世界の食文化 (18) ドイツ

  • 農山漁村文化協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784540032202

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  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB00079219

  • ◆7/17オンライン企画「食のミライ」で紹介されています。
    https://www.youtube.com/watch?v=jCW1km6G9LY
    本の詳細
    https://www.ruralnet.or.jp/zensyu/worldfoods/18.html

  • メモ:シュペッツレ(たまご平麺)、フレードレ(スープに入れる)、マウルタッシェン(ラビオリ的)、クネプフレ/クネーデル(おだんご状パスタ)、シュプフヌーデル(じゃがいもマッシュ麺)

  • ・カトリックとプロテスタント
    ・食より住を重んじる

  • 意外と普段家で食べてるものが載っていない。それくらいバリエーションがあるってことよね。どこの国も食文化は豊かだろうけどね。

  • 時々拾って読んでいる「世界の食文化」シリーズだが,今回はメシが不味いので有名な英独,そして,常に是非相半ばする微妙な立ち位置のロシアを連読.ドイツ料理に関しては,著者は「ドイツ料理は決して不味くない」と,あれこれデータや御馳走の例を挙げて力説するのだが,これが語るに落ちているというか,力説すればするほど到底美味そうに思えない料理ばかりが出てくるあたりが非常に面白い.普段食ってるものが美味そうに思えなきゃ駄目だと思うぞ.

    英国もそれは同様で「なぜ英国の料理は不味いのか」という章をわざわざ設けて一説ぶっているのだが,挙げられている理由は,ヴィクトリア朝におけるスノッブなマナー偏重,料理内容について云々するのは無作法だという堅苦しさなどで,甚だ説得力に乏しいのも笑える.食事中に会話を楽しむ習慣がないのは英国に限ったことではなく,それを言うなら最近までの日本だってそうである.どちらも申し合わせたように食料統計が多いのも興味深いところで,要するに,統計に代表される理屈が多いという事は,料理そのものに魅力が乏しいということを意味するのかも知れない.

    一方ロシアは,名文学者にしてロシア通の沼野をもってしても広大過ぎて持て余しているような印象.確かにあの国は一冊でくくってしまうには無理があるのかも.食文化を依って立たせているものが地方によって違い過ぎるものなぁ.

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著者プロフィール

■石毛直道(いしげ なおみち)
1937年、千葉県生まれ。1963年、京都大学文学部史学科卒業。京都大学人文科学研究所助手、甲南大学講師、国立民俗学博物館助教授、同教授、同館長を経て、2003年、国立民俗学博物館を退官。国立民俗学博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。農学博士(東京農業大学、1986年)。
【主な著書】
『リビア砂漠探検期』(講談社文庫1979; 原本、講談社 1973)/『住居空間の人類学』(鹿島出版会 1979)/『食卓の文明論』(文藝春秋 1980)/『食卓の文化誌』(岩波現代文庫 2004; 原本、中公新書 1982)/『ロスアンジェルスの日本料理店――その文化人類学的研究』(ドメス出版 1985)/『はじまりはトンガ-南太平洋フィールドノート』(平凡社 1988)/『麺の文化史』講談社学術文庫 2006(原本『文化麺類学ことはじめ』講談社 1991)/『石毛直道 食の文化を語る』(ドメス出版 2009)/『飲食文化論文集』(清水弘文堂書房 2009)/『石毛直道自選著作集』刊行中(第1期全6巻、2012年完結/ドメス出版)

「2013年 『世界の食べもの――食の文化地理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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