新聞・テレビは「データ」でウソをつく

著者 :
  • 日本文芸社
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本棚登録 : 106
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537260069

作品紹介・あらすじ

地震予知、資源問題、少子高齢化社会、地球温暖化、メタボ制度、高血圧と健康…。なぜ、大マスコミは真実を報道しないのか!?政府とメディアのデータ・トリックを見破る方法。

感想・レビュー・書評

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  • 数字のマジック(トッリク)はよくある話ですが、「ウソ」までいっていたとは・・・。事実は真実ではないということですね。
    きちんと自分でしっかり考えていかないと、そのまま子どもたちに伝えることは危険だと感じました。

  • データの活用が恣意的というのはこの作者も同じ。
    自分で判断することが大事、なんだろうけど、面倒だから結局みんな自分に都合の良い情報を信じるだけになってしまうんだろうな。
    騙されないのは難しい。
    みんな何かに騙されながら生きているのだろう。

  •  
    ── 武田 邦彦《新聞・テレビは「データ」でウソをつく 政府とメディアのデータ・トリックを見破る方法 20130130 日本文芸社》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4537260068(20211225w)

     

  • データの使い方の強引さ。よくわかる。ただ、この本自体も、データの使い方が、、どう?
    データ、ちゃんと使いましょう。また読む側は見抜くために、よく考えましょう。

  • 統計の「数字の使い方」がよくわかる本です。うまく数字を使うとこうなるという所でしょうか。逆に言えば、うまく騙すとも言えるかもしれません。
    本書は数字のとらえ方で、受け取る情報が変わるということをよく教えてくれます。ただ、難しいなと思ったのは、その数字の「裏」を読むためにはそれなりの知識がないとなかなか見破れないというところです。
    新聞のウソを専門家がだれか解説してほしいな~と、あ。

  • 同じデータでも見方を変えると、違う意味に受け取ることができる。新聞等の発表を鵜呑みにせず、自分でもしっかり考えましょう。

  • 物事は複眼で見なければならない……とは思うものの、どういう見方をしたら反対側の見方ができるのかが分からない、というのが通常の人間でしょう。

    大手メディアや政府によって、情報の隠ぺいや操作がなされているのだろうなぁ、とうすうす感じてはいても、何が本当か、真贋を見極める眼を持っていなければ正しい判断は下せません。

    何でしょう。何となく、不快な読後感を覚えたのは。
    著者が一般論と違う切り口で情報提供をして下さり、理解の助けをして下さっているのに。

    それはたぶん。著者は一般に言われていることと真逆の主張をしているわけですが、それをそのまま鵜呑みにしたくない、という心理が働いているからでしょう。

    著者が前提として、新聞・テレビそして政府はウソをついているということを読者の前にドーンと提示して、他の選択肢との比較の隙をも与えてくれていない文調に、不快感を感じているのかもしれません。

  • 思い込んでいることを、明確に裏切ってくれるのが面白い。同じ数字でも、全然違う見方ができると学べる本。

  • 地震・環境・医療・犯罪・資源・生物多様性等、広範囲に亘って武田節が炸裂、「石油の寿命はあと500万年」「高血圧の方が長生きできる」「喫煙率が下がるとガンが増える」「生物の種類はどんどん増えている」「小太りの方がガンになりにくい」等、メディアの常識と真逆のデータがおもしろい。

  • 東海地震、石油40年、高血圧で寿命が縮む、少子高齢化で暗い社会、地球温暖化で熱中症、交通事故が減った、生物多様性、メタボ。

    センセーショナルに煽る報道が、儲かる報道。

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著者プロフィール

1943年東京都生まれ。工学博士。専攻は資源材料工学。
東京大学教養学部基礎科学科卒業後、旭化成工業に入社。
同社ウラン濃縮研究所所長、芝浦工業大学教授、名古屋大学大学院教授を経て、2007年より中部大学教授。
テレビ番組「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)、「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日)などに出演。
著書『ナポレオンと東條英機』(KKベストセラーズ)、『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』3部作(洋泉社)他ベストセラー多数。

「2017年 『武田邦彦の科学的人生論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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