- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562035564
感想・レビュー・書評
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自分とは違う見方をするのを興味深く感じた。
どんな本でも面白いゲームにするためのアイデアを思いつくのはさすがプロのゲーム企画者。
ゲームクリエイター志望者は読んでおくといいかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
■書名
書名:ベストセラー本ゲーム化会議
著者:麻野 一哉、米光 一成、飯田 和敏
■概要
すべての本はゲーム化できる!ゲーム作家のツワモノたちが、あのヒット
作を大解剖。新感覚の書評本。
(From amazon)
■感想
いや~偏っているけど面白かったです。
色々なベストセラー本をゲーム化したらどうなるか?という話しあい
をします。
読み続けていると、小説はある程度ゲーム化しやすいようですけど、
そのままRPG、アドベンチャーとしてゲーム化してもしょうがないので
ひとひねりしています。
どちらかというと、この3人はアドベンチャー、シュミレーションが
好きなのかな?
途中から脱線する様も読んでいて面白いですね。
もう真面目に考える気無いでしょう!と読み手に突っ込ませる感じ。
なんだかんだ言っても、やはり発想は豊かですね。
いくつかは、「それもう少ししっかりやれば商品化できるのでは?」
というレベルまで言っている気がします。
この本では企画の段階ですので、具体的なコスト、期限などの話は
でませんが、ある程度は考えながら話し合っているのは分かります。
3人ともくだらない話を交えながら、コスト、品質、納期、マーケティング
を交えて話しているのが分かります。
基本、暗黙的なブレスト方式なので脱線しない限り意見の否定をしないので、
読んでいて嫌な気分がしないです。
こういうの大事です。
純粋に面白い本でした。
■自分がこの作品のPOPを作るとしたら?(最大5行)
読んだ本を何でもゲーム化!?
あなたも自分で読んだ本をゲーム化できるかも!?
ゲーム万歳! -
飯田「ゲームやりすぎの人は本を読み、本を読み過ぎの人はゲームをやって」
ゲームと読書という組み合わせを見ると「ああライトノベルね」というふうに結びつきやすいわけだけど、本書を読むとこの組み合わせにはもっと広がるところがあるなと思わされる。なんだろう、テーマの作り方とかの部分で応用できそうな部分があると思わせる部分がある……?いまいち言語化できない。
あと舞城フリークスの一人としては、舞城の分析(少ししかないけど)が適切だなと思わされたのもポイント高い。 -
「世界がもし100人の村だったら」「冷静と情熱の間」「チーズはどこへ消えた?」「バトルロワイヤル」といったベストセラーの本をゲームにしてしまったらどうなるのだろう?ということをゲーム作家が話している対談本。
まじめに本の内容から考察しているものもあれば、一発ネタで流しているものもあり玉石混合です。
いきなり最初から「101人目の村人になって1番を目指すゲーム」とか「世界がもし100人の妹だったら」などを考え付くあたり、流石作家さんと言いたくなります。
基本はサブカル作家が語った書評集なので、読んだことのない本や作家さんのゲームをやってなくても楽しく読むことができます。
また、作家さんたちの知識や情熱に恐れおののくこともできます。マイナーな映画の話題をしていたと思ったら政治、経済、ゲーム、下ネタなどとぽんぽん飛ぶので、読んでいて楽しい。
あとは、10年ほど前に出た本なので、当時を思い出せてなんか懐かしくなれますよ。今と本の作り方がなんか違ってますね。 -
悪乗りが過ぎる部分もあるけど、ゲームデザイナー(プランナー)の発想力トレーニングの例としてはいい教科書になると思う。
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未読なら、古本屋へ走れ!
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Flashのネタに詰まったときの参考になればいいのでは。
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面白かったです。あのベストセラーをゲーム化したら…!という発想に頭が下がります。やっぱ考えてる企画が、ヒット作を生み出すんですね。しみじみ。読書を楽しんだり調べ物が楽しい!という企画担当者が、ゲーム業界にいるとは、目からウロコでした。いや、自分の巡り合わせが悪かっただけなんでしょーが…。