- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534046314
感想・レビュー・書評
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コーチング理論の臨床版。実際の体験時リファレンスする予定。
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2年前に会社でタイトルが上がった時に、社長から配られた課題図書。
いわゆるコーチングの手法を経営者にもというエグゼクティブ・コーチング。父親の急病を機に2代目社長となった荒巻のエピソードをもとにコーチと難関を乗り越えていく。
コーチングの聴くということもそうだけど、決めること、決めることを決めること、不安感ではなく安心感、否定しないこと、改めて言われるとそうだなと。
出来るところから実践していこう。 -
とてもわかりやすい良書です。
内容は、三枝匡シリーズをさらにかみ砕いたもので、経験の浅い指導者には理解しやすい内容だと思います。
経営の神様である松下幸之助氏でさえ、経営者は孤独で不安に耐え続けることだと言っているわけですから、本書のような書物が必要とされている所以でもあります。 -
リーダーとしての心構え的な話と、エグゼクティブ・コーチングの実際の進め方の両方を、実話をもとに描いた本。
エグゼクティブというのは、普通の会社で言えば、役員のことであるが、弊社でも役員にコーチをつける議論をしており、その検討の参考として読んだ。
イメージが湧いた。 -
とにかく聴く、聴く。
口を挟みたくなっても、指導したくなっても、まずはぐっとこらえて話し手が話せるように、納得できるまで聴き続ける。 -
他人のためにとコーチングの本を読んでいるが、読み進めるうちに自分がコーチングされてゆくようだ。
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最初の方の、エグゼクティブのあり方(軸を持つ、決めることを決める、ミッションを持つ)や、それを問うための質問はとても参考になった。後ろの方は、物語風に進められていくが、もう少し汎用的に、例えば質問リストなどがあると良かったのに。
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2011年10月25日のブログから。
http://jqut.blog98.fc2.com/blog-entry-1413.html
昨日はいただいた本のタイトルすら紹介するのを忘れました。で、今日は続きで書籍紹介です。
エクゼクティブ・コーチングは、いうまでもなくより良きリーダーになるために行うものです。では、より良きリーダーとは何でしょう。山ほど答えはありますが、本書を読んで改めて感じるのは、「決める」ってことだよな、ということです。ほんとに「決める」ということは難しいです。ただ、これは日頃から意識しないとできるようになりません。上司の大切な役割は、部下に決めることができる人に少しずつなってもらっていくことです。それがリーダー育成そのものです。
理路整然といろいろな案を出せるのだけど、担当としての結論を出さずに相談がくると、ちょっとイラつきますよね。もちろん最後に決めるのは上司であり、すべての意見に耳を傾け、最後は自分で決めるというのが、リーダーの役割そのものです。
しかし、「決めてください」とばかりに単なる複数案併記で相談に来る担当者をみると、担当者として一番大切なところの仕事をせずに投げ出しているような気すらします。決めるつもりで複数案を検討するのと、複数案併記して上に提出するのが仕事と思って検討するのとでは、検討の深みも迫力もまったく違ってきます。担当者といえども、その仕事に対するリーダーシップをとって欲しいとついつい思ってしまいます。
さて、本書の中身に戻りますが、本書で一番印象に残った言葉は、「決めるって決めてないからだよ」という言葉です。なぜ、ものごとが決められないか、という問への究極の答えです。決断するということをまず決めないと何も決められない、わけです。ここからついつい私たちは逃げてしまいます。しかし、リーダーであるからには、決めると決めなければ仕事はつとまりません。
『決断するのはリーダーの仕事である。それは技術ではなく、意思の問題である』。
まさにそのとおりですね。 -
実話に基づいたエグゼクティブコーチの業務内容がよくわかる一冊。こういう会社っていっぱいあるんだろうな、とか、そういう思いもありつつ、自分と同世代の二代目社長がどうやって乗り越えていったか、そこにコーチがどう影響を与えたか、実にリアルに伝わってきて面白い。会社を中から変革させるのに強い影響を与えられるコーチという存在。非常に興味深いし、やってみたいと思う。
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転職活動のために読んだ本。一つの事例を最初から最後まで追う形で書かれていて、コーチングの基本が本当に分かりやすく書いてある本。リーダーになる人向けに書かれているようだけど、コーチングとは何かがよくわかる。コーチになる人が読むべき本。すぐ読める。