人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力

著者 :
  • 日本実業出版社
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534055378

感想・レビュー・書評

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  • なんだか心が軽くなる本だった
    あまり周りを気にしすぎず、自分のやりたいことや自己感覚を忘れずに生きたい

  • 【この本のお気に入り】
    ☆孤独は心の成熟の現れ
    ※そもそも人は、成熟すると、孤独を好むもの
    ↳孤独を楽しめるから、一人でいても孤独を感じることがない
    ☆孤独を恐れると、人生のターニングポイントに気づかない

    【はじめに】孤独を楽しむ力
    ◎孤独はみじめなのではなく、
    ↳「孤独はみじめだ」と思い込んでいる自分の固定観念に原因がある
    ◎孤独力とは「能力」であり高められる「スキル」である
    ↳そんな時代環境だからこそ獲得したいのが「孤独力」である
    ↳社会の中で人と関わり合いながらも、常に自分の意志を主軸に置いて、自己責任で生きようとする姿勢のこと
    ◎本書でいう孤独とは、ひとりの自分を信じる道を歩く「孤高」という概念
    【1章】内省
    ◎「孤独」を恐れるのをやめる
    ↳個性が磨かれ、魅力が増す
    ↳孤独を楽しむとは、自分を貫くことであり、自分らしく生きること
    ◎「予定を詰め込む」のをやめる
    ↳心のバランスがとれ、充実感が得られる
    ↳孤独は心の成熟の現れ
    ※そもそも人は、成熟すると、孤独を好むもの
    ↳孤独を楽しめるから、一人でいても孤独を感じることがない
    【2章】人間関係
    ◎「無理して付き合う」のをやめる
    ↳そもそも他人に心を許す必要などない
    ↳もっと自己中心/目的中心に生きよう
    ◎「嫌われることを恐れる」のをやめる
    ◎「他人のペースに合わせる」のをやめる
    ◎「常識を大切にする」のをやめる
    ↳独創性がなくなる
    【3章】価値観
    ◎「世間的な基準を気にする」のをやめる
    ↳理想の生き方は自分の中からしか出てこない
    【4章】行動力
    ◎「夢、目標がない」のをやめる
    ↳目標の実現に向けて集中し、孤独を感じない
    ◎「相談してから決断」をやめる
    ↳孤独を恐れると、人生のターニングポイントに気づかない
    ◎「問題から逃げる」のをやめる
    ↳悩みの全ては自問自答で解決できる
    ◎「ネガティブな発想」をやめる
    【5章】読書
    ◎「漠然とした不安」を抱えるのをやめる
    ↳読書で知識を得て、幸せにつなげる
    ◎「ヤバい」「かわいい」をやめる
    ↳言葉の選択肢が増える
    ↳語彙の多さと幸福感には相互関係があり、語彙が豊富だと幸せを感じやすい
    ◎「変化を恐れる」のをやめる
    ↳後悔しない生き方ができる
    【おわりに】
    ☆運命とは、自分の内なる声に従い、自分自身で作っていくもの
    ↳努力や関わり方によって引き寄せることもできる
    ☆孤独になるということは、
    ↳「どのような状況でも自分の幸福に繋がる気持ちを意味を与える力」のこと

    【読んで思ったこと/感じたこと】
    ・少子化が進むにつれ、今後はどんどん独身の人間が増えてくるだろう。
    そんな「独身貴族達」の不安を無くし、孤独であることを肯定する一冊であることは間違いない。
    しかし、本書はそんな「傷を舐めてくれる本」ではなく、むしろ「自ら孤独になることを推奨」している。
    「孤独力」とは、これからの日本社会で生きるために必要な必須スキルなのだ。

  • タイトル通り、孤独力を高めてよりよい人生を送る自己啓発本

    私の孤独力は既に完成していたようだ
    特に目新しい情報はなかった

    そもそも冒頭のチェックシートで一つも当てはまらないので、そりゃそうだよなと思う

    内容がうっすい
    文字も大きいし余白も多いし主張も平易で単調なのでものすごい速度で読み終えてしまった
    確かにこんな本ばっかり読む人だったら紙の本を買うのがバカバカしく思えますね

    要旨としては
    無理やりいろんな人とつながる必要性はない
    冷静に自分の内面に向き合う
    他者との比較はしない
    「孤独」ではなく「孤高」
    ただ、一人でいることのみを推奨しているのではなく、重要なのは自律
    自律していれば他の人と一緒にいても自分を保てる


