人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。

著者 :
  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534048561

感想・レビュー・書評

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  •  本書は読書×ビジネスの相乗効果を最大限に味わえる本です。読書が人生を豊かにし、教養を与え、ビジネス成功の手助けをしてくれるという点は周知の事実だと思っています。本書はそんな周知の事実をわかりやすく具現化してくれます。

     私は本書を若手のビジネスパーソンや大学生に読んで欲しいと思いました。なんとなくで読書をしてはもったいないですし、そもそも読書が良いことはわかってるけど、それをする気にならない人はぜひ本書を読んでみてください。成功者に読書家が多い理由や、読書家がなぜ惜しみなく本にお金を注ぎ込むのかがわかります。

     そんな読書の虫とも言える筆者ですが、本書自体はものすごく読みやすいです。見開き1ページで1テーマが学べるので、読書をしたことがない人でも気になるテーマだけみて見ればすぐにでも知識が得れると思います。

  • 私は大学時代に1000冊以上の本を購入しましたが、千田氏の1万冊には驚きました。
    1万冊というと、だいたいミカン箱の段ボール100箱以上になります。
    6畳の部屋いっぱいの本ということになります。
    数字を誇張しても仕方ないですが、それにしても、とてつもない量です。

    千田氏の言う通り、読書の効力は、計り知れません。
    昔の日本人は、読書と言ったら、良い国を作るために行いました。
    そして、自分がより良く生きるために読書をするようになり、
    最近は、読書離れという現象が、加速しています。

    統計調査では、日本人の8割ほどの人は、日常で、ほとんど本を読んでいないことがわかります。
    よく読む人(1か月に5冊以上)は、全体のわずか7%です。
    読書に変わって、ネットでの情報入手がメインになっています。
    また、SNSを始めとする、ネットを介してのコニュニケーションが爆発的な普及しました。
    読書に割く時間が少なくなったり、
    読書そのものの、優位性を感じられなくなっているかもしれません。

    読書が廃れていくのは、時代の趨勢という見方もありますが、読書に次いで、
    人間の可能性を高めていける次の手段は、まだ見つけられていません。
    もしかしたら、IT、VR、SNSがその役割を担っているのかもしれませんが、
    主体的に学習するという点では、読書に軍配があがります。
    やはり、読書を主体として、それらを併用していくのが、良いかもしれません。

    私は千田氏のような膨大な量の本は読んでいませんが、
    本は大好きで、おそらく、今後もずっと読み続けます。
    今はキンドル等で、手軽に読めるようになったので、
    本の置き場に困らなくなったということが、
    ここ最近の読書環境の一番の変化です。ただ、電子書籍の欠点も、
    やはり感じるので、電子媒体じゃない単行本もやはり必要です。

    千田氏も言う通り、読書の効果は、ジワジワと出てきます。
    即効性は、あまりありません。たぶん、大学生に読書に目覚めたら、
    その効果を自覚するのは、30代ぐらいからになってからかもしれません。
    後悔したくない人生を送るには、どうすればいいか?
    その答えは、やはり、読書をすることに限ると思います。

  • 本を読むこと、が全て自分の人生にプラスにはたらくと感じさせてくれる本。
    何の本をどのように読んでも良い!と背中を押される、なんなら勇気づけてくれる。
    本はお金を出し惜しみせす買っていきたいと思った。

    本を読みたくなくなった時、また戻ってきたい

  • 私の出身校は仙台の丸善と金港堂だ。
    この一文にやられました。
    年に何回かある本を読まなくなる時期から抜け出すのにかかさず読むことになりそう。
    短時間で読める内容なので常に本棚に置いておきたい一冊。

  • 本書は大学入学まで漫画しか読まなかった若く貧しき日の著者が、自腹で1,000万円を投資し1万冊を読破してつかんだ「つまらない人生」を変える超実践的読書術を公開したものです。やっぱり読書はした方が得。

    本を読まない人はまったく読まなくても別に、死ぬわけではないのでそれはそれでいいと現在では思っております。ただ『俺は本なんかよまねぇんだ』ということを何の臆面もなく言う御仁にはじめてであったときは大変ショックでしたね。『あぁ、この世にはそういう人間もいるんだ』と。

    前置きはさておいて、本書は大学に入るまで漫画しか読まなかった筆者が自腹で1000万円をつぎ込んで1万冊の本を読破して、そこからつかんだ実体験をまとめたものです。この本をはじめて手に取ったのは行きつけの本屋で、そこでぱらぱらとめくってみて、初めて読んだのが中谷彰宏氏の本であるという記述から『やっぱりな…』と思ってしまいました。

