発達障害の豊かな世界

著者 :
  • 日本評論社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535561557

作品紹介・あらすじ

誰も知らない自閉症の世界。

感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃおもしろい。
    とてもわかりやすい。
    「自閉症と仕事」はとても納得するし、実際そうだよなあとなる。
    杉山先生の作品新しいのでたら絶対また買う!!

  • もう10年以上前の本だけれどいささかもその内容は古びてはいない。てる君の話が感動的だ。

  • 発達障害についてそこそこ勉強しているつもりであったが、知識が整理されており新たな発見も多かった。
    その理由は、豊富な臨床経験を有する筆者が、発達障害の人びとにとってのベストを求めるという真摯な行動が、説得力を持ち迫ってくるから。
    何があるべきで、何が問題で、その根本の理由を仮設検証で明らかにするという基本動作も、理想を語る精神や信念とともにある必要を改めて思い知った。
    何度でも読み返すべき。

  • 自閉症について理解が深まった。

  • 発達障害について。
    事例がたくさん載っていて
    面白かったです。

    発達障害 は
    なんとなく 興味があって
    するする馴染めるまで
    いろんな本を
    とにかくたくさん
    読んでみようと思ってて

    その中の一冊 かな

  • 児童精神科医の第一人者である著者が、彼が触れてきた発達障害児・知的障害児の実例をもとに、治療や療育のあり方について、著者の思いがまとめられた本書。

    一般向けではあるものの専門的な内容も含まれ、ある程度発達障害について知識がないとちょっと難しいかもしれないが、そのような内容であるにもかかわらず非常に読みやすく、かつ大変わかりやすい。

    ここで実践されている対処方法や療育、治療の進め方などは、実際にそのような障害をもつ人とかかわりあう人(親、教育者、障害者を雇用する事業主など)には、非常に参考になると思う。
    また、そういう子どもたちの親にとっても、単に悲観するだけでなく、一筋の光のような、希望のようなものも感じられる、障害をもつ子どもたちへの著者の愛情あふれる良書であった。

  • こちらは一般向けといえちょっと難しくなり中級くらい。教育者など多くの症例に対処すべき人向け。一般には、「発達障害の子どもたち」(講談社現代新書)のほうで十分で、個別のケースの本に行ったほうがよさそう。

  • 難しい専門書のように見えますが、実際には至って読みやすいです。
    様々な発達障害について、臨床例を含む実例を元にわかりやすく解説・考察されています。
    まさに「豊かな世界」と言うべきでしょう。
    私は特に「XYY症候群」という染色体異常の少年についての記録が深く心に残りました。

  • 最初ややとっつきが悪い…専門家向けに書かれたものなので難しい部分もあるけれど、読み進むにつれ、症例や実際の臨床経験を豊富にちりばめ、筆者の熱い思いが溢れた内容に、深く引き込まれる。そこに描かれている子供たちに共感し、上手く行くことを祈り、成功を共に喜べる。共同研究者により書かれた部分も熱心さが伝わってきた。グランディンさん来日のくだりなど読んでいてクスッとするほど表現豊かで面白い。文章も本当に上手な方だと思う。

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著者プロフィール

福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任教授

「2023年 『そだちの科学 40号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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