幸せがずっと続く12の行動習慣

  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534049254

作品紹介・あらすじ

感謝をする、人を許す、楽観的になる…幸せな人を観察して、研究して、科学的に証明した「幸福度の高め方」。

感想・レビュー・書評

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  • 書かれていることは至極当たり前だが、それをまとめて再認識できたのは、なかなか良かった。
    新たな発見もあって、レビュー作成も含めて素晴らしい読書体験だった。

    12の行動習慣とは:
    1. 感謝の気持ちを表わす
    ・週に一度の感謝日記
    ・出さなくてもいいから感謝の手紙を書く

    2. 楽観的になる
    ・楽観主義とは、単に「できる」だけでなく「どうやって」もセットで考えることを意味する。
    ・将来の最高の自分のストーリーを描く。
    ・そのための目標を作る(目標と小目標)
    ・楽観的な考え方を習慣化
    「悪いことの後には良いことがある」「一つのドアが閉まっても、別のドアが開く」

    3. 考えすぎない、他人と比較しない
    ・反芻思考、ネガティブな考えを繰り返す
    ・人をうらやむと幸せになれない
    ★これってSNS見すぎると不幸になるってことだな

    4. 親切にする

    5. 人間関係を育てる
    ・「称賛」「感謝」、そして「愛情」を伝える
    ・良い知らせに対して「積極的で建設的な反応」をする
    ・世界共通の友情のルール「友人の味方になる」「秘密を守る」「友人の友人の悪口を言わない」「厚意に報いる」

    6. ストレスや悩みへの対抗策を練る
    ・トラウマの過去、心の奥の感情を書くと良い

    7. 人を許す
    ・許しとは自分の為に行うこと

    8. 熱中できる活動を増やす
    ・「フロー」没頭、熱中、我を忘れている状態
    ・これも意識や訓練次第
    ★そういや最近映画見ていても敢えて没頭しないような冷めている自分がいる、気を付けよう。
    ・仕事を楽しむ、金銭的、出世のためでなく働きたいから働く。
    ・これまでと違った視点で、自分の仕事にどれだけのプラス面があるかを考える。

    9. 人生の喜びを深く味わう
    ・味わう=「喜びを生み出し、強化し、長続きさせる」ための思考や行動
    ・喜びを味わう気持ちを育む
    ・ありふれた経験を楽しむ
    ・過去の幸せな出来事やイメージを思い出すと、今の生活を楽しめる。
    ・書くことは「現在」に向かない<せっかくの思い出にケチをつけてしまう

    10. 目標達成に全力を尽くす
    ・接近目標と回避目標、何かを避けるための目標を追い求めるのは不幸
    ★なるほどね、「酒をひかえよう」ではなく「夕方水を飲もう」とかにすれば良いのか
    ・目標を探すトレーニング:「この世を去った後で自分が残したいと思うもの」を書き出す
    ・予言は自己実現を助ける
    ・幸福は、目標を追い求めることから生まれるのであって、必ずしも目標の達成から生まれるものではない

    11. 内面的なものを大切にする
    ★運命的なことを感じること?よくわからん

    12. 身体を大切にする 瞑想と運動
    ★瞑想の効果、最近一カ月以上毎日続けていて、何となく良い感じ。続けられてるって事自体が自分でも効果を感じているのかな
    ・気持ちがそれたら、そこから自分を「切り離す」
    ・微笑や笑いは、ポジティブな感情を高めてくれる、そこからもっと大きな喜びや幸福がもたらされる。

    Amazonより紹介*****************
    ◇「結婚後、幸福に感じる期間は約2年!?」世界15カ国で翻訳されたベストセラー
     人はいくつになっても、自分が思ったときに変われる!

