- Amazon.co.jp ・本 (487ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562044290
作品紹介・あらすじ
貧民街セントジャイルズで、弟とともに孤児院を営むテンペランス。弱い子供に手を差し伸べずにはいられない彼女だが、資金離で立ち退きを余儀なくされていた。そんなある日、銀髪に黒マントという出で立ちのケール卿が孤児院を訪れた。冷酷と悪名高い紳士だ。孤児院の救済と引き換えに、この界隈の道案内を頼みたいという。だが彼の本当の目的は、ある殺人鬼を捜しだすこと。そうとは知らず危険な捜査に同行することになってしまったテンペランスだが、なぜか彼のそばにいると安心し、普段は語ることのない苦労を打ち明けてしまう。ケール卿もまた、無垢で清らかな心のテンペランスに惹かれ、熱いキスを重ねる。しかし彼女には情熱に身を任せることができない過去の思い出が…。そんなとき、捜査を阻むように街では次々と殺人事件が起こり、二人にも魔の手が迫る。
感想・レビュー・書評
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テンペランスは貧民街セントジャイルズで弟とともに孤児院を営んでいる。弱い子供に手を差し伸べずにいられない彼女だが、資金難で立ち退きを余儀なくされていた。
そんなある日、冷酷と名高いケール卿が孤児院の支援者探しと引き換えにこの界隈の道案内を頼みたいと現れた。
だが彼の本当の目的は、ある殺人鬼を捜しだすこと。
そうとは知らず危険な道行きに同行することになったテンペランス━次第に2人は惹かれ合うが、彼女には情熱に身を任せることのできない過去の思い出が…
そんなとき、捜査を阻むように街で次々と殺人事件が起こり、2人にも魔の手が迫る!
久々にロマンスもの読みに帰ってきました-
シリーズ最初からどんな特殊性癖かと思ったけど…それほどでもなかった-
ほっとしたよ-
この時代の医者は何かあると「悪い血を抜きましょう」って抜きたがるのが怖い…
それがその頃の治療法なのはわかるけど、現代人から見たらね。
テンペランスの妹・サイレンスのことを兄弟の誰ひとり信じないのが悲しい…悪人が嫌がらせでそういうことをするって考えないの?と。
ヒロイン、ヒーローはまぁテンプレート通りに惹かれ会う→仲違い→事件が起こり解決かつ仲直りハッピーエンドなのでくっついて良かったね!としか。
今作に登場した人物たちが、今後のシリーズ作で主人公になるので楽しみ-
〈セントジャイルズの亡霊〉の正体もいつ判明するのかな-
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メイデン通りシリーズ 1
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ヒロインだけが扇がないとこが不憫 あと、ぼろっちいショールも… ヒーローそれぐらい買ってやってくれ 頼むw
ヒロイン弟ウィンターのガリガリ具合が目に浮かぶ 彼こそ本物の聖職者 教師が聖職と言われた時代がありまして…
ヒロイン妹サイレンスの良妻ぶりが報われない 頑張れ!サイレンス
次作ヒロインは性格のメチャ良い公爵令嬢 楽しみ♪ -
シリーズ1 貧民街セントジャイルズで孤児院を営むテンペランスと、愛人を殺した犯人を探すケール卿ラザルス・ハンティントン。ベッドでの異常な趣味のあるケール卿にはワクワクしてたんですが、大したことなかったです。テンペランスと二人で異常な世界に行って欲しかったのに、純愛の正常な世界に帰って来てました。残念。次のシリーズに登場しそうな秘密や癖のある登場人物も魅力的で、期待してます。
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弟と孤児院経営するヒロインに ある事件の調査協力の案内を頼んだ貴族ヒーロー。ヒーローが過敏症というのかちょっと変わった性質の持主で何かトラウマがあるんだろうと思ったら 子供の頃のことには少ししかふれていなくて そこらへんが少し曖昧だった。彼の凍り付いた心身がヒロインと出逢ったことで溶かされていくロマンスって感じよねぇ。
ヒロインは贖罪というよりもただの欲望から入ってると思うな。ヒーローの性癖があれなんでちょっと独特な関係を結ぶことにもなるわけだが これはヒーローにとってはじめての純粋に愛情を表現できた相手だったから彼は幸せそうだ。殺人事件の真相も狂人ならではの展開だったな。興味深い人物が多数出てて シリーズらしいので今後も楽しみ。