法人税申告書のしくみとポイントがわかる本

著者 :
  • 日本実業出版社
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本棚登録 : 129
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534046666

感想・レビュー・書評

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  • 「一番やさしい」とあるが、ある程度会計(簿記)に馴染んでいないと理解困難な気がする。

    説明が重複していたり、前後している箇所が多い。自分なりに「あーでもない、こーでもない」と頭の中で数字を動かしてみることも勉強になるのでいいのだが、反面すらすらとは読めない。

    よって疑問が生じてもどんどん先に読み進めるのが吉。おそらくその先に疑問に対する答えが書いてあるのが見つかるだろう。

    説明の順序を見直して(あるいはページ参照を充実させて)レイアウトも工夫したら、もっとわかりやすい本になっただろうが、決算書と別表四、五(一)、五(二)の関連をここまで懇切丁寧に解説している本はなかなかないと思うので、読んでおいて損はない。

  • 法人税申告書の具体的な仕組みやその書き方について解説した本。特に法人税申告書の別表のうち、税務上のP/Lとなる別表四と、B/Sとなる別表五の関連について多くの紙面が割かれている。法人税等の対象となる所得は、会計の経理上において計算されて株主総会の承認を受けた決算数字から、様々な調整を行って確定する。本書では決算での利益額からどのように税務調整を行い、別表四と別表五に記載していくかがかなり細かく書かれている。具体的に書類上のどの項目と、別の書類のどの項目が対応するなど。

    具体的な申告書の書き方を扱った本なので、自分にはちょっと論点が細かすぎた。多少とも実務に関わっていないとしっかり読むのは難しそうだ。いくつかの専門用語は特に説明なく出てくる。中間決算に基づき仮払いした法人税・住民税・事業税と、それが決算で確定した時の申告書の書きようはなかなか難しかった。また、実額、総額、純額と言われているもののポイントがいまひとつ明確に分からなかった。

  • 各表の関係を分かりやすく解説しており、初めて各表の関係が分かったような気がする

  • 「今まで一番やさしい」とタイトルに書いてあるけど、理解困難。。

  • 今までで一番やさしい法人税申告書の書き方に関する本。
    本当は、もっと薄い本で簡単な入門書はあるのであるが、入門書ではないもので理解を深めたいという方にはわかりやすい本といえる。
    中心は別表4と5(1)のつながり。
    別表4は税務上の損益計算書、別表5(1)は貸借対照表や株主資本等変動計算書にあたるもの。
    この二つの別表が決算書とリンクして作られることになります。
    この本では税金関係の処理を中心にこの2別表のつながりと構造、検算の方法を紹介しています。
    我々のような専門家には当たり前でもあるし、毎回電卓をたたいて検算をしているので常識の範囲内ではあるが、やはりシステムに機械的に入力しているだけではわかりにくいところでもあるし、わかり始めるとするっとわかる部分だと思います。
    別表4と5(1)のつながりや、納税充当金などの別表調理がわかりにくいという方には絶対お勧めといえる本でした。

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著者プロフィール

税理士、米国税理士、CFP®
外資系コンサルティング会社(監査法人)等に勤務ののち独立開業、税務会計顧問業、経営コンサルティング業のほか、全国各地の金融機関等での講演・セミナー講師、企業内研修の企画実施などで活躍中。経営幹部・後継経営者・新入社員・営業社員・個人事業者などを対象とした、わかりやすい実践的講義には定評がある。コンサルティングは、業績管理・事業継承・営業開発・企業体質改善等をメインテーマとしている。

「2023年 『やさしい法人税申告入門〈令和5年申告用〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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