エクスカリバーの宝剣 上: 小説アーサー王物語

  • 原書房
3.58
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本棚登録 : 30
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562029044

作品紹介・あらすじ

五世紀、ブリタニアは闇のふちに立たされていた。ローマ文明の記憶は薄れ、浸透するキリスト教のまえに異教の神々はすたれつつあった。いがみあうブリタニア諸王国も侵略者をまえに結束はしたが,その結束はいかにも脆く、大王ユーサーの権威によってのみたもたれていたのだ。ところが大王にも死期が近づいていた。その跡継ぎは強力な指導者どころか、凍てつく冬の夜に生まれた幼子なのだった…。ユーサーの玉座を守り、諸王国をたばねて敵と対抗できるのはただひとり、アーサーしかいない。聖なる剣を手に、真の戦士アーサーはついに起つ。平和と勝利を奪還するために…。

感想・レビュー・書評

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  • TVドラマ 「魔術師 MERLIN(マーリン)」に影響され、借りる

    上下巻の厚い本です。 
    この本の内容紹介には、もちろん!アーサーが主役で、マーリンの名は出てきません・・・。
    これまで読んだ、アーサー王の本でも、マーリンは魔法は使っても、脇役でした。
    TVドラマのの若きマーリンは、魅力的ですね。
    もっと、マーリンのことが書かれた本を探してみます!

    結局この本は、暗い内容でマーリンは重要な役割で出てくるものの、魅力的ではありません。
    全体も暗く、数ページで読むのをやめてしまいました。

    内容(上・下)と著者は →  [続きを読む]
    エクスカリバーの宝剣―小説アーサー王物語〈上〉内容 :上
    5世紀、ブリタニアは闇のふちに立たされていた。
    いがみあう諸王国、近づく大王ユーサーの死期、跡継ぎの幼子…。
    王座を守り、敵に対抗するため、聖なる剣を手に真の戦士・アーサーがついにたちあがった。

    エクスカリバーの宝剣―小説アーサー王物語〈下〉内容 :下
    荒廃した世界にあって、忠誠と友情で結ばれた少数の戦士たちを率い、平和と文明の光を守ろうと戦うアーサー。
    愛するものたちを守るため、彼らは傷つきながらも迫り来る蛮族に決戦を挑む。

    著者 :
    イギリス生まれ。歴史教師、
    BBCテレビ勤務を経て作家生活に入り、
    ナポレオン戦争時の軍人シャープ少佐のシリーズで人気を博する。
     

  • アーサー王二次創作における中二病的な萌えの殆どすべてを、私はこのシリーズ小説で費やした。各上下巻×3タイトル即ち分厚いハードカバー6冊が私の本棚を圧迫するので、電子書籍か、せめて文庫を出して欲しいと思い続けて早数年。
    しかし実のところ、読み返す頻度は、このシリーズの冒頭タイトルである『エクスカリバーの宝剣』(※アーサー殆ど出ない)が一番多い。イギリス人小説家が描く当時の文化を空想で補ったものが私の興味を引くらしい。2F右奥

  •  こちらはアーサー王ものの中でも少し変わり種で、史実寄りの戦記っぽい味わいのある小説です。全三部作でそれぞれ上下巻。
     ローマ軍撤退後、諸勢力入り乱れる5世紀「暗黒時代」のブリテン島を舞台に、アーサーに仕える武将でのちにキリスト教の修道士となった男の視点から、戦いと栄光と没落の歴史をたどります。戦闘・生活ともにリアリティあふれる描写が出色。人間の物語としてアーサー王を読みたい人にはこれがいちばんのおすすめ。

  •  1997年9月14日購入

     年月日初読

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  • ●冒険小説家コーンウェルによるアーサー王三部作の一作目。
    アーサー王物語と言えばファンタジーテイストなのが多いけど、これは歴史的な背景を押さえて書いてます。
    数あるアーサー王物の中で、これがいちばん面白い! 
    ●語り手は、ダーヴェルと言う現・僧侶、元・アーサーの側近。
    彼の回想と言う形で、話は進行して行きます。
    キャラはめちゃめちゃ立ってまっせ〜。
    アーサー王は、一見しっかりした英雄然とした男だけど、グィネヴィアの前ではもうへなちょこ(笑)
    そのグィネヴィアは気位高く美貌だが、色男のランスロットとつい遊んでしまう浮気性の困った王妃。
    あ、ランスロットね。最ッ低。卑怯者だしなー!!(爆笑)
    ワシはマーリンが好きですね!
    魔法使いの食えないジジイなのよ。年はとってもおさかんなのよ。(下品)
    知性と尊厳と俗っぽさがステキにブレンドされてんのよ。
    ううむ、好きだなあ!
    ダーヴェルとカイヌインのカップルも微笑ましくて好きです。
    アーサー&グウィネヴィアがアレなだけに(苦笑←でも、こいつらも好きなのよ。へなちょこ男好きなもんで。笑)
    ●ロマンチックなアーサー王物が好きな人には勧めないけど、野卑で生命力溢れるダイナミックな描写、ランスロットが嫌いな人(笑)はぜひ。
    『神の敵アーサー』『エクスカリバー 最後の閃光』で完結。

    ●正統派は、トマス・ブルフィンチ(角川文庫)の『アーサー王物語』や、ローズマリー・サトクリフの『アーサー王と円卓の騎士』(原書房)でどうぞ。
    サトクリフは、さすがに綺麗にまとめてます。
    『王のしるし』はまた読みたいなー!
    アレは傑作でっせ!!

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