刑務所の風景: 社会を見つめる刑務所モノグラフ

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  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535584815

作品紹介・あらすじ

収容率116%、厳罰化がもたらした刑務所の現実。刑罰が、人や社会に何をもたらしているのかを追究する、日本初の刑務所モノグラフ。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/44378

  • 筆者の刑務所での勤務体験をもとに、刑務所の暮らしをテーマに分けて説明している。どんな人がいるのか、受刑者、そして職員。正直、個人的には積極的に知ろうとは思わない空間であり、社会の中でも大いに置き去りにされている空間。そこにも人が生きていて、働いていている人がいて、同じ社会の一部であることを今一度考えなおさせられる。
    刑務所が持つ、更生という役割を考えたとき、そこでの暮らしに順応することが逆に社会に戻る過程での課題となるというこが印象的だった。

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著者プロフィール

龍谷大学法務研究科(法科大学院)教授1960年生まれ。著書に『犯罪統計入門』(日本評論社)、『刑務所の風景』(日本評論社)、『家族内殺人』(洋泉社新書y)『2円で刑務所、5億で執行猶予』 (光文社新書)、『犯罪不安社会』(光文社新書)、『実証的刑事政策論』(岩波書店)、『罪を犯した人を排除しないイタリアの挑戦』(現代人文社)、『発達障害と司法』(共著、現代人文社)など。

「2015年 『新・犯罪論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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