記憶を抱いて眠れ (ニチブンKARENコミック文庫 SJ 1)

著者 : 宗真仁子

• 日本文芸社 (2008年3月11日発売)

感想・レビュー・書評

[魔人ぷぅさんの感想 · 2009年12月27日]

【あらすじ】

１９世紀末ロンドン---
奇怪な殺人事件の真相を追うフィルは、オリエンタルな魅惑の占術師・シルヴァンに協力を求める。
スピリチュアルな力を使う反動で悶え苦しむシルヴァン。
しかし、フィルに抱きしめられると落ち着くのだった。
お互いを必要としはじめた頃、かつて、シルヴァンを人形同然に弄んだ男・アレックスの影が近づいてきて・・・。
・・・巻末より抜粋。

【収録作品】
☆「闇から来た影」
☆「記憶を抱いて眠れ」
☆「Whisper From The Darkness 前編」
☆「Whisper From The Darkness 後編」
☆「光の向こう」
以上☆印は表題作シリーズ。

★「幸せはどこにある？」
★「幸せのカタチ」
★「幸せの予感」
★「Close to me」
以上★印は「幸せの予感」シリーズ。
こちらは、クールビューティ・藤波忍（超ブラコン）と幼なじみ・水嶋剛志のちぐはぐなスクール・ラブ。
高校生同士になります。


--魔人評価--

エロ度：★（０．５）
キャラ度：★★★★
ストーリー：★★★★

表題作「記憶を抱いて眠れ」は、１９世紀ロンドンを舞台とした、貴族出身の探偵と占い師のストーリー。

エロ度はほぼ皆無。

「その人の持ち物を見るだけで、その人のことがわかってしまう」という噂の占い師・シルヴァン。
そして、腹違いの姉を殺された探偵のフィル。

２人でその真犯人を捕まえようとするのだが、どうやら相手は「人間ではない者」らしい。
女装して囮となったシルヴァンに、真犯人である怨霊がとりついてしまい---。

というオープニング。

霊媒体質であるが故に、霊障を受けたりとり憑かれたりするシルヴァン。
それを全て払拭できる光ある存在であるフィル。
お互いが、必要だと確信するまでのストーリーとなります。