- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562031757
感想・レビュー・書評
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例えば恋愛小説を書こうとして、過去の著名な恋愛小説に目を通す必要は無い。ことミステリーとなると違う。トリックがダブらないように、古今東西の名作ミステリーに通暁する必要がある。
実例。本書の後に有栖川有栖『オノコロ島ラプソディ』を読んでいたら、私が長らく温めていたトリックが冒頭であっさり消費されていた。
気鋭の推理作家4人が熱海で合宿してブレーン・ストーミングするのだから、その濃いこと、熱いこと。
このごろクイーンやクリスティばかり読んでいたが、カーその他の作家も読まなければと思わされた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1999年3月4日、初版、並、カバスレ、帯無し。
2014年7月1日、白子BF。 -
本格ミステリーの始祖エドガー・アラン・ポーから、コリン・デクスター、ピーター・ラヴゼイにいたるまで、“ミステリー・ワールド”を縦横に駆けめぐる、本格ガイダンスの決定版!!思い思いのコラムや一覧年表、豊富な図版など、読みどころ見どころがもりだくさん。(「BOOK」データベースより)
芦辺 拓・小森 健太朗・有栖川 有栖・二階堂 黎人
推理作家さんはみなさん、こんなに過去から現在までのミステリーにお詳しいんでしょうか?
熱海の合宿で座談会形式でまとめたというこの本。
みなさん、なんと楽しそうなことか(笑)。
ミステリに対する愛情がひしひしと伝わってきました。
読んだことのない(特に昔の)作品をぜひ読んでみたいと思いました。 -
3/3読了。これまでの何よりも、「海外本格」の良き里程標となるであろう。「本格」の歴史を追う、という新たな目標ができたのだった。
ところで、「本格」ではないのって、何が違うんですか…?