    決して一人で生きる事を勧めるだけの内容にはなっていない
    後半で、子供を持たないと決めた女性や独身でいる人に対するアンチテーゼを提示している
    消極的な選択の結果や視野狭窄でそんな決断をするのはもったいないという主張のようだ
    ただ、全体から受ける印象としては、自分は一人で生きていけるし、お金も持ってるし、子供もいるという超上から目線のマウンティングにも感じる


    同意する部分としては、何か問題があったとしたら、解決方法は友人への相談ではなく
    ちゃんとした方法でお金で解決できる事がほとんどというところ
    確かにお金があれば大抵のことは解決できる
    問題解決の方法として友人を作っておくというのは効率が悪いですね


    一番イメージが近いのは、「君の膵臓をたべたい」の咲良と出会う前の「僕」でしょうか
    あれは正に孤独ではなく孤高でしたからね

    ま、そんな「僕」も結局は逆の事に気づくんですけどね

  • 孤独をたのしむというより、自分に目を向けることの大切さに重点を置いた内容。
    「人間が嫌い」から出発しているペシミスト寄りの孤独人間には、要するに「孤独」の捉え方が違うように感じた。
    タイトルこれでよかったのだろうか…

    そのせいか「この人とは価値観があわないのだな」と感じた本だった。成功者だから言える、できることがあるのは啓発本あるあるだが、この本も然り。ただ内省や価値観の章などは参考になるところもあった。合理的効率的に生きたい人には良いかも。価値観が違う人の本を読む、まさにこれです。

  • 〇〇をやめると、こうなれる。という前向きな見解とその説明が部門ごとに分かれて書かれているため、かなり読みやすい。
    孤独とは孤立することでなく、自分の信じる道を歩く孤高に近いもので、すばらしくポジティブなもの。
    孤独になって、内省する時間がとても大切。
    無理して他人と付き合わなくていい。
    孤独になって行動を起こしている筆者だからこそ、本書には突き抜けた意見も書かれてある。
    いろんなジャンルの本を読んで高い語彙力を身につけることで人生をより豊かなものにできる。
    印象に残った箇所は人との付き合いのテーマだ。損得でとらえるのではなく、与える姿勢で幸せを手にする。時に孤独になり内省し、互いにポジティブな関係を保てるようにしたい。

  • 僕も今1人で仕事してるので、そういった意味でとても参考になった。

    1人の時間が自分を成長させる。
    本を読んだり、頭に浮かんだことを深掘りする。
    周りと比較せずに、徹底的に自分を知ることが人生をより良くし、さらに周りの人への理解が深まるので良い人達に囲まれやすくなります。

    孤独は苦手でした。学生時代や会社員の時はいかに外に出るかを考えていました。友達付き合いも。
    でも、逆に1人で考えて向き合う時間がありませんでした。1人での過ごし方もわかりませんでした。

    だから、いざ1人で仕事をしていると寂しく感じることもあるし、「1人でやっててこの先成長できるのか?」と心が揺れることもありました。

    でも、この本を読んでさらに1人の時間や自分の気持ちを大切にしようと思いました。

  • 孤独、というより内省する時間の大切さに気づくことができた。
    また、自分がどう生きたいかを大切にしたいと思う。

  • 孤独やぼっちといった、ネガティブに捉えられがちな状態を、正当化する本
    しかし協調性が重んじられる世には、なかなか難しそうに感じた
    作者のように家庭を持ちつつ孤独をうたうというのも、理解が難しかった

    <実践したいこと>
    ・内省の時間を持つ
    ・自分と違う価値観の本を読む(まさに本作)

  • 悩んだらまたこの本を読もう。もしかしたら解決するかもしれない。

    読み終わってこう感じました。

  • 孤独を楽しむということは、自分を信じる事。

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著者プロフィール

1971年岡山県生まれ。米国公認会計士。お金の専門家。
中央大学経済学部卒業後、会計事務所、コンビニエンスストアチェーンを経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファームであるアーサー・D・リトルで経営コンサルタントとして活躍。IT・情報通信・流通業などの経営戦略立案および企業変革プロジェクトに従事。本業のかたわら不動産投資を開始、独立後に株式会社プレミアム・インベストメント&パートナーズ、株式会社エデュビジョンを設立し、不動産投資コンサルティング事業、ビジネスマッチング事業、教育事業などを手掛ける。現在は起業家、個人投資家、ビジネス
書作家、講演家として活動している。
ベストセラーとなった『33歳で資産3億円をつくった私の方法』(三笠書房)をはじめ、『決定版 年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人』(Gakken)、『「いい人」をやめれば人生はうまくいく」(日本実業出版社)、『お金の才能』(小社)など著書は多数ある。

「2023年 『お金の壁の乗り越え方 50歳から人生を大逆転させる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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