~しなさいと言わない教育

著者 :
  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535560185

感想・レビュー・書評

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  • 作者の方は、かなり紆余曲折した人生を送っている。
    その中で作者が考えついた教育方法について語られているが、
    かなり他の教育方法についての批判がされているのが喉に詰まった。
    作者が思う公文とフリースクールの悪い点を指摘することで、自分の教育方法の良さをアピールしている。
    あまり納得がいった本ではない。
    けれど、へーっと思う部分はあった。

    学校のように宿題しなさい!と無理強いする勉強法では、学校や勉強が嫌いなんだから、その場で勉強しても、それはその場しのぎ。
    フリースクールのように自主性を重んじ過ぎると、卒業後の荒波では強いられる出来事が多々あるのに、それに対して対応ができない。と・・・
    この「〜しなさい」と言わない教育とは、なにも全く「〜しなさい」と言わないのではなく、なにがしたくて、何がしたくないかのディスカッションをして、相手の心を読んで、やりたくなるように誘導するというものらしい。
    その中で、本人がやりたいと思ってはいるけれど続けられないと本人が認識しているのであれば、その補助として「〜しなさい」というのは良し。らしい・・・

    子供の顔色をうかがって授業が進まなかったり、逆に宿題するのが当たり前、どの子もこのレベルになるのが当たり前と思って無理強いして脱落者を出している教育者さん達は読むと少し違う考えが浮かぶのかもしれない。

    評価できないです。
    ( ´・∀・`)へー そういう考えなのねってしか思わなかったからw

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著者プロフィール

一九四九年、長崎県に生まれる。
早稲田大学卒業後、公文数学研究センター、スイス・サマースクールなどの教育現場を体験。
一九八〇年、セルフ・ラーニングを実現可能にする「らくだ教材」の制作に着手。
一九九〇年から「押しつけない・命令しない・強制しない」関係を伝えるニュースクール講座を実地。
現在「セルフラーニング研究所 すくーるらくだ」代表。
著書に『苦悶する公文塾』(一光社)、『らくだが翔んだ』(ウイ書房)、『セルフラーニング・どの子にも学力がつく』(新曜社)、『らくだ式学習法』(日本評論社・協力)、『らくだのひとり歩き』(日本評論社)など。

「1994年 『公文式“プリント狂”時代の終わり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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