ウィトゲンシュタイン: ネクタイをしない哲学者 (哲学の現代を読む 9)
- 白水社 (2009年11月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560024737
作品紹介・あらすじ
考えるな、見よ!ここまで親しみやすく語られた彼の哲学があったろうか。かけがえのない日常の「場」でこそ、言語ゲームは繰り広げられる。「カジュアルの極北」を目指す新たなウィトゲンシュタインが、レヴィナスやソシュールとスリリングに遭遇し、「語りえないもの」へと限りなく接近していく。
感想・レビュー・書評
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とにかく、書いている著者が楽しそう。そこがこの本のいちばんの魅力。
ユーモアを交えながら、ウィトゲンシュタインの中心的な議論(言語ゲームや私的言語、そして倫理)を紐といていく。時にはデリダやレヴィナス、サールなどの現代哲学者も登場する。それでいて難解でない。こんなに楽しい本はないでしょう。
「わかる人にはわかり、わからない人にはわからないでしょう」という感覚を、この本からは感じません。そうは言っても、読んでいてわからない時があります。それはつまり、ウィトゲンシュタインの考えていたことそれ自体が、わかりづらい事であったということだろうと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
間に挟んだので、違う角度で楽しめて成功。
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