入門J-REITと不動産金融ビジネスのしくみ

著者 : 田渕直也

• 日本実業出版社 (2015年9月17日発売)

感想・レビュー・書評

[いいしさんの感想 · 2016年9月1日]

専門的な話もありよく理解できないこともあったが、リートについて多少知ることができました。

[almondtiaraさんの感想 · 2016年8月12日]

可もなく付加もなく、といったところ。
各項目についての説明の多くにチャートや表が用いられているのはたしかに新設で、個々の項目については分かりやすくなっている。

一方、見た目をとっかかりやすくするためか、過剰に単純化されてしまっていて、不動産金融ビジネスの全体像を理解するにはこれだけでは不十分に感じる。
不動産市場全体の構造に関しては本書中には言及がなく、不動産金融（証券化不動産市場）に関しては言及はあるものの、整理されていない状態のまま要点が散らばっていて、理解を妨げている。

三菱UFJ信託銀行の『不動産証券化とJ-REITがわかる本』など、全体像がより整理されている本を読んでから、もし分からない点があれば本書で各論を理解する、という読み方がおすすめ。

著者プロフィール

金融アナリスト、コンサルタント。
株式会社ミリタス・フィナンシャル・コンサルティング代表取締役。シグマベイスキャピタル株式会社シニアフェロー、シグマインベストメントスクール学長。
1963年生まれ。1985年一橋大学経済学部卒業。日本長期信用銀行（現新生銀行）入行。デリバティブの商品開発、ディーリング業務に従事。2000年よりUFJパートナーズ投信（現三菱UFJ投信）にてチーフファンドマネージャーとして債券運用、新商品開発、フロント・リスク管理、ストラクチャード・プロダクツへの投資などを担当。その後不動産ファンド運営会社社長、生命保険会社執行役員を経て2012年より現職。

「2021年 『「不確実性」超入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」