秘密の真珠に (ライムブックス バ 2-3)

  • 原書房
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本棚登録 : 38
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (556ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562044559

作品紹介・あらすじ

貴族の娘フルールは、ある事情を抱えて故郷を離れ、ひとりロンドンへ。
わずかな所持金も底をつき、空腹に耐えかねた彼女を救ったのは通りすがりの紳士だった。
そのことがフルールの心に大きな傷を残すが、程なくして幸運にもリッジウェイ公爵家の家庭教師の職を得る。
数週間後、長らく留守にしていた主人のリッジウェイ公爵が屋敷に戻ってきたところ……。

感想・レビュー・書評

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  • 既婚者と売春婦という立場から始まる話。ヒーローの人の良さ(自分の子供じゃないのに愛情持って育てるし、かわいそうに思って結婚した妻には酷い扱い受けるし)が凄すぎて可哀想だし、妻は酷いし、弟も酷い。ヒロインも不幸で、読むのがしんどくて途中飛ばして最後読んじゃいましたが、妻は子供の父親の弟が死んだことで自殺したってなってとてもスッキリした。最後は出会ってすぐ待ってた愛してるじゃなく、一年たって気持ちが変わってしまったんではと心内で悩む二人はリアルだったし、自己犠牲ばかりのヒーローが幸せになって本当良かった。

  • うーん。こういう設定は初めて読んだから、このパターンね!って結論付けはできない。出だし強烈だったし。だけど話が進むにつれ、作者の問いかけの一つ一つが誰もが思うことだけど口に出さないことを問いかけているようで、果たして正解は?って考えさせられた。モラルと倫理観を白黒つけず、グレーがたくさん存在する場合もあると。 それに激情からくる勢いで押し付けるのではなくて、作者が思う根本的な純粋な愛の形や愛し方をすんなりとそのまま伝えていた。訳者あとがきに書いてあったように、作者本人がロマンス小説でも官能小説でもなく、愛の物語だって言うのはわかるなっと。静かに愛とは何かを考えさせられた話だった。

  • ヒーローが結核の妻⁽シビル⁾を療養のためイタリアに連れて行こうとする 病気の身でイタリア行くって… 無理、きつすぎるよw ヒーローちょっとずれてないか? 
    5才の子が数か月だけ家庭教師だった先生を1年たってもおぼえているのかな? パメラってかしこだったのねw

  • 【ネタバレの内容を含む】

    事情有りの公爵&先々代男爵令嬢の物語。
    事情有りとはいえ、ヒーローが既婚者で、ヒロインとの出会いも……なので、ロマンス小説的にどうなんだろう、とは思ったんですが
    訳者あとがきで、作者が、自作はロマンス小説ではないと述べているとあるので、
    まあそうなんですかねえ、と。

    当初はなかなか読み進められず、他の方々の好評レビューを見ても信じられなかったのですが
    積ん読本がなくなって久しくなったため、渋々読み進めてみたところ……途中から進むわ進むわ、生活ストレス&睡眠不足を抱えながらも、一晩で読んでしまいました。
    事情有りな既婚者ながらも、公爵がしみじみと良いんですわ。
    でもって、脇役としてつい目に入ってしまうのが、公爵の秘書なんです。
    この秘書(男性)の、ヒロインに対する印象の変化や、雇い主たる公爵への洞察も、好きなんですわ。

    最終的な結末へ至る道は、なかなか……ですし
    ある人物も、ある意味可哀想ですけども
    確かにしみじみ読める作品だなと。
    読まずに売らなくて良かったかも。

  • お互い両思いなのに好きじゃないと思って焦れるのが読みたくて…

  • 罠にかけられた男爵令嬢が娼婦まで落ちて、公爵夫人になる物語。

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