確定拠出年金の教科書

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  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534053787

感想・レビュー・書評

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  • 購入本
    確定拠出年金の出口戦略を書いた本があまりなく、さすが山崎氏という内容。役に立った。
    詳細株知識に入力。

  • この手の本では明確で分かりやすい内容か。2016年とやや古い本ではあるけれど、参考になる部分も多いと思った。

  • 確定拠出年金のことが詳しくわかります。
    他の書籍ではわからないことが書かれていてとても役に立ちました。

  • この著者の本はどれもだいたい読みやすい。本が違っても著者の論旨は常に一貫しているので、数冊読めば事足りる。

    この本は確定拠出年金に限定して書かれているため、資産管理・運用の全体像の中で確定拠出年金をどう捉えればいいかを述べたうえで、できる限り大きく最大限度額まで活用したほうがいいということと、あまり複雑に考えずにシンプルに運用するのがいい、ということが丁寧に説明されている。

    投資イコール博打というイメージから、投資イコール責任ある将来設計、という考え方に脱却できたきっかけの一つがこの著者の別の本だったので、個人的には信頼して著作を読んでいる。著者自身、金融業界のど真ん中で働いている割に、ダメな金融商品については「検討の価値無し」と一刀両断する潔さがあるので、投資に迷っている人は参考にしてみると良いかと思う。

  • これまで読んだiDeCoの本の中で一番わかりにくいが一番正確で詳しいと感じた。これまでの簡易版による知識があったからこそ、読みにくい部分も理解できたように思う。
    また、筆者の別の著書も読んでいたので背景にある理念を基礎として理解することができた。
    確定拠出年金制度の背景と思惑、実際にすべき事と今後していかなければならないこと。甘くはないがなるべく簡単に網羅されていてイメージをつかめた。
    iDeCo簡易本の単純で表面的な説明のウソや方便までも理解したいならオススメ。

  • 教科書とあるように、拠出年金の事を分かりやすく解説してある本。

    具体的な商品名は出さずに、選び方を例え・解説があるので、実際に探すときのヒントになる。

  • とても分かりやすい基準が示されている。
    あとは、実際にやってみて、どうか。
    それ次第ではあるが、制度の大枠を理解するだけでも、読んで良かった。

  • 企業の福利厚生の一つとして提供されている確定拠出年金。強制加入の場合でも、そうでない場合でも制度を利用し活用できるかどうかが社会人としての別れ道。

    第一章
    ・掛け金控除/運用益/税額控除(公的年金等控除、退職所得控除)
    ・ポータビリティ↔︎企業年金は退職時に脱退(転職先が受け入れないケース、3年未満は掛金没収)、退職一時金にしても掛金、運用益が全額受け取れるわけではない
    ・企業のメリットは掛け金を損金算入できる

    第二章
    ・公的年金を受給できる額が減るにせよ払う方が賢明
    ・確定給付企業年金、厚生年金基金も一定額の給付が確定しており、リスクは運営主体がもつ(追加的掛け金負担)↔︎確定拠出年金は「拠出」が確定している(個人に運用リスクあり)

    第三章
    マッチング拠出
    事業主の拠出額を超えられない、事業主/個人合わせて拠出額内、デフォルト商品、運用商品がインデックスファンドのみで10〜20bpは良い会社、インデックスアクティブ両方はだめ、投資教育がない企業の社員はバランスファンド(高手数料)に誘導される
    [良いラインナップ]
    ・数が多すぎない
    ・シンプルな商品
    ・手数料コストが低い

    第四章
    NISAと組み合わせる
    [実践五原則]
    ①アセットクラスごとに1商品
    ②同一アセット内ならコスト低いものを
    ③手数料の安い株式インデックスファンドを
    ④特に外国株式インデックスの手数料に注目
    ⑤自社株投資、高手数料商品に注目

    第五章
    退職金は一時金か年金かどちらが良いか
    「手数料」「課税額」「年金損金」
    →退職金+一時金で、退職控除をフル活用し、控除しきれない部分を年金として受け取る。
    ※年金控除は確定申告が必要

    死亡一時金
    給付要件はなく未払いの年金資産が遺族に支払われる
    差押、担保、譲渡はできない。

  • 将来に備え確定拠出年金の知識を得ようと思い本書を読んでみた。確定拠出年金について体型的に書いてあるが入門書としてはやや難しめか。しかし個人での運営管理機関を選ぶ基準等が詳細に書かれていたため、この基準は参考にしたい。

  • タイトル通り、教科書。
    確定拠出年金がなぜあるのか、から始まり、適切な運用方法や受け取り時の注意点までをまとめている。
    お金に関する本はたくさん出回っているが、こういう少し硬いタイトルの本の方が信憑性を感じる。

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著者プロフィール

経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業、三菱商事入社。その後、野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、UFJ総合研究所など12回の転職を経て現職。雑誌、ウェブサイトの連載やテレビ出演多数。『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(文響社刊・共著)、『マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方』(講談社刊・共著)など著書多数。


「2022年 『マンガでわかる 世界でただひとつの株式投資入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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