吉野家で経済入門

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 76
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532356866

作品紹介・あらすじ

牛丼にベストな牛肉の厚さは1・3ミリ、秘伝のたれ、味を決める意外な飲み物とは、鰻重は、なぜ「二枚盛」が一番売れたのか…。企業秘密をそんなに明かして大丈夫ですか!?吉野家の会長と経済学者の異色の対談集。牛丼だけじゃない、吉野家の真実に迫ると、日本と世界の未来が見えてくる!

感想・レビュー・書評

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  • shiro

  • 一消費者の自分なんかでは気づかぬ、たゆまぬ努力が吉野家の牛丼を作り上げているのだなと感じた。
    ただ、経済を勉強するための本というよりは、吉野家のファンブック的な感じがしたので、純粋に経済を勉強したい人は他の本を読んだ方がいいと思う。

  • 吉野家のケースをもとに、外食産業の構造と戦略課題にまで言及した名著。素人にとっても非常にわかりやすい。

  • あとがきで伊藤さんも述べているが、経済学というより経営学に近い内容。差別化戦略、海外戦略、人材確保など、外食産業の人間でなくても学べることがあると思う。

    ただ、個人的にちょっと言いたい。
    牛丼並380円は高い。味噌汁+サラダセットを頼むと既に500円オーバー。牛丼を大盛にすれば680円。この価格なら僕の中で吉野家は昼飯の選択肢から消える。これなら割と豪華な弁当かファミレスのランチ、ラーメンだって頼める。こちらの方が腹もふくれる。

    現状これらと競り合って勝てるほどのアドバンテージも無いような気がするのだが・・・。

    本書を読む限り、吉野家は新たな方向性を模索している最中なのだろうが、顧客の求めるものをシンプルに提供している他社の方が上手くいってるように見えるのは気のせいか。

    あと、伊藤さんは有名な経済学者でエリートながら、庶民感覚をよく理解しているなと感じた。

  • 673.97||Ab

  • 経済学とうたっている割には経済の話はほとんど出てこないのが残念。
    伊藤元重さんとの対談だったので,経済学とつけていれば販売部数を伸ばせるとの考えだろうかと愚考してしまう。
    吉野家の戦略史として読むのならいいかもしれないが,戦略というには少々表面すぎる感が否めない。


    値段の再設計は順境のなかの「ぬるま湯体質からの覚醒」という,うちなるかくかく動機による挑戦でしたが,その後は環境の大きな変化に直面し,自らを変えていくための「適応」プロセス。

  • 2016年4月に実施した学生選書企画で学生の皆さんによって選ばれ購入した本です。
    通常の配架場所: 開架図書(3階)
    請求記号: 673.971//A12

    【選書理由・おすすめコメント】
    経済と経営の両方が学べる面白い本だったので選んでみた。対談形式なので飽きることがない。経済学部、経営学部の人々にぜひ読んでほしい。
    (経済学科)

  • 吉野家の牛丼へのこだわり。
    アメリカ牛のショートプレート。
    BSE問題が、吉野家の危機感を煽り、豚丼などのメニューの拡大に繋がった。
    海外展開や、人材育成のお話。

    外食産業がアルバイトやパートなしにはやっていけないし、シュリンクしていく日本の人口の中で海外に出ていくというのは当然の話かな。

    吉野家の牛丼は、やっぱり特別だと思う。

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