本格ミステリーを語ろう 海外篇

制作 : 芦辺 拓 
  • 原書房
3.60
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本棚登録 : 29
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562031757

感想・レビュー・書評

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  •  例えば恋愛小説を書こうとして、過去の著名な恋愛小説に目を通す必要は無い。ことミステリーとなると違う。トリックがダブらないように、古今東西の名作ミステリーに通暁する必要がある。
     実例。本書の後に有栖川有栖『オノコロ島ラプソディ』を読んでいたら、私が長らく温めていたトリックが冒頭であっさり消費されていた。
     気鋭の推理作家4人が熱海で合宿してブレーン・ストーミングするのだから、その濃いこと、熱いこと。
     このごろクイーンやクリスティばかり読んでいたが、カーその他の作家も読まなければと思わされた。

  • 1999年3月4日、初版、並、カバスレ、帯無し。
    2014年7月1日、白子BF。

  • 本格ミステリーの始祖エドガー・アラン・ポーから、コリン・デクスター、ピーター・ラヴゼイにいたるまで、“ミステリー・ワールド”を縦横に駆けめぐる、本格ガイダンスの決定版!!思い思いのコラムや一覧年表、豊富な図版など、読みどころ見どころがもりだくさん。(「BOOK」データベースより)

    芦辺 拓・小森 健太朗・有栖川 有栖・二階堂 黎人

    推理作家さんはみなさん、こんなに過去から現在までのミステリーにお詳しいんでしょうか?
    熱海の合宿で座談会形式でまとめたというこの本。
    みなさん、なんと楽しそうなことか(笑)。
    ミステリに対する愛情がひしひしと伝わってきました。
    読んだことのない(特に昔の)作品をぜひ読んでみたいと思いました。

  • 3/3読了。これまでの何よりも、「海外本格」の良き里程標となるであろう。「本格」の歴史を追う、という新たな目標ができたのだった。

    ところで、「本格」ではないのって、何が違うんですか…?

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