- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534038661
作品紹介・あらすじ
音楽を理解するために必須の知識「楽典」をやさしく解説。
感想・レビュー・書評
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「楽典」というタイトルから、教科書のようなことばで記述された本を思い浮かべるかもしれませんが、本書は初歩的なことがらに絞って、著者が読者に語りかけるよう親しみやすい内容になっています。見開き2ページ単位で一つのトピックについて説明するという構成になっており、いわゆる「楽典」のテキストとはちがい、とっつきやすい本です。
また、楽式やオーケストラの編成についての解説も含まれています。最後の章では、著者のコメントがつけられたベートーヴェンの「運命」のスコアをじっさいに読んでみるところまで読者をみちびいてくれます。
一気に読めるので、とりあえず全体像を把握するのに適していると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白いとは思うけど、やっぱり難しい
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書店に並んでいた楽典の本で、一番易しそうだったので買ってみました。
私は、音楽は好きですが、いわゆる音符とかは苦手で、普通のト音記号でもカタカナで階名がないと楽譜が読めない位のダメっぷりです。(威張ることではないが)
学生の頃、THE Classic Collection
http://www.deagostini.co.jp/dea/product/ccl.htm
を買っていましたが、解説でも分からないことがいっぱい(笑)
これを読めば分かるかなと思って買いました。が、やっぱ基礎足り無すぎの人にはちょっと難しいですね。
文章は平易だし、丁寧な解説もあり、見開き2ページで1つの主題と分かりやすいと思います。でも、ろくにピアニカも弾けない人にはそれでも敷居が高かった。。。
小・中学校の音楽の教科書と合わせて読むと良いのかもしれません。 -
初心者、素人、趣味で興味がある人等にお薦めできる、非常に読みやすい一冊だと思います。
私自身初心者であり、素人であり、ただの趣味で興味があるだけの人間です。
義務教育で習った程度の知識しか持ち合わせておらず、一度音楽の理論(=楽典)という物を一通り眺めてみたいと思い、本書を手に取りました。
ピアニカや笛で演奏するのには、簡単なト音記号の五線譜が読めれば事足りるからでしょうか、今まで楽典を勉強した記憶がありませんでした。
そんな当時から、音楽に興味はあるのだけれでも、いざ楽譜を読もうとすると、まず調と調号に苦労していました。
ですので、調と調号の関係を知りたいと言う、とっても単純な理由が、本書を読むに至ったモチベーションになります。
文章は、堅苦しさは全く無く、非常に取っ付き易いと思います。
最後まで一気に楽に読めました。
もちろん、自分の知りたい事も十分得られました。
細かい内容がこれで十分なのかどうか、私には判断できません。
楽典全体がどの程度のものかも知りませんので。
しかし、趣味で音楽を嗜もうとしている方であれば、十分の内容だと思います。
逆に、コードや五線譜を読めて楽器も操れるような実践的な人でも、楽典に触れた事が無いようであれば、一読の価値はあるのではないでしょうか。(より楽譜の意図を汲めるようになるかもしれません…) -
楽典の基本が、口語体の説明でわかりやすい。
最近は、わかりやすい本が増えたが、そういう意味ではわかりやすい楽典の説明本の初期の本だと思う。最近の本はカラーの本が増えましたから、その意味ではカラーではないが、解説はわかりやすい。 -
まさに「名は体を表す」で、タイトルがすべてを物語る。それもただ平易に書いたというのではなく、痒いところに手が届く的確さがある。すべて理詰めで解説されるので、門外漢にはかえってわかりやすかった。
唯一の難として、むやみと斜に構えた記述がときおり鼻につくので星一つ減。傲慢と劣等感が入りまじったようなそれは、この業界に蔓延る宿痾なのだろうか。
2011/10/26〜10/31読了 -
ちょっと楽典の基礎を復習。
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楽典初心者の私には分かりやすそうだった。
欲しいです。 -
読み物的な感覚で、気楽に楽しみながら読み進められるのが凄い。役に立ちました。