相手を自在に操る ブラック心理術 (日文新書)

著者 :
  • 日本文芸社
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537259810

作品紹介・あらすじ

「攻撃」と「防御」のテクニックは、上手な世渡りのために欠かせないツールです。心理テクニックを巧みに使い自分の思い通りに相手を動かしましょう。今日から使える心理テクニック満載。

感想・レビュー・書評

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  • チャルディーニの影響力の武器を読めばよい内容。〜の法則、〜の原理が多く、一見すごそうだがそうでもない。

  • この春から、関わりたくない人たちと一緒に活動することになりました。
    あらかじめ「私はあなた達のこういうところが嫌だから、直してほしい」のようなことを伝えてあります。

    今の所、紳士的。でも改心したのか、何か企んでいるのか、わからない。
    で、この本でお勉強です。

    怪しい題名ですが、内容はポピュラーな心理の紹介だと思います。
    教養として知っておくといいかと。

    ひとつ、面白い外国のジョークが載っていたので、ここに記します。


    *:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*

    客船が沈没しかかり、いよいよ救命具をつけて海に飛び込まなくてはならない時、船長は乗客のそれぞれに次のように呼びかけました。

    アメリカ人には「飛び込むとあなたはヒーロー(英雄)ですよ」
    イタリア人には「飛び込むとあなたはモテモテですよ」
    ドイツ人には「飛び込むのが規則になってますから」
    フランス人には「飛び込まないでくださいよ」
    日本人には「もうみんな飛び込んでますよ」

    *:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*

    ちなみに日本人に使用されたような、集団心理を利用した心理テクニックは、「バンドワゴン効果」というものです。
    自分の意志に関わらず、同調してしまうことをいうのです。

  • タイトル通り…
    心理学を使ったテクニックが盛りだくさんで面白いです。
    セコイ話もたくさんあります。

    やはり読んで、知った気になるだけではもったいない。
    実際になにかひとつでも行動に移さなければこの本の価値を最大化することはできない。

    私は苦手な相手とも親しくなる方法がもっとも使えると感じた。
    頼みごとをする
    接触の回数を増やす
    相談をする

    これで自分の気持ちも落ち着けることができる。

  • パラパラと適当に読むのにはちょうど良い。ラフな書き方で聞いたことのある心理学の法則等を教えてくれる。

  • この本では少し怪しく“ブラック心理術”と書いてありますが、この本で紹介しているのはブラックな心理術ではありません。
    ここでは心理学を利用し、プライベートやビジネスにおける「人間関係の駆け引きや交渉術」を紹介しています。

    私がこの本で学んだことは、「マインド(心理)」をうまく操作することで、本人もコントロールされていると気付かないままに、新しい人格にすり替え、自分の意のままに操作できるということです。

    たとえば、スポーツ選手は「自分はできる」と強く念じることで、緊張感や不安をはねのけ、試合本番で見事に実力を発揮することができています。
    ラグビーの五郎丸選手のように、試合前に独特のポーズをして、マインドコントロールをルーチン化しているのも、自分の気持ちをコントロールしているということです。

    つまり、これは本来の弱い自分を理解し、それの弱さを冷静に受け止め、弱さを克服する術を自分に授けることで、自分自身を鼓舞しているんです。


    また、これは自分だけではなく相手(他人)にも応用可能です。
    相手が求めるものは何かを探り、それを実行できれば、他人も自分の意のままに操作することだってできます。

    たとえば部下が、顧客対応が上手くいかず自信を失っているならば、「褒める+具体的なアドバイス」を実践してみましょう。

    「いつも丁寧な営業資料を持参してくれる点は、お客様も高く評価しているそうだよ。素晴らしいね。あとは自分が話をする前に一呼吸おいて、先方の話にじっくり耳を傾けることを実践してみたらどう?」

    ・・・といった感じです。

    自分のことを理解し、味方になり、利益をもたらしてくれる存在を人は信用しないはずがありません。
    きっと相手は、徐々にですがあなたの言葉を素直に聞くようになるはずです。


    このように、自分や他人(相手)に心理術を使えば、自分の意のままに操作することができるので、シーンに応じて利用してみると人間関係の修復や、ビジネスでの交渉が上手くいくのかもしれません。

  • 書名は激しいけど、内容は至って普通の内容。使われている例の中にはこれはないんじゃないかなーと思うものもあるけど、参考になるものもあった。「あとよし効果」は多用していきたい。

  •  日常、自分でも似た行動をしているな。と感じる項目が
    多かった。目新しさは感じなかった。

  • カウンターとして。こういうことされないように気を付けよう。

  • こういう本を読んで、人とコミュニケーションを取ろうとするのはどこか浅ましい印象を受けるかもしれないけど、誰だって人と仲良くやれるなら仲良くしたいと思う。それなら使えるものは何だって使ってやるっていう心持ちでこの本を参考にするのはいいんじゃないかな。
    この本に書かれているテクニックを2、3個でも意識してやってみたら、少しくらい人あたりが良くなりそう。丸め込む系のテクニックは注意がいるかもしれないが。

  • 組織の各階層は、昇進することない人で埋め尽くされる。
    上司が無能というわけでなく、個人のもつピーク能力で判断された
    ポストで居座っているだけ。

    上司より部下の方が、業務に精通している場合
    的外れな指示で、「アンダーマイニング効果」が働き
    やる気が殺され、結果言うことの聞かない部下になり
    ホウレンソウしなくなる。

    そのような部下には、
    ①上司の方から教えを請う姿勢を見せてやる。
    (エンハンシング効果)
    ②反発心を刺激する
    ③恐怖心の暗示
    で動かす。

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著者プロフィール

神岡真司(かみおかしんじ)
ビジネス心理研究家。日本心理パワー研究所主宰。心理学理論をベースにしたコミュニケーションスキルの向上指導に定評がある。法人対象のコミュニケーショントレーニング、人事開発コンサルティング、セミナー開催などで活躍している。著書に『賢く人を操れる「ブラック」会話術』(三笠書房 ≪知的生きかた文庫 ≫)、『眠れなくなるほど面白い 図解 ヤバい心理学』『相手を自在に操る ブラック心理術』(以上、日本文芸社)、『仕事・人づきあいで差がつく 知っておきたい心理テクニック156』(辰巳出版)、『思い通りに人をあやつる101の心理テクニック』(フォレスト出版)、『「気がきく人」と思わせる103の心理誘導テクニック』(角川学芸出版)、『効きすぎて中毒になる 最強の心理学』(すばる舎)がある。

「2022年 『「悩み」がすーっと消える心理術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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