- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534055378
感想・レビュー・書評
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なんだか心が軽くなる本だった
あまり周りを気にしすぎず、自分のやりたいことや自己感覚を忘れずに生きたい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【この本のお気に入り】
☆孤独は心の成熟の現れ
※そもそも人は、成熟すると、孤独を好むもの
↳孤独を楽しめるから、一人でいても孤独を感じることがない
☆孤独を恐れると、人生のターニングポイントに気づかない
【はじめに】孤独を楽しむ力
◎孤独はみじめなのではなく、
↳「孤独はみじめだ」と思い込んでいる自分の固定観念に原因がある
◎孤独力とは「能力」であり高められる「スキル」である
↳そんな時代環境だからこそ獲得したいのが「孤独力」である
↳社会の中で人と関わり合いながらも、常に自分の意志を主軸に置いて、自己責任で生きようとする姿勢のこと
◎本書でいう孤独とは、ひとりの自分を信じる道を歩く「孤高」という概念
【1章】内省
◎「孤独」を恐れるのをやめる
↳個性が磨かれ、魅力が増す
↳孤独を楽しむとは、自分を貫くことであり、自分らしく生きること
◎「予定を詰め込む」のをやめる
↳心のバランスがとれ、充実感が得られる
↳孤独は心の成熟の現れ
※そもそも人は、成熟すると、孤独を好むもの
↳孤独を楽しめるから、一人でいても孤独を感じることがない
【2章】人間関係
◎「無理して付き合う」のをやめる
↳そもそも他人に心を許す必要などない
↳もっと自己中心/目的中心に生きよう
◎「嫌われることを恐れる」のをやめる
◎「他人のペースに合わせる」のをやめる
◎「常識を大切にする」のをやめる
↳独創性がなくなる
【3章】価値観
◎「世間的な基準を気にする」のをやめる
↳理想の生き方は自分の中からしか出てこない
【4章】行動力
◎「夢、目標がない」のをやめる
↳目標の実現に向けて集中し、孤独を感じない
◎「相談してから決断」をやめる
↳孤独を恐れると、人生のターニングポイントに気づかない
◎「問題から逃げる」のをやめる
↳悩みの全ては自問自答で解決できる
◎「ネガティブな発想」をやめる
【5章】読書
◎「漠然とした不安」を抱えるのをやめる
↳読書で知識を得て、幸せにつなげる
◎「ヤバい」「かわいい」をやめる
↳言葉の選択肢が増える
↳語彙の多さと幸福感には相互関係があり、語彙が豊富だと幸せを感じやすい
◎「変化を恐れる」のをやめる
↳後悔しない生き方ができる
【おわりに】
☆運命とは、自分の内なる声に従い、自分自身で作っていくもの
↳努力や関わり方によって引き寄せることもできる
☆孤独になるということは、
↳「どのような状況でも自分の幸福に繋がる気持ちを意味を与える力」のこと
【読んで思ったこと/感じたこと】
・少子化が進むにつれ、今後はどんどん独身の人間が増えてくるだろう。
そんな「独身貴族達」の不安を無くし、孤独であることを肯定する一冊であることは間違いない。
しかし、本書はそんな「傷を舐めてくれる本」ではなく、むしろ「自ら孤独になることを推奨」している。
「孤独力」とは、これからの日本社会で生きるために必要な必須スキルなのだ。 -
僕も今1人で仕事してるので、そういった意味でとても参考になった。
1人の時間が自分を成長させる。
本を読んだり、頭に浮かんだことを深掘りする。
周りと比較せずに、徹底的に自分を知ることが人生をより良くし、さらに周りの人への理解が深まるので良い人達に囲まれやすくなります。
孤独は苦手でした。学生時代や会社員の時はいかに外に出るかを考えていました。友達付き合いも。
でも、逆に1人で考えて向き合う時間がありませんでした。1人での過ごし方もわかりませんでした。
だから、いざ1人で仕事をしていると寂しく感じることもあるし、「1人でやっててこの先成長できるのか?」と心が揺れることもありました。
でも、この本を読んでさらに1人の時間や自分の気持ちを大切にしようと思いました。 -
孤独、というより内省する時間の大切さに気づくことができた。
また、自分がどう生きたいかを大切にしたいと思う。 -
孤独やぼっちといった、ネガティブに捉えられがちな状態を、正当化する本
しかし協調性が重んじられる世には、なかなか難しそうに感じた
作者のように家庭を持ちつつ孤独をうたうというのも、理解が難しかった
<実践したいこと>
・内省の時間を持つ
・自分と違う価値観の本を読む(まさに本作) -
悩んだらまたこの本を読もう。もしかしたら解決するかもしれない。
読み終わってこう感じました。 -
孤独を楽しむということは、自分を信じる事。
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目新しい何かが書かれている訳ではないが、「それで良いんだ」と言われた様な安心感を得る一冊。
自分と向き合う時間の重要性や、他人との付き合い方、距離感について書かれている。
家族の章は子供や結婚に何となくの不安を覚えている自分には意義深い章だった。特に「結婚を損得で考えるな」という辺りはぐさりと来たし、著者の子供については考えさせられた。
内省などの自分との向き合い方、自分軸のつくり方については「すぐやる人がすべてを手に入れる」と重なる部分もあったので、2冊併せて読むと良いかも知れない。