日本人が忘れてしまった日本語の謎: 当たり前に使ってる日本語は、こんなに不思議 (日文新書 83)

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  • 日本文芸社
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537258769

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  • 日本語の生い立ちがかかれており、中国語がいかに日本語に対して影響を与えているのか、又、日本ではどのように平仮名と片仮名が生まれたのかといったことや母音が5音になった経緯や「ん」が生まれた経緯などが書かれている。

    今はひらがなもカタカナも50音図で覚えるが、昔はひらがなを覚えるためにいろはうたが使われており、辞書もいろは順だったが、その50音図も以前はアカサタナの順ではなかったなど、「へぇ」と思える内容も書かれている。

    本書を読んで再認識させられたのは日本語は外国語を取り込みやすいということ。日本語の文章中にカタカナで書かれた外来語は良く見る。例えば日本語では「コンピューター」と書くが、中国では「電脳」と書くように。
    無理に自国の単語にせず、外来語を表音文字で表すことで取り入れられるのは日本語の利点なのかも。

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著者プロフィール

1963(昭和38)年、長崎県佐世保市に生まれる。現在、大東文化大学文学部中国学科准教授。中国山東大学客員教授。博士(中国学)。
中国山東大学国際漢学研究センター「全世界漢籍総合目録プロジェクト」日本代表。専門は、文献学、書誌学、日本語史など。テレビやラジオの出演も多く、NHK文化センター、朝日カルチャーセンターなどでも定期的に講演や講座を開いている。
著書に、『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』(ワニブックス)、『心とカラダを整える おとなのための1分音読』(自由国民社)、『文豪の凄い語彙力』(さくら舎)などがある。また、イラストレーター、書家としても活動。

「2021年 『文豪たちの美味しいことば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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