愛の渦

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著者 : 三浦大輔
  • 白水社 (2006年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560026922

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愛の渦の感想・レビュー・書評

  •  面白かった!舞台は乱交パーティーで参加者は欲望だらけのはずなのだけど、やっぱり人間、なかなか理性って捨てられないものだということ、ああいう特殊な場においても日常と変わらず"演じる"習性のあることを改めて感じた。打ち解けるまでの気まずさ、行為前の微妙なやり取りがとても人間臭くてクスリと笑ってしまう。

  • 映画化もしてる賞とってるしおもしろいのかと思ったらまさかの戯曲だった。わたし戯曲苦手!!!
    お話も乱交パーティーに来た若者たちのお話なんだけどセリフが「あぁ」ばっかりでそこがリアルなのかなぁ、、、?今時はそんなもん??もう少し話しても良さそうな気がするけど!
    ただただ意味のないお話でした。

  • 岸田國士戯曲賞?!

  • 意味のない話でどんどんと渦巻いていくみんなの思い。
    そこにあるのは愛なのか、性欲なのか、面倒くささなのか。
    何もない面倒くさいものこそ、
    人は気になるのかもしれない。

  • 何に笑ったって、あとがきに笑ってしまった。いい時代…なる、ほど…。

    ト書きで皮肉な演出(情景描写)が描かれてるの、これはいやらしい。
    建前と本音、リラックス効果のように働くセックス、こんなんでいいのか、軽薄な人間の真実のようなもの。読み込めば読み込むほど退廃的で汚い、そして繊細な目配せのある世界がまことに、いい。

  • 三浦氏の作品が読みたくなった。そして映像化にも期待。来年だっけな。

  • 「裏切りの街」を観終わって、それまで「イヤ~なもの、イヤラシイものには蓋」と避けてきた三浦大輔氏に突き付けられたリアルさにぐっとくる。
     その場で戯曲を手にして帰りの車内、自宅で読む。

     …もうイヤ、こんなきれいごとのない世界。待てよ、きれいごとが好きなの?この世はファンタジーであってほしいの?いえそんなことはございません。むしろ、イヤな居心地のよさがあったりするじゃない。それを感じたのでした。たとえばこんな感じだ。
     傘を持たず、雨にたたずみ、衣服が濡れる感じ。生温かい雨だったら、脱いで洗濯して、体を洗って新しい服を着て・・・と気ぜわしくするより、もう車に泥水はねられても、このままでいいや…

     心通わせないでおこう、セックスマシーンになっておこう、という場所で、でも人として心通わせておいたほうがいいかな、と試み、とだえる気まずさ、なんてところはシチュエーションを想像するだけで居心地悪い。そういう気分もあるよな、と共感しそうになる。でも、でも登場人物のだれとも友達になりたくない。
     この場所に自分がいたら、きっと同じようにだるい焦りやみっともないやりとりをしているだろう、いや、私ならばああいうところには行かないはず。でも、でも・・・などと考える作品。いかんな、はまりそうだ。

  • こんなことが現実にどこかで起こってんだろうな。
    身近なようで身近ではない。
    でも、いつ自分も足を踏み込んでもおかしくない、そんな舞台。
    色々と生々しかった。
    かといって、羨ましくなんてない。
    知らない異性と性的行為は、もはやスポーツ的感なのか?
    それならまだいいが、微妙に知ろうとしている。
    しかし、そこに嘘が紛れ込み、分かっているのに気づかないふり。
    分かってないのに気づいたふり。
    乱交パーティを通して作者は、人間関係の浅はかさを僕に伝えてきた。
    僕はすでに知っていたのだけれど。

  • シチュエーションの派手さと裏腹に地味で、ぬるい。
    ゆえに、胃にくる。

    にんげんっていいな。

  • セックスのことに隠れているけれど、
    人と人とのあいだに流れる微妙な雰囲気がよく描かれていて、笑える。

  • 話題作なのもうなずけます。
    さすがって感じがしました。一番すきなのは、なんにもないって点だと思いました。
    ポリシーとか、作品で伝えたいことの、薄さというか、なんかいろいろをあきらめて逆にいろいろがにじみ出てるみたいな。
    うん、素敵な一冊です。
    作者は乱交に取材いったのかな?いっただろうなこりゃ(岡崎)

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愛の渦の作品紹介

午前0時から5時まで、裏風俗店でボディ・トーク!乱交パーティーに集う「肉体関係者」を若者言葉で描く、超リアルな会話劇。第50回岸田國士戯曲賞受賞作品。

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