発信、ポートフォリオなど日常に活用する。
    * 挫折に強い考え方だと思った。

    * 「目標を達成できなかったのではなく、実現する手段を1つ失ったにすぎない」(p.61)
    * 「少しずつでも「進む」」(p.73)
    * 「目標は簡単に決めて、簡単に修正しよう」(p.199)
    * 「将来がよくわからないから目標を立てないのではなく、将来がよくわからないからこそ、目標を明確にしておくべき。それは仮置きで構わない。わかってきた程度に応じて目標を修正する」(p.200)

  • 今まで頑張ったから捨てるのはもったいない、ではなく、これからが大事だという話しや、
    社会がグローバル化していく中で、日本の中の学歴だと役に立たず、自己アピールが大切という話しは非常に共感できた。

  • 11月の読書会の課題本
    ブログへの感想UPが今頃に・・・
    今年読んだ本は年内に感想UP目指します!

    まずは「経済」と聞いて若干、拒否反応(苦笑)
    読み切れるだろうかと心配しながらアマゾンさんに注文
    届いた本をパラッとめっくって「・・・」(笑)
    柳川氏の手書きのへたうま?なイラストで解説されています

    この本はいわゆる経済の本ではありません
    あとがきでも柳川氏が断言されています
    私はこれはキャリアの本かなぁと思いました
    キャリコンとして何ヶ所か「!」と共感できるところがありました

    p46
    けれども、自分には実はもっと選択肢があるのではないか、ここにもあそこにも
    道が広がっているのではないだろうか、と考えながら走る、その姿勢がとても大事だと
    思います。これからの世の中は、思わぬところで大きな変化が生じたり、大きく社会環境
    などが変わる可能性も高いのですから

    p86
    ある程度時間をかけてでも、選択肢をきちんと
    1 見つけ出す
    2 つくり出す
    3 選び出す
    ことが大切なのです

    p133
    「もしも辞めることになっても自分はこれだけのことができる」というものをある程度
    持っておく。そして、それをきちんと把握しておく。それが、働いているときにも、精神的に
    有利に働いてくれる

    p188
    ただ、自分が今まで培ってきた能力やスキルが、そのまま将来も通用する、あるいは役に立つと
    単純に考えるのは、やや甘い考えでしょう

    p200
    将来がよくわからないから目標を立てないのではなく、将来がよくわからないからこそ、目標を
    明確にしておくべき。それは仮置きで構わない。わかってきた程度に応じて目標を修正する

    p217
    大事なことは、どう転ばないようにするかではなくて、転んだあとどう立ち上がるかだ。
    必死に前に進んでいれば、転ぶのを仕方がない。どう再び立ち上がるかを考えながら
    勇気を持って跳躍すること。そんな繰り返しが、きっとどこかで大きな飛躍を実現させる

    私の「!」をピックアップしても、経済というよりキャリアの内容だよねぇ~
    とても読みやすくて、面白い本でした
    ただ、経済本を読みたい人にはお勧めしません(笑)

  • 目次を見て「ちょっとおふざけ気味に経済について解説した本かな」と思ったが、中を読んで良い本だと分かった。
    印象的なフレーズを残しておく。

    ------------------------------
    サンクコストになったなら過去は忘れるべし

    無意識に選択肢を絞っている(時間節約のため)→見えなくなった選択肢に良い答えがある場合もある→意識的に視野を広げる→機会損失を減らす

    行列をどうさばくか?
    高価の列と安価な列に分ける(倍払ってでも早くしたい)
    早い者勝ち(早く並ぶ努力を認める)
    受け入れ側が決める(老人、こどもを優先したり)

    先の先を考える
    先の手→環境の変化→先の先の手
    起こりえる環境の変化も考慮して(先の先の手を考えて)、先の手を打つ

    自分のシグナルを発する
    期待できる効果を伝えられるシグナル
    昔で言うところの学歴
    現在は学歴はシグナルにならないから色々付随させて

    目標の組み立て方
    階層的、段階的に目標立てる
    迷ったら複数の目標を立て順位付けする
    ころあいを見て見直す

  • 経済学の考え方を使っていかに前向きに生き抜くか、という事。

    前半にあった、サンクコストの考え方は特に気に入った。
    せっかくここまでやってきたのだから、という概念に囚われること数々。

    経済学の考えが、こんなに前向きな考えである事を知って、読んでいてとても楽しかった。

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著者プロフィール

柳川範之(やながわ・のりゆき)東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授。中学卒業後、父親の海外転勤にともないブラジルへ。ブラジルでは高校に行かずに独学生活を送る。大検を受け慶應義塾大学経済学部通信教育課程へ入学。大学時代はシンガポールで通信教育を受けながら独学生活を続ける。大学を卒業後、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。主な著書に『法と企業行動の経済分析』(第50回日経・経済図書文化賞受賞、日本経済新聞社)、『40歳からの会社に頼らない働き方』(ちくま新書)、『東大教授が教える独学勉強法』『東大教授が教える知的に考える練習』(草思社)などがある。

「2023年 『東大教授が教える 「自分の頭で考える力」の鍛え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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