- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560073339
感想・レビュー・書評
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書店で運良くサイン本が並べてあったので購入。
てっきり新しい本かと思ったら、柴田さんの語り口調が何となく違う気がして、見てみたら実はもう随分前に刊行、文庫化、再版、なのだった。
様々な作品を挙げつつ、翻訳のことやそれ以外のことをたくさん語っているエッセイで、面白かったけれど最近の語り方の方が私は好み。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
柴田元幸さんのエッセーは、若い頃のものが良いと思う。
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名訳者として名高い著者のエッセイ集。単行本が出たのが90年代ということで、古さを感じさせる内容も散見されるが、概ね面白く読んだ。アメリカ文学の作家名も幾つか登場していて、興味を惹かれたものもある。
岸本佐知子のエッセイ集でも感じたが、翻訳家のエッセイというのは、語学学習者向けの媒体に連載していても、英語の話題に終始するとは限らず……というか、寧ろ英語(語学)とはどんどん離れた内容になっていく傾向があるようだ。そういえば吉田健一にも、英語についての話題から始まって、最後は別の話になってたことがあったなぁ。 -
15/2/14、ブックオフで購入。
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柴田元幸さんのエッセイ集。
「トラブル・ドール」いいなあと思って、なぜかラン大会の遠征先で見つけて嬉々として手に入れたんだけど、悩みを打ち明ける暇もないというか、めんどくさく感じるぐらい大したことがない。(「みやげ物の効用」より)
私には「スカーレット・オハラる」のが一番なんだな。なにごとも寝て忘れる!(「寝てしまう」より) -
翻訳に至るまでの論理的な思考が面白かった
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英語教師、そして翻訳家であるらしい著者による、英語に関係しているようなそうでないようなエッセイ。
肉じゃがを英語にするとmeat and potatoだが、意味合いが全然違ってくるとか、おもしろかった。
英語がある程度分かる人にはよりおもしろい本。 -
別役実のエッセイがおもしろかったので似たようなのない?と貸してもらった本。そしたら中で別役実を絶賛していてたまげました。私が好きな岸本佐知子さんがのちに翻訳した本も紹介していてさらにたまげた。