ヴィジュアル・ストーリー ポー怪奇幻想集 2: 黒の恐怖

著者 : エドガー・アランポー 金原瑞人

• 原書房 (2014年9月29日発売)

作品紹介・あらすじ

すぐれたマガジニストにして、天才的な詩人、短編小説の名手、E・A・ポーの怪奇ゴシック風味のファンタジーと詩を端正で現代的な読みやすい新訳で贈る。
小説や詩の世界を拡げるイラストによるポーの狂乱の愛と死の傑作集。
収録作……「ひょこ蛙」「鴉」「黒猫」

感想・レビュー・書評

[cinejazz0906さんの感想 · 2021年4月19日]

小びとの道化師の凄まじき復讐『ひょこ蛙(1849年)』､古い屋敷の悲しい記憶を呼び覚ます『鴉(1845年)』､魂を凍らせる恐怖の『黒猫(1843年)』の3篇が物語る､エドガ－･アラン･ポ－の怪奇と幻想の世界です｡

[:*:♪･゜’☆…((φ(‘ｰ’*)さんの感想 · 2022年8月9日]

黒猫の主人公にみる心理「理性や倫理に対する反発」＝「おれがプルートを吊したのは、プルートがおれになついていたからで、おれにひどいことなど何もしなかったからだ。プルートを吊したのは、それが罪であることを知っていたからだ。それは――」この表現のような事件が平成令和とずっと目につく。自分の中にあるそれが発動しないよう祈るばかりという気持ちになる。絵だけでなく活字でも遊ぶ絵本。

[道標さんの感想 · 2020年4月19日]

ポーのとしても、ゴシックホラーのとしても、読み始められる入門書。
イラストなしのほうが想像力を発揮できるんだけど、そもそも読まなきゃ始まらないんだし、こういう選択肢があってもよいと思う。
やはり、『鴉』『黒猫』がとても良い。

[NFCC図書館さんの感想 · 2015年9月30日]

帯文：”魂の底に刺さる怖さ、狂乱の愛と死” ”端正で読みやすい新訳と、ポーの小説や詩の世界を拡げる新感覚のイラストによる傑作集”

目次：ひょこ蛙、鴉、黒猫、スケッチブック、解題

[やおさんの感想 · 2015年2月23日]

"「予言者!」わたしはいった。「邪悪なるもの!ーー鳥であれ悪魔であれ、予言者!
はるか高みにある天にかけてーーおまえとわたしのあがめる神にかけて
どうかこの悲しみにうちひしがれた魂に教えてほしい。彼方エデンの地に
この魂が、天使たちがレノアと名づけたいまは亡き少女を抱きしめる日がーー
あの世にもまれな輝く少女、天使たちがレノアと名づけた少女を抱きしめる日があるか？
鴉はいった。「もう、ない」"[p.59_鴉]

「ひょこ蛙」
「鴉」
「黒猫」

[羊さんさんの感想 · 2015年2月1日]

新しいイラストと金原の訳によるポーの怪奇短編集。やっぱり怖い！

[マエダさんの感想 · 2014年11月14日]

よい！

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2014年9月8日]

¡E.A.Poe ilustrado en Kickstarter! | Una antología para amantes de E. A. Poe, ilustrada por David G. Forés.
http://poekickstarter.com/

原書房のPR(版元ドットコム)