- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534047052
作品紹介・あらすじ
社会の現実は社会学の中にはなく、社会の現実の中にこそ社会学はある。古典的学説から近年の議論に至るまで、10のテーマの中から100のキーワードをピックアップし、わかりやすく解説。
感想・レビュー・書評
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・社会学の広範にわたるテーマ・議論の全体像を把握するタイプの入門書で、一つの概念を見開き2ページで展開してくれる。
・同様のねらいであれば、同じく見開き2ページ展開の『社会学用語図鑑』の方がさらに飲み込みやすい(イラストによる例示が頭に入りやすく文字数も少ない)けれども、扱っている概念・用語の数ではこちらの方が多い、つまり情報量はこちら多い。併読でわかった感が増すのかも。
・気になった用語・概念をメモ。
・「家と家族」 喜多野清一 有賀喜左衛門 ・「ライフコース」 グレン・H・エルダー ・「近代,教育,子供の誕生」フィリップ・アリエス ・「社会化」デュルケム ・「教育の学校化」「学校化社会」イリイチ ・「生産力+生産関係→生産様式,史的唯物論」マルクス ・「労働,仕事,活動」アレント ・「感情労働」 ・「レギュラシオン理論」アグリエッタ、ボワイエ ・「マクドナルド化」 ジョージ・リッツァ ・「規律社会」「管理社会」 ドゥルーズ ・「権威主義的パーソナリティ」
・リンク
https://booklog.jp/users/takeshimouri?category_id=3095748&display=front -
社会学の基本的な論点が見開き1ページに簡潔に書かれているので、読みやすかった。
この本で引用されていた本も読んでみようと思う。 -
資料として読んだ。いわば、社会学の全体マップ。すでに社会学に対して、ある程度の知識がある人にとっては、知識の整理に役に立つと思う。""
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この本のおかげで編入できたようなもんです
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「借」(大学の図書館)。
社会学をちゃんとやろうと思って入門書として読んだ。
項目ごとにわかりやすくまとめられているし、
各章ごとに参考文献の紹介もあるのでオススメ。 -
社会学入門。
けど本当に基礎用語の解説だけという気もします。
これを読んで社会学に興味をもったらどうぞもっと専門的なのを読むことをおすすめします。 -
お腹いっぱい。
社会学をイマイチ理解していなかったので本書を手に取った。2ページで1項目を取り扱った書き方で100項目ぐらい乗っている。
怒涛のというか、特に休憩を挟むでもなくつらつらと書かれていてお腹いっぱい。もういいや。
人と人が関わって出来た社会の括りが何々である。程度の内容。しかし括り方を理解すればそこから派生する考え方が面白く感じる。
自分が関わっている社会に適応される括りがあるので気づきも得られた。
生存するための行為「労働」
目的に即しての行為「仕事」
自発的な行為「活動」
活動が最も評価され、「人間の条件」とまで言っている項も。生活のために殆どの時間を使うのは人間を放棄するに等しい。
はインパクトあってよかった。 -
社会学がなんたるかもわからぬ入門者中の入門者であった私でも、前頁理解できる内容だった。立ち読みでもスラスラ読めてしまうほど文章は平易だが、内容は濃い。
見開き2頁で、社会学が扱っている問題が簡潔に紹介される。また、その分野で著名な学者やその著作なども挙げられ、この本を足掛かりに、社会学についての知識をさらに深めていくことができる仕組みになっている。
社会学に漠然と抵抗感があった私だが、この本のおかげで社会学への興味が深まった。
個人的には、社会学入門書の中でも一番やさしいのではないかと思う。