マキアヴェリ戦術論(新版)

  • 原書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562045587

感想・レビュー・書評

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  • 中国の古典である、武経七書などと比べると汎用的な要素が無く見るべきものがない。

  • 何言ってるかさっぱりわからなかった。

  • 君主論を4半世紀前に読み マキャベリストのマキャと呼ばれた私だが、実のところこの年になって始めて戦術論を読んでみました 孫子やランチェスター等の戦略論は理解していたつもりだが、民兵の活用 軍事教練の重要性
    軍団野営様式、敵中行軍、陣地戦、行軍の隊形様式 都市防衛術など
    かなり勉強になる 読んでいると キューバのカストロの戦術を思い出す
    騎馬より歩兵を重用するなど、なるほどと思うことがあるまた 敵中行軍の楽士の活用など音楽効果も大切にしてる。
    もっとも勉強になったのは 「城壁を防護するには壕や防護堤の付いているシェルター持たないような城壁 というのは堅固なものとはいえない」

    しかし 我々現代が直面する戦術論としては、なかなか応用はできないが
    中央アジアの国々でのゲリラ戦を挑んだり東アフリカなどで陽動作戦を展開するならまだ活用できうるノウハウです。

    しかしもっとも役に立つのは ファンタジーや大河映画や SF 特にスターウォーズのような 陣形や野営様式の演出 設定を考察する上で大いに役に立つのです こんな陣形ありえない。と楽しく見られます。 こういった効果的な戦術が映画に生かされていない演出は本当にリアリティー欠くわけで だだの大群のコピーのやき回しじゃつまらないわけです。

  •  君主論,戦略論(ローマ史論)と並ぶマキアヴェッリ三部作の一作ですが,これまでに翻訳がないと言うことで読む機会がありませんでした。昨年に翻訳が刊行されたと言うことで,今回手に取って読んでみた本です。

     ルネサンス後期におけるフィレンツェにおいて,市民軍創立に奔走したマキアヴェッリの軍隊に関する戦略思想をテーマにした本と言うことで,あまり私には馴染みの無い,軍隊の構成のあり方や,行軍のあり方,宿営の進め方などに関する記載が続き,読んでいて,あまりピンと来ない所もあったのですが,所々にマキアヴェッリらしい思想も垣間見ることができました。
     ただ,どちらかと言うと現代につながるような考え方と言う点では,君主論,戦略論の方が人には勧められるかなと思います。

     今回,マキアヴェッリの三部作をすべて読むことによって,彼の思想に関する理解が深まったという印象を持っています。

  • 本書を読むと、ルネサンス期イタリアの軍が抱えていた問題が分かります。また後のクラウゼヴィッツの思想に通じる記述もあり、マキアヴェリの慧眼につくづく感心させられます。

  • 都市をいかにして守るか。古典ではあるが、対話形式なので読みやすい。

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