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- Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
- / ISBN・EAN: 9784533066511
感想・レビュー・書評
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今現在は中古本でもプレミアがついて高額になってしまい手に入らないので図書館で借りました。スケッチの花の、息を呑むような繊細な線。緻密で詳細な素描でありながら、静けさとたおやかさを伴う空気感。日本画家、堀文子さんが見つめる草花が、線描だけで命を吹き込まれ、見るものに本来の色とその草花の置かれた環境を想起させます。
『目の前に自然があって、 ただ ただそこへ行く。 そこにいる。 自分などというものはいらない。 気に入った草花があれば、 構図 などは考えず、 なるべく それに近づくような 魂が欲しい』‥添えられた文章に堀文子さんの画家として奥義を感じます。
心がささくれた日などに、素描のページをコピーして、ひとり静かに塗り絵をしたいような、人を手当する素描集です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
装幀・アートディレクション/鳥頭尾秀章(alaka graphis)
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