キャッチャ-・イン・ザ・ライ

  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560090008

感想・レビュー・書評

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  • 村上春樹訳の『ライ麦畑でつかまえて』。高校生の主人公がクリスマス前後に起きたどたばたについて回想する青春小説。主人公の心のうちを読者に語りかける文体のため、個人的には村上春樹の訳がしっくりくる。周りが大人へと成長していくのを目の当たりにし、自分だけが取り残され、大人になりきれない主人公。自暴自棄になり、社会や秩序、力などに抗いながら、心の葛藤を描いている。正直、なぜここまで評価されているのか私にはわからない。罵詈雑言のオンパレードを一方的に聞く立場としては、決して心地よい気持ちにはなれない。

  • 話の内容の前に、すごく文章に個性のある小説。村上春樹色がすごい、、原作で読んでみようと思う、、、

  • ホールデンは大人の社交辞令的な行動を割り切れずにつっかかる。バーに行ったり娼婦を呼んだり、大人の真似をするが上手くいかない。社会との向き合い方が分からなくてじたばたしている感じだった。幼いなと思いつつ、うっすら気持ちが分からんでもなかった。
    自分にとっては読むのが遅すぎた気がする。思春期だったらもっと楽しめたかもしれない。

  • もともと海外文学を読むのは苦手、かつ村上春樹さんの文章も得意じゃないので、想定通り、なんとも頭に入りにくかった!
    有名すぎる本だし、推しのおすすめ本立ったのでなんとか読了。
    もっとゆっくりじっくり読もう。

  • 十代が抱えそうな、自分を取り巻く環境への反発や、痛々しい言動に他人への罵詈雑言の嵐。
    年下の妹にさえ「世の中のすべてが気に入らないのよ」 と言われるのも納得出来る気がする。

    若者が読むと強く共感し、影響を受け、大人が読むと苦笑いしそうな、そんな書評を聞くが、間違ってはないかと。

    びっくりしたのは、他人の作品まで本人の作品かと勘違いさせる訳者の文がマッチしていること。成る程読みづらかったのも納得。

  • 子供の頃読んで、意味がわからなかったので、大人になって再読。
    村上春樹の訳が不自然すぎて、嫌気が差したけどなんとか読了。

    思春期の痛い自分を思い出すにはいい本かもしれない。

  • 自分への怒りが世間への批判、(その逆も然り?)としてホールデンの内側にできあがってる感じがした。 大好きな妹だけが側にいてくれて良かった。

  • 村上春樹の個性的な訳を受け入れきれず、良さを掴みきれないまま読み切ってしまった。
    青年が社会に対して不平不満を抱きつつも自分1人では反抗しきれない葛藤のようなものが描かれているように感じた。

  • 10代で読んでたら違った感想をもったかもしれない。
    ホールデンの幼さ、子供だなぁと。何に対しても文句と愚痴。でもたまに、あ、それわかるとか思うこともあったりして。
    しかし、、、久々に読み進めるのがきついな。と思った。人から頂いた本だったので、なんとか読切ましたが、もし自分で買ったものだったら、途中で挫折したかもしれません。村上春樹の作品を読んだことないけれど、この独特な言い回しというか、まわりくどい言い方は訳者の個性でしょうか?それもあわせて、あたしは読み進めるのがきつかった。

  • 野崎孝訳より好み。が、アメリカ人向け。

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