空想科学漫画読本 2

著者 : 柳田理科雄

• 日本文芸社 (2002年7月1日発売)

作品紹介・あらすじ

漫画を読んでいると、それが非現実的な描写だとはわかっているのに、なんだかとても気になる事象に出くわすことがある。闘う男たちの驚異的な身体能力、無謀としか思えない特訓、人間に一目置かれるほど優秀なロボット…。これらを絵空事と割り切るのは簡単だ。だが、科学的な検証を加えてみると、荒唐無稽に見えていた漫画の世界がたちまち現実味を帯びたものになってくる…!漫画史上に輝く名作33作品の協力を得て放つ好評『空想科学「漫画」読本』シリーズ第2弾。

感想・レビュー・書評

[わっさんさんの感想 · 2010年5月22日]

7月23日 ～　7月27 日

最近の柳田理科雄の著作の中で、デビュー当時の面白さ（電車の中では読めない）が僅かながらも残っているのが本シリーズではないか。著者が本当に研究してみたいテーマを研究し、「俺はこんな面白いことを研究しているんだ、見てくれよ」という意気込みがその筆致から伝わって来る。
　最近、著者は大成し（？）、科学者然、哲学者然としたスタンスが目立つが、本書のようにまず著者自信が楽しんでいなければ、読者も楽しめないのではないか。

[あやうしけんさんの感想 · 2006年8月1日]

とにかく面白い。ぜひ自身の手に取り読むことをお勧めする。

著者プロフィール

1961年鹿児島県種子島生まれ。東京大学中退。学習塾の講師を経て、96年『空想科学読本』を上梓。99年、空想科学研究所を設立し、マンガやアニメや特撮などの世界を科学的に研究する試みを続けている。

「2021年 『空想科学学園　理系脳を育む４冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」