愛のカーテンコールを(ライムブックス)

  • 原書房
3.81
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本棚登録 : 73
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562043651

感想・レビュー・書評

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  • ☆3.5


    1997年。

  • 「キャピタル・シアター・シリーズ」
    英国演劇界のカリスマと称される名優ローガン・スコットがヒーロー。
    親の決めた縁談から逃れるため、マデリンは俳優のローガンとスキャンダルを起こすことに決める。


    マデリンは長女だけを可愛がる両親に育てられた割に、素直で愛情深い素敵な子。
    でも、いくら親の決めた婚約者が50歳オーバーでふとっちょでパゲててキモイからって、彼のお母さんの形見の指輪を質草にしちゃいけないと思う(笑)
    そうされて当然、みたいな態度を取ってたけど、それはどうかなぁ。

    しかし、ローガンは可愛い。
    まさかマデリンと関わる内に、愛が彼をあんな風にかわいくしてしまうとは思わなかった。
    キュンキュンしたよ。
    でも、マデリンが自分に近づいたのは、婚約者との結婚から逃れるために、自分を傷物にする計画だった・・・と知ってからの、彼の態度はいただけない。
    あっという間に、「嘘をついた!」「騙された!」で被害者意識満載になってしまった。
    あれは嘘をついたとか、騙したとかになるんかなぁ。
    ただ近づいた理由を黙ってただけと思うけど。
    一緒にいる間「本当の私を知ったら、憎むようになるわ」って何度か言われてても、まったく気にしてなかったのにね。

    罰を与えるために、妊娠初期の女性の歯がガタガタなるほど寒くさせなくても…と思うシーンもあったし。
    脅して自分に従わせるやり方も、ちょっとなぁ。

    あんまりにも傷つけられたから、自分も相手を傷つけ返してやる…ってのは、読んでて楽しくない。
    このへんのローガン拗ねちゃってる期間を除くと、すごく可愛いのにね。

    マデリンはずっとローガンの態度が悪くても、じっと愛情深く見守ってて素敵な女性ですね。
    わたしは、これが反対だったら良かったのにと思った。
    女性が「騙された」って傷ついて頑なになっちゃったのを、こんな風にずっと辛抱強く愛情をかけつつそばに居て大事にしてくれるヒーローがいればなぁと。
    やはり、ヒロインがヒーローに大事に扱われてないのって、読んでてつらい。

    ☆は3つ。

  • 無垢な少女に惹かれることを否定しようとするローガンや、デレるローガン、冷たくなったり、彼女を失いたくないから距離を置こうとする姿に萌えました。マディが一生懸命で健気でかわいい。年の差好きにはたまらない

  • ☆4.5
    孤独ヒーローがヒロインに癒されるといういつものリサ
    でも、期待以上に切なさが出てて良かった~
    積読にしとかないでさっさと読めばよかった。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    19世紀のロンドン。子爵令嬢マデリンは失望していた。親の決めた婚約者は富裕な貴族だが、父親より年上のうえに傲慢な俗物で、愛を育めるはずもない。この縁談から逃れたい一心で彼女は決意する。不品行な娘と噂され、婚約破棄されるように仕向けようと。マデリンがスキャンダルの相手に選んだ男性は、当代随一の名優にして劇場経営者のスコット。放蕩者としても名高い彼なら自分の誘いを受け入れてくれるのではと、素性を隠して劇場を訪れたマデリンだったが、スコットからは邪険にされるだけ。なんとか劇場の雑用係として雇ってもらえたものの、彼の前では失敗続きで…だがスコットはいつしか、マデリンのひたむきな姿から目が離せなくなっていた―クレイパスの記念碑的傑作。

    初めがあれ?リサの作品なのになぁ、って思っていましたがスコットが出てきてからはあっという間に読めました。
    マデリンいい子すぎるわ。
    でも家族関係の作り方はちょっといかにもだったけど。
    脇役の女性陣がいい感じ。

    Because you're mine by Lisa Kleypas

  • なかなか面白かった。

  • 父親より年上の傲慢貴族との結婚から逃げ出すために、人気役者であり劇場経営者のスコットとスキャンダルを計画しするヒロイン、マデリン。無垢だけれど体当たりの誘惑と、遊び慣れているくせにそれを上手く躱せないスコットのじれったい関係が微笑ましいです。「どうしてそんなふうに受け取っちゃうかなぁ;」というこじれっぷりは、何だか読んでいて親戚のおばさん気分になってしまうのですけどね…(笑)

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