バナッハ‐タルスキの密室: 『数学者シャーロック・ホームズ』増補・改題

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  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535787407

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  • ボヤイの定理,ヒルベルトの第3問題,ライデマイスター移動,3次回転群などについての簡単な説明を交えた創作もの。特に読む必要はない。

  • ホームズとワトソンが出てくるが、れっきとした数学の本。
    最後のは、それはどうなんだい?と思ってしまう、ちょっと残念感が漂う1冊。

  • シャーロックホームズとワトソンの物語をベースに、バナッハタスルキーのパラドックスなどの数学ネタの解説をする話。
    読んでると「俺のホームズがこんなに数学マニアなはずはない」とか、「俺のワトソンがこんなに数学理解が速いはずはない」とか感じてしまい、キャラクターの設定自体に無理を感じる。
    (シャーロキアンにはおすすめしません。)
    「数学ガール」のように、架空のキャラクターを使って説明した方がわかりやすいと思う。

    「この本がみつかった経緯」が萩原朔太郎と関連して創作されており、それも余計。

    また、実際のバナッハタスルキーのパラドックスの解説が非常にわかりづらい。
    もう少し図表で補ったり、論理的な暗喩を用いたりなどの方法をとったりなどの工夫が欲しかった。

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著者プロフィール

1946年、群馬県生まれ。東京教育大学大学院理学研究科修了。群馬大学教育学部教授を経て、群馬大学名誉教授。数学教育協議会会員。専攻は位相幾何学(トポロジー)。著書は『読む数学』『読む数学 数列の不思議』『読む数学記号』『読むトポロジー』(いずれも角川ソフィア文庫)、『はじめての現代数学』ハヤカワ文庫NF)、『幾何物語』(ちくま学芸文庫)、『数学 想像力の科学』(岩波科学ライブラリー)、『頭にしみこむ微分積分』(技術評論社)など多数。

「2023年 『読む幾何学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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