- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534039484
作品紹介・あらすじ
「理論先行」を排し、最適な資金調達やプロジェクト選択など、ビジネス現場(日産自動車)で得た、実務に役立つ知識・方法をわかりやすく解説。
感想・レビュー・書評
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ファイナンスの経験も無く、今後そういうキャリアに進む予定も無い僕がこの本を読み切るには必要な知識も興味も欠けていた。
というわけで最初の方で断念。何故この本を積読にしていたのだろうか。きっとその頃にはファイナンスの方向のキャリアに進みたいという気持ちがあったんだ。
古い積読に手を出すとそういう当時の自分を発見するきっかけにもなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
具体的な計算過程が見られるのがいい。文体もいい。
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すばらしくよくかけている。下手に深く入り込みすぎているわけでもなく、かといってまんべんなくポイントをとらえている。この中身を本当に理解していれば、下手なMBAのファイナンスよりもよくわかっている
・CAPMなどの基本がエクセルベースでわかりやすく
・効率的市場仮説やMM理論などの、ファイナンス理論も外さず載せ
・最低限の統計学や会計にも触れ、 -
基本的なトピックを満遍なくおさえたバランスのよい入門書。20年近く前の本になるが、ファイナンス理論は(すくなくとも私の関知するような基本的な実務レベルでは)さほど進歩しているわけでもなく、古びた感じもしない。
こういった本を読むときは、多少わからない箇所があっても読み飛ばして先に進むのが吉のようだ。ワタクシは第2章のCAPMのあたりで少しだけつまずいて読むのをやめたまま積読にしていた。いま読むとだいたい理解している話ばかりなのだが、2006年当時に読み切っていれば仕事の助けになっただろうに。今回は他の人に勧められるかどうか確認するために読んでみたもの。
一点だけ疑問に思ったところ。本社費・共通費はプロジェクションの際は考慮しないとしている。短期的、局所的にみればその通りなのだが、ビジネスを拡大するような投資案件であれば、ある理屈で加味したほうが実際的ではなかろうか。 -
入社1年目の時に買った本だけど、漸く読み終わった。
書いてあることは基礎的な内容なので、普通に読み進めたけど、やっぱりこの人の書く内容って分かりやすくて良い。
債券、デリバティブ、オプションの章は、改めてなるほど、と思うところもあり。3年前に証券アナリストの勉強したのに一部忘れてる…。
簡単に基礎を学ぶには良い本ですね。 -
NPVなど、ファイナンスの基礎部分がよく理解できた。後半のオプション取引のあたりはかなり難解。
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コーポレートファイナンスの基礎をわかりやすく解説してある。アカデミックではなく、本のタイトル通りファイナンスを実務で使える道具として活用するために噛み砕いて書かれているので非常にわかりやすい。
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コーポレートファイナンスのうち,ビジネスに必要な文脈に絞って説明されている。資格勉強の副読本に使えるかもしれない。
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・NPV法によるプロジェクト意思決定
・DCF法による企業価値算出
・資本構成
・デリバティブの理論
今まで読んできた本ではNPV法やDCF法などの観点はあったが、資本構成やデリバティブの理論を応用したプロジェクト意思決定など、実務に落とし込んだ内容が素晴らしかった。
ブラック=ショールズ・モデルは、自然対数の底を勉強してから再度勉強し直し。