- Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562042968
感想・レビュー・書評
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石持さんの短編が入っていたので借りる。
「不可能犯罪」の観点でゆくと、
まったくこれを受けたものは少ないように思った。
アンソロジーは、まだ見ぬ好みの作家との出会いが楽しみだが、個人的には不発だったかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全編さくさく読めて謎も解けてすっきり爽快な読後でした。「佳矢子の屋根に雪は降りつむ」の、作中の詩の解釈だけがとても印象に残りました。余韻にひたるというか、そんな気持になりました。「父親は誰」は中盤でオチが見えてきてしまって読み進むのがちょっとツラwww
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企画自体もいいし、タイトルもいい。僕みたいな不可能犯罪ファンは心躍っちゃうね。
収録されている作品は、前半は傑作が多くて「こういうアンソロジーでここまでレベル高いのは珍しい」と思っていたのだけど、後半にちょっと失速の感。惜しい! -
2012/8/20 紹介本
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石持浅海・大山誠一郎・加賀美雅之・鏑木蓮・岸田るり子・門前典之 どれもシリーズ物になりそうな主人公ばかり
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タイトルどおり、不可能だと思われる状況での犯罪を扱ったミステリアンソロジー。どんなに不可能に見えても、これが読み物としてのミステリである限りきちっと解決されちゃうのは自明の理。読後感すっきりです。
お気に入りは大山誠一郎「佳也子の屋根に雪ふりつむ」。トリックの見事さもさながら、タイトルにもあるあの詩を用いた叙情的な雰囲気も印象的でした。 -
(収録作品)佳也子の屋根に雪ふりつむ(大山誠一郎)/父親はだれ?(岸田るり子)/花はこころ(鏑木蓮)/天空からの死者(門前典之)/ドロッピング・ゲーム(石持浅海)/『首吊り判事』邸の奇妙な犯罪─シャルル・ベルトランの事件簿(加賀美雅之)
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二階堂さんが編集された、不可能犯罪をあつめたアンソロジー。
大山誠一郎「佳也子の屋根に雪ふりつむ」
いきなりの密室収集家の登場にちょっと萎えました。
ロジックはさすがでしたが、ああいう偶然はイマイチ。
岸田るり子「父親はだれ?」
女友達の虚栄心を描いた点はさすが岸田さんでしたが、あとは先が読めすぎ。
鏑木蓮「花はこころ」
いまさらのトリックに脱力。
風姿花伝の花についての解釈は面白かったです。
門前典之「天空からの使者」
キャラ同士の掛け合いや動機など、もう少し長いお話でよみたかったです。
石持浅海「ドロッピング・ゲーム」
これってシリーズになったんですね。架空の日本を思わせる国での事件たち。
石持さん、こういう薄ら寒い作品が書けるんですね~。このシリーズは好みです。
加賀美雅之「『首吊り判事』邸の奇妙な犯罪」
久しぶりの加賀美さんですが、相変わらずすぎ。
トリック、ムリムリ感ありすぎの上に古臭く感じました。
大山さんの新作短編が読みたくて借りてきたのですが、どれもイマイチでした・・・。
残念。 -
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<blockquote><p><strong>誰もいない屋上からどうやって転落死させるのか、衆人環視の舞台上でいかに刺殺におよぶのか、密室の中の他殺死体―犯人は私なのか…。実力派気鋭作家たちによる書き下ろしアンソロジー!トリックの饗宴6連発。 </strong></p></blockquote>
<blockquote><p> 「佳也子の屋根に雪ふりつむ」 大山誠一郎
「父親はだれ?」 岸田るり子
「花はこころ」 鏑木蓮
「天空からの死者」 門前典之
「ドロッピング・ゲーム」 石持浅海
「『首吊り判事』邸の奇妙な犯罪」 加賀美雅之</p></blockquote>
一見不可能に思われる犯罪はどのように成し遂げられたのか。それぞれに工夫が凝らされ、意表をつくトリックが駆使されていて興味深い。やや説明的になりがちな部分があったように思われるのが残念でもある。