    お金云々の話はさておいて、生きていてやっぱり面白いなと思えたり、かなりの逆境に陥っても、どうにかこうにか生き延びてきたのは、曲がりなりにも自分も作者と同じような経験(そこまでカネをつぎ込んではいませんが)をしているからだと確信します。

    特に、書斎のある家というのには非常にあこがれていて、僕の知っている範囲では、自分の蔵書を保管するためだけに家を一軒買ったなんて話を聞いていると本当にうらやましいなぁ、と思ってしまうのです。別に、高い服も要らない。高級外車もいらない。いや、できたらあったほうがいいのかもしれませんが、どっちを優先しますか?と自らに問うた場合、間違いなく本を買っているだろうな、という展開になってしまうのです。

    本の中に、大学時代に10円が足りなくて本を買うのを泣く泣くあきらめた』なんていう話がいまだに夢にまで見るという箇所を読んでいると『わかる!』と激しく同意している自分がおりました。はっきり言って、僕が本を選ぶ基準は『勘』に頼るところが多いのですが、ほぼ間違ったことがなかったです。それはやはり、幼少期から積み重ねてきたものがあるんだと自分に感謝しつつ、この本のメインターゲットである20代前半から中盤の学生やビジネスマンの皆様はこに書かれてあることを参考にされてみてみてはいかがでしょうか?

  • 今から読書を趣味にしたいと思い手にとりました。
    心に残ったキーワードを列挙します。

    買った時の記憶がない本は捨ててよし。
    本は筆者の分身。
    速読せずにゆっくり読んでいい。
    ベストセラーを読め。
    親がコソコソ本を楽しそうに読め。
    本をたくさん読めば謙虚になれる。

    これからできるだけ多くの本を読んで勉強していきます。

  • 読書が何なのかを教えてくれる一冊。

    本を読むことは趣味でもあり、知識を身につける勉学でもある。

    しかし、活字離れが叫ばれている中、僕たちは読書がもつ可能性を知る必要がある。

    読書を始めたい人、
    読書のメリットが知りたい人、
    自分の読書に自信がない人、

    本に携わる全ての方が読むべき。

    ここで1つ、僕が共感したフレーズを載せる。
    「読んでいるのが早いか遅いかではない。読んでるか読んでないかだ。」

  • 読書会に参加した際紹介されて、その日中に購入読了

    ・”読書”の良さを改めて実感できる
    ・読書欲が上がる
    ・読みたい本の新たな探し方知った

    最近あまり読めていなかったので、また再スタートしよう。

    まずド頭の「僕の出身校は、仙台の丸善と金港堂だ」の印象が強い。
    ここで既に「あああ本読みたいいいい」って感情でいっぱい。

    読書で養われるモノ80項目が後に続く。その中で印象に残った、もしくは意識したい点は以下の項目。

    1漫画も堂々たる一ジャンル
    2本を読むと付き合う人が変わる
    3仲良くなりたい人のオススメの本は積極的に読む
    420代の内に30代、40代の予習をしておく

    実際に読書会に参加すると、周りの人々が本当に博識で、私ももっと意欲的に学んで行きたいと思うようになる。良いサイクルを創り出せているなと感じる。

  • 何よりも、本のタイトルが自分には心強かったので購入。他の読書について書かれた本と併読することで、より読書についての見識が深められました。

    本書から得られたこととしては、
    ○読書にも量→質、質→量のサイクルが必要
    ○自分探しの答えは本棚にある
    ○読書を続けることで付き合う人が変わる
    ○すべてが悪循環のときこそ読書のチャンス
    など。

    後、文中の「99度も熱湯だが、そこで諦めると沸騰には至らない。わずかな差が天文学的な差になる」という例えは読書以外にも通じる素敵な表現だと感じました。

  • 何で本を読んでこなかったんだろう!

    そう思いました。
    元々読むのは嫌いじゃない。
    でも、忙しいことを理由に読んでこなかった。

    たった数千円で、人の考え知ることができる。

    これってすごい事!
    もっと豊かな心で生きたいから。
    お金をケチらずにもっと読もう。
    そう誓いました。

著者プロフィール

愛知県生まれ。岐阜県各務原市育ち。文筆家。東北大学教育学部教育学科卒。日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、“タブーへの挑戦で、次代を創る”を自らのミッションとして執筆活動を行っている。著書は本書で180冊目。音声ダウンロードサービス「真夜中の雑談」、完全書き下ろしPDFダウンロードサービス「千田琢哉レポート」も好評を博している。

「2024年 『29歳までに知っておきたかった100の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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