    幸せな人を観察して、研究して、科学的に証明した、「幸福度の高め方」。
    全米で注目の心理学者が20年以上にわたって、研究の大半を捧げた「幸福を構成する3つの要因」をもとに、「最も幸福な人の考え方や行動パターン」を紹介します。
    考え方の具体例は…
    ・かなりの時間を家族や友人とすごし、その人間関係を大切にして楽しんでいる
    ・誰に対しても感謝を表わすのが苦にならない
    ・同僚や通りすがりの人にまっ先に支援の手を差し伸べる場合が多い
    ・未来を考えるときは、いつも楽天的である
    ・人生の喜びを満喫し、現在を生きようとしている
    ・毎週、または毎日のように身体を動かすことを習慣としている
    ・生涯にわたる目標や夢に、全力を傾けている
    などが挙げられます。

    ◇ブータンをはじめ世界的にも「幸福度調査」が行なわれるなか、「幸せ」を研究し続けた注目の1冊

    ブータンの「国民総幸福量(GNH)」が話題になっているのをはじめ、世界的に不安定な経済の状況下、
    GNPや物質的な豊かさに代わり、幸福度調査(2006年英レスター大・エイドリアン・ホワイト教授による調査)が注目されています(日本は178カ国中90位)。
    「世界一幸せな国ブータンの秘密」をはじめ、「不幸な結婚生活と幸福な結婚生活の決定的な違いはケンカのしかたにあった」
    「結婚の幸福感は2年しか続かない」「トラウマを乗り越えた人たちに共通する経験」「お金があっても、美しくても幸せになれない理由」など、
    すべて経験に基づいたデータや調査など科学的な研究を基盤として書かれているので、具体策も多く、わかりやすい解説になっています。
    これまでの心理学が精神的障害や人間の弱さに焦点があてられて研究されていたのに対し、
    本書のベースとなる「ポジティブ心理学」は、強みやプラスの面に注目した、人間がよりよい人生を送るための学問です。
    「ポジティブ心理学」は、心理学の新しい潮流となっており、日本でも関心が高まりつつあります。

  •  タイトルだけ見るとよくあるクッサイ自己啓発書みたいだが、もっとまっとうな本である。心理学の新たな分野である「ポジティブ心理学」の研究者が、過去20年間の研究の蓄積をふまえ、“幸せを感じて生きるためにはどう行動したらよいか?”のノウハウを開陳したものなのだ。

     ポジティブ心理学の提唱者であり、楽観主義の研究で世界的に知られるマーティン・セリグマンの『オプティミストはなぜ成功するか』を、私は長く愛読してきた。こちらも誤解されやすい書名だが、楽観主義をトレーニングによって習得することでもっと楽しく生きようと説く、まっとうな自己啓発書の名著である。

     ポジティブ心理学と最先端の脳科学が、いま、人間の幸福観を根底から変えつつあると思う。

     副題の「自分で変えられる40%」とは何か?
     著者たちの研究によれば、「幸せというもののなかで、人が行動や考え方を通じて自分で変えられる部分は40%」なのだという。
     それ以外は、遺伝的要因で決まる部分が50%、環境的要因で決まる部分が10%だとか。

     我々は往々にして、「幸せとは、環境を変えることによって得られるもの」だと思い込んでいる。「もっと大きな家に住めれば」「もっと美人になれれば」「もっといい会社に転職できれば」「もっと収入が上がれば」――「その変化によって私は幸福になれるのに……」と思いがちなのだ。

     だが、じつはどれほど素晴らしい環境変化であっても、それは幸福感をもたらす要因の10%ほどにすぎないのだ。
     しかも、環境変化による幸福感は持続しない。人の心には「快楽順応(幸福順応)」という仕組みがあって、どんな変化にもすぐに慣れてしまうものだからだ(逆に、高い順応能力があるからこそ人は悲しみから立ち直れるのだが)。
     たとえば、年収が2倍に跳ね上がっても、広くて快適な新居に引っ越しても、そのことによって幸福感が持続する期間は、じつは我々が想像するよりもずっと短い。結婚による幸福感も、おおむね2年しかつづかないという。

     では、幸福感をもっと持続させるためにはどうすればよいのか? そのための方法が、「自分で変えられる40%」に含まれる考え方(認知スタイル)や行動習慣を変えることなのだと、著者は言うのだ。

