「政治のしくみ」が〈イチから〉わかる本

著者 :
  • 日本実業出版社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534053947

感想・レビュー・書評

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  • 政治の仕組みをおさらいできる良書。

    民主主義とは、立憲君主制か共和制。日本は事実上、天皇の存在もあり、立憲君主制に近い。サウジアラビア、オマーン、スワジランドは絶対君主制だ。他には中国のような共産主義。独裁も。

    本著を読みながら改めて理解したのは参議院の意味と、世俗的ながら、政治家のお金の話。

    現憲法には、参議院の役割を示した箇所がない。戦後、貴族院の代わりに誕生したものだが、一院制ではダメなのか。参議院の役割は、衆議院における多数党、つまり与党の暴走を防ぐことにある。良識の府とも呼ばれる所以。解散が無い参議院は任期満了まで続くが、与党の都合が良いタイミングで選挙を設定できないから、野党多数の状態が生まれやすい。

    公職選挙法や政党助成法が定める「政党」は、国会議員が5人以上所属するか、一番近い国政選挙で全国の得票率が2%以上となれば、政党要件を満たし、国民一人当たり250円を負担している政党交付金が受け取れる。国会議員の歳費≒月給は130万円、期末手当≒ボーナスは635万円で年収は約2,200万円。他に文書通信交通滞在費が月額100万円。月4回分往復の航空券or月3回往復航空券+JRフリーパスor JRフリーパスが選挙区に沿って与えられる。更に立法事務費が月65万円/人、合計すると年収4,000万円以上。公設秘書2,400万円支給、家族を秘書にしている場合も。

    議員年金の制度は廃止になったが、しがみつく議員が多かったという。これだけ歳費があれば、お金のために議員をやる人もいるのだろう。残念だが。

  • 国会、内閣、裁判所それぞれの役割や選挙の仕組みなどが
    教科書的にまとめられており、政治の基礎を勉強をする上
    では十分な一冊です。

  • 題名の通り、教科書的な一冊。

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著者プロフィール

「小説家になろう」出身作家

「2023年 『【健康】チートでダメージ無効の俺、辺境を開拓しながらのんびりスローライフする 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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