「世界水準」の思考法

  • 日本実業出版社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534049902

作品紹介・あらすじ

「二刀流」思考ができるかどうかであなたの将来価値が決まる。世界の波に飲まれる前に身に付けておくべき20の方法。

感想・レビュー・書評

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  •  グローバル社会というが何が何でも母国より欧米諸国が先んじているという考え方が強すぎる。
     
    グローバルとローカルを1.0とか2.0とか区別をしているが自分からしてこの区分け自体がナンセンス、確かに日本的思考力は世界に劣るのかもしれないがそれ以上に世界を震撼させている行動は十分に起こしているのではないか。

     そう考えながら読み進めていくと大前某とか竹中某とかが筆者の注目的人物として取り上げられている、ましてや書写歴を見ても外務省出身であり何を言いたいかは明らかなような気もする。

     山本さん日本人を変えたいのならキャメルなどというペンネームはやめて本名で勝負しようよそれができないグローバル化なんていらないよ。

  • まとまりなく適当に書いた本という印象。記憶に残ったのは「50%理解して120%話す中国人やインド人と120%理解するまで話さない日本人」

  • 日本で通用する考え方(1.0)と世界で通用する考え方(2.0)の両方を組み合わせた考え方が世界水準の考え方(3.0)です。

    筆者の体験から得た実践法が述べられているので実用できる部分があると思います。ただ、あくまでも「エリート」を対象としているので、日本国内で生活する分には役立つ情報は少ないように思われます。

  • 思考法のコンセプトやネーミングについてはどうでもいいと感じたが、いくつか役立ちそうな思考法が紹介されていた。
    テーマと道筋のイメージだけを書いておき、ネタが意識に引っかかるのを待つ「アウトライン法」は使えそうだと感じた。
    欧米流のロジカルな思考法と日本流の思考法を組み合わせるという方法論は面白いと思うが、それが世界水準なのかは不明だ。
    13-19

  • 日本的「緑」の思考1.0とグローバルの「青」の思考2.0の二刀流を使いこなすことで、3.0の世界水準の思考を目指そう、そのためには「書く」「動く」「話す」のが良い手段、というのが要旨。近頃は、ひたすらやみくもに、グローバルを謳う言説が多い中、この本では、日本的なものとの相互作用で付加価値をつけ、単なるグローバルの上を行こうと提唱しており、興味深い。また、グローバルなスキルというのは、誰でも使えるように形式化・合理化されたものでもあるので、一度慣れてしまえば、扱いやすいという解説も、多くの日本人にとって処方箋的な言葉になるのでは。個人的には、「書く」の手段のうち、課題が与えられたら、すぐに解決策のアウトラインを「さっと」書いておく「アウトライン思考」が参考になった。ゴールを明示してさえおけば、あとは必要な情報は勝手に潜在意識がピックアップしてくれるというのは脳科学的にもよく言われるところ。

  • 自分のキーワードを見つけるために、
    - 自分にとって、簡単で、努力なく自然に、できることで、楽しめることを大切にしよう。
    - 3Eを全て5分間で書き出してみる

    書きながら考える
    - 議事録は要約せずにありのままを全て書き込んでおく
    - 他人の思考につながったり、ささいなやり取りの違いを後から確認することもできる
    - 集中力も高まる

    構想すること
    - 目的、道筋、メンバー集め

  • これからのグローバル社会で活躍するための思考法の身につけ方の紹介。

    これからの時代を生き抜くには、グローバル標準たる思考方法と、日本人ならではの強みたるローカル思考を組み合わせたハイブリッド思考が必要、というのが本書の前提。
    そしてそれらを磨くために「書く」「動く」「話す」という3つの切り口から著者が実践している方法を紹介する。

    各々紹介されている方法論は取り入れたくなるようなもの少なからず見つかるのでそれはそれでいいのだが、本書を読んでいて気持ち悪いのは、何となく構成通りの中身になりきってない感がするところ。

    各々の方法論すべてが必ずしもハイブリッド思考を磨くためのものとは読めなかったり、「動く」の章の大半は時間管理に関する方法で、あまり章のタイトルとの関係性が見えづらかったり。

    元々TIPS集ということ前提で読むなら苦しくなかったと思うが、必ずしもハイブリッド思考法に直接的に結びつかない方法論も、あたかもそうであるように論じたり、3つの章の切り口に収まりきらなかった方法論を無理やり押し込んだりしているせいで(しかも文中でそれを正当化しようとするせいで)、逆に分かりづらくなっている観がある。

    それとも私の理解力が及んでいないのか。

  • グローバルを意識させられていくなかで、言語だけでない必要な物を感じる今日この頃。海外経験の豊富な著者の頭の使い方、構想の練り方、人の巻き込み方い対するアプローチはとても参考になった。
    書く、動く、話す
    アウトライン思考で書きながら考えを深める
    考えが湧き出る工夫を日常の時間、空間、間に織り込む
    一人称、二人称、三人称、N人称で考えを深める
    など示唆に富むものが多かったと同時に、今やっている仕事のプロセスだけではダメだと感じた。
    シンプルに書いているけど自分にはまだ理解しきれない内容も多かったので反復しながら立ち戻って読みたい本でした。

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著者プロフィール

キャメル・ヤマモト
ビジネス・ブレークスルー大学経営学部教授
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社執行役員、東京工業大学大学院特任教授。
東京大学法学部卒業、オックスフォード大学セント・アントニー・カレッジ シニアアソシエイト・メンバー、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修了(異文化経営修士)。
外務省、外資系コンサルティング企業2社を経て現職。日本企業の組織・人材のグローバル化のための「まだらメソッド」を開発し、その導入・普及に取り組んでいる。著書に『グローバルリーダー開発シナリオ』(共著、日本経済新聞出版社)、『グローバル人材マネジメント論』(東洋経済新報社)、『「世界標準」の仕事術』『「世界水準」の思考法』(以上、日本実業出版社)、『稼ぐ人、安い人、余る人』(幻冬舎)などがある。DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー・オンラインで、「まだら模様で考えるグローバル人材論」を連載中。

「2016年 『プロフェッショナル リーダーシップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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