少数異見 夜回り先生の社会科ゼミナール

著者 :
  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535587267

作品紹介・あらすじ

国内では、連日メディアを賑わわせる安倍首相の政治・経済政策、子どもたちの貧困問題、国際社会では北朝鮮による無謀な行動と挑発、トランプ大統領の傲慢な政策など多岐にスポットを当てました。どれも現代社会を生きる私たちには身近で深刻な項目ですが、広く多角な視野をもつ夜回り先生ならではの、物事の本質を見抜くヒントと解決策までをわかりやすく丁寧に解説しました。
特筆すべきは全項目を一貫するテーマです。私たち一人ひとりが何事にもとらわれない自分なりのものの見方を身につけること、自分なりの異見をもつことの重要性を訴えています。『少数異見』という書名にはその思いを込めました。
氾濫するメディアの情報にただ流されたり、巷に蔓延する画一化した多数の意見に操られて生きるのではなく、まずは、私たち一人ひとりがこの世界で自分らしく「どう生きるか」という意識改革が必要です。物事を俯瞰的に見られる目を養うことが肝心で、そのためには「考える力」を磨くしかありません。
夜回り先生は、考えることをクセづけるのは子どもたちばかりでなく、大人にこそ必要な力だと説いています。本書は元社会科教員だからこそ書けた大変説得力のある一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 国民の多くが右か左かに安易に二分されていることに確かに違和感があった。

    国際関係についてはさすがの慧眼。
    「神」の問題と「体罰」については断定しすぎではないかと感じた次第。

  • 東2法経図・6F開架 KW/2018//K

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著者プロフィール

水谷修(みずたに・おさむ) 1956年、神奈川県横浜市生まれ。上智大学文学部哲学科を卒業後、83年に横浜市立高校教諭となる。2004年9月に退職。在職中から子どもたちの非行防止や薬物汚染防止のために「夜回り」と呼ばれる深夜パトロールを行っているほか、メール・電話による相談を続け、全国各地での講演活動も展開している。

「2021年 『たかがニュース されどニュース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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