     著者が「幸せがずっと続く12の行動習慣」として挙げるのは、「感謝の気持ちを表す」「楽観的になる」「他人と比較しない」「(人に)親切にする」「人を許す」「熱中できる活動を増やす」など……。
     一見、どれもありきたりなアドバイスに見える。そのへんの自己啓発書に「1日1回、誰かに『ありがとう』と言いましょう」なんて書いてあったら、私は「ケッ!」と思うだろう。
     しかし、本書に挙げられた「12の行動習慣」は、科学的な実験のくり返しによって見出された、“幸福感を持続・増幅させる秘訣”である。信憑性と説得力が段違いなのだ。

     幸福感に科学のメスを入れ、ダイエットのコツを説くような明快さで“幸福感を高めるコツ”を解説した好著。「ポジティブ心理学入門」のたぐいはたくさんあるが、そのうち最も「実用的」なのは本書だろう。

  • 幸せを科学した本。といえば少し大げさかもしれないが、様々な心理実験などの結果を利用して、”幸せ”を定義し数値化し、そこに至るための12のアプローチ方法が詳細に解説されている。

    何より良いのが、簡単な心理テストが掲載されており、それにこたえることによって、12の方法のどれが自分に向いているか分かること。
    やってみると「なるほど」と腑に落ちる部分があり、この結果をもとに自分のアプローチ方法を決めて試すことが出来る。
    それぞれの根拠となる心理実験や統計が記載されているので説得力があるし、明確に分かりやすく記述されていところが良い。

  • ポジティブ心理学の研究結果に基づき、幸せを長続きさせるための行動習慣をまとめたもの。
    幸福度を決定する要因は、遺伝による設定値が50%、環境が10%、意図的な行動が40%であるという。人はとにかく環境さえ変われば幸せになれると考えて四苦八苦するが、影響力は小さい上にすぐ慣れてしまい幸福感は長続きしない。したがって、自分で変えられる40%に集中するのが有効だと説く。
    幸福行動診断テストによって、幸福度を高めるにはどの方法が自分にとって効果的かを判断できたのが興味深かった。(自分の場合、スコアがプラスになった項目は:楽観的になる(4点)、熱中できる活動を増やす(3.5点)、目標達成に全力を尽くす(1.8点)、親切にする(1.5点)、ストレスや悩みへの対抗策を練る(1.3点)、身体を大切にする――瞑想と運動(1.1点)、人を許す(0.6点)だった。)

  • ①感謝の気持ちを表す。
    ②楽観的になる。
    ③他人と比較しない。
    ④親切にする。
    ⑤人間関係を育てる。
    ⑥ストレスや悩みへの対抗策を練る。
    ⑦人を許す。
    ⑧熱中できる活動を増やす。
    ⑨人生の喜びを深く味わう。
    ⑩目標達成に全力を尽くす。
    ⑪内面的なものを大切にする。
    ⑫身体を大切にする。

  • 幸せを決定するものは、
    遺伝50%
    環境10%
    意図的な行動40%

    ・感謝
    ・楽観的
    ・考えすぎない比較しない
    ・親切
    ・人間関係の育み
    ・ストレス対策
    ・許す
    ・熱中する
    ・楽しむ喜ぶ
    ・全力を尽くす
    ・瞑想と運動

    意欲と習慣化

  • 感謝日記付ける、考えすぎそうになったら別のことを意図的に考える、気持ちを表す。
    1年後、5年後、10年後の自分にどんなことを期待するか。最高の自分像。

  • 12の行動習慣が整理され、根拠があり、どんな行動すべきか、分かりやすく、読みやすかった。

  • ・幸福についてリサーチベースで書かれた本。比較的翻訳されているらしい
    ・行動や考え方で変えられるのは40%
    ・感謝する、人を許す、楽観視するとか、12の行動習慣が挙げられている

  • ・感謝することを、あらゆる方向から行ってみる。

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