バナッハ‐タルスキの密室: 『数学者シャーロック・ホームズ』増補・改題
- 日本評論社 (2013年9月17日発売)
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感想 : 5件
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- Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535787407
感想・レビュー・書評
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ボヤイの定理,ヒルベルトの第3問題,ライデマイスター移動,3次回転群などについての簡単な説明を交えた創作もの。特に読む必要はない。
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ホームズとワトソンが出てくるが、れっきとした数学の本。
最後のは、それはどうなんだい?と思ってしまう、ちょっと残念感が漂う1冊。 -
シャーロックホームズとワトソンの物語をベースに、バナッハタスルキーのパラドックスなどの数学ネタの解説をする話。
読んでると「俺のホームズがこんなに数学マニアなはずはない」とか、「俺のワトソンがこんなに数学理解が速いはずはない」とか感じてしまい、キャラクターの設定自体に無理を感じる。
(シャーロキアンにはおすすめしません。)
「数学ガール」のように、架空のキャラクターを使って説明した方がわかりやすいと思う。
「この本がみつかった経緯」が萩原朔太郎と関連して創作されており、それも余計。
また、実際のバナッハタスルキーのパラドックスの解説が非常にわかりづらい。
もう少し図表で補ったり、論理的な暗喩を用いたりなどの方法をとったりなどの工夫が欲しかった。
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