本棚の歴史
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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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ある晩、書斎で読書中にふと目を上げると、本棚がいつもとまったく違って見えた。もはやそれは本を収めるだけの場所ではなく、本棚そのものが一つの工芸品として好奇心をそそった。どうして本棚はこのような形になったのだろう。考えれば分からないことばかりで、答えを求めて向かった先はもちろん本だった。
― 270ページ -
本を一般の図書館利用者の目に触れない書庫に保管する案は、一八一六年の段階ですでにイタリアとドイツで考え出されていたが、閉架書庫という考え方がきちんとした形で実行に移されたのは、パリのサント・ジュネヴィエーヴ図書館が最初だった。この図書館の建物が完成したのは一八四三年で・・・(略)
― 192ページ -
本の装丁のこうした進化や、それに伴う収納方法の変化は、およそ千二百年にわたって展開してきたわけであり、それを考えると、本の背、すなわち蝶番は本の表側なのか裏側なのかについての言葉上の混乱が残っているのも、容易に理解できる。
― 136ページ
みんなの感想・レビュー・書評
008
タブレット=書字板
いつどのようにして図書館司書は本と棚と垂直に並べることを思いついたのだろう
ストール・システム/ウォール・システム
自立式書架最下段の傾斜
回転式書架
スニード規格
スライド書架
本棚の「棚」の側面をガチで扱っててユニークです。技術的・経済的・工学的な、本と本棚(と「読者」も?)の共進化の歴史として読めるかと。 さらっと10分くらいで読んでしまいましたが。がっつり読みたい感じではないな、と読み始めてから気づいたので。 著者は著名な作家・土木建築学者で『橋はなぜ落ちたのか』『フォークの歯はなぜ四本なのか』も名著です。 『橋はなぜ落ちたのか』の要点:上手く機能... 続きを読む »
普通に歴史だった。鉛筆の本を書いてる人が著者で、納得。
ただ、訳がいかにも「訳しました」な感じの訳で甚だ残念。
読み終わって思ったけど、本棚の本を読んで本棚に並べるのが目的だったのかも。
2011 5/16パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 Amazonでリコメンデーションされたので手にとってみた本。 タイトルのとおり本棚と、それが置かれる≒読書感の歴史の本。 中世~近代ヨーロッパの本と本棚に多くが割かれている+図書館に多くが割かれている。 個人が多くの本を所蔵できるようになったのはごく現代のことであるわけだが、そのような現代の個人蔵書の本棚の話はあ... 続きを読む »
何かを読むと言う時、当然本と、それを置く場所というハードな「もの」があります。そのハードの特性が如何に知(内容)に影響を与えてきたか、という事を本棚の歴史から語っている本。「見えないもの」を見るという佐藤研のメンバーの視点に重なるところは無いでしょうか?
・・・ちょっと無理があるかもしれません。汗。
軽い本なので是非読んでみてください。
-江崎
1186夜
第一章:本棚の本
第二章:巻物から冊子へ
第三章:保管箱、回廊、個人用閲覧席
第四章:鎖で机につながれて
第五章:書棚
第六章:書斎の詳細
第七章:壁を背にして
第八章:本と本屋
第九章:書庫の工学
第十章:可動書架
第十一章:本の取り扱い

昔の図書館は様々なインク臭や黴の臭いが混じり合った独特の匂いに包まれていた。今は空調システムが整っているせいか、その懐かしい匂いには滅多に出会えない。書店にしろ図書館にしろ主役は本なのだが、その本を抱...





