マンガで知るサイバーセキュリティ: オーブンレンジは振り向かない

著者 :
  • 原書房
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本棚登録 : 36
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562051441

作品紹介・あらすじ

あなたの会社でも起こりうる顧客データ漏洩から偽造やなりすまし、機密データアクセスに無力化など、大きな社会問題になっているサイバー犯罪とその対応をセキュリティのプロがミステリー仕立てのマンガで紹介! 社会人必読の「実践サイバーセキュリティ」!

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーとは言わないよな~これは。ジャンルは近未来サイバーパンクかなと思う。半分教本として、半分ネタとして見るべし。

    犯罪用クラウドサービスの発想と紹介が面白かった。日本では本格的な利用者は少なそうだけど、たとえば2ちゃんのtwitter晒し・炎上なんかは、組織的ではないにしろクラウドによるリンチと言えそう。その発展形として、ホワイトナイトがあつまる正義?のクラウドサービスももうありそう。
    ただ、書籍化が遅かったせいか、内容に古い部分がある。マネーロンダリングで有名だったビットコインは崩壊しているし、(また最近復活してるけど)、やっぱり今現在の内容で読んでみたい。

    あと、仮にも?ヒロイン?に尻肉人形ってネーミングはないでしょwww シリアス場面で何度も使われてて最高に笑った。

    ぼんやりとではあるけど、ネットは鍵とか住所とかのセキュリティが現実世界とくらべて甘いとは感じていて、サイバー犯罪に関心があったからかなり参考になった。こういう漫画増えればいいのに。

  • サイバーセキュリティについて軽く知りたいと思って読んだが、IT企業のWebサービスや個人情報データベースへの侵害など、個人レベルで必要と考えられる範囲のものではなかった。それでも、SNSの利用では個人が特定される可能性が高いこと、悪意のないワンクリックなどがサイバー犯罪に加担してしまう危険性などを感じた。
    単にサイバーセキュリティの情報紹介よりも衝撃的な結末のストーリーが印象的だった。
    ハッカージャパン誌に連載された『オーブンレンジは振り向かない』の単行本化。
    15-106

  • 2年以上前ハッカージャパンに2年間連載していたマンガの書籍化。

    最初は情報セキュリティのあるあるをマンガで書いてる類の本かと思って読んでいたのだが、特にラスト2話あたりで予想もつかない結末にビックリ。

    2年前の無いようになっているので、ここ最近のセキュリティ事案が盛り込まれていないことに残念。。なので、是非続編のパラグアイ編も描いて欲しい。

    マンガだけあって学習本ではなく、あくまでも読み物として楽しむための本として割り切れば良書。

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著者プロフィール

いちだかずき●小説家及びサイバーセキュリティの専門家、明治大学サイバーセキュリティ研究所客員研究員。I T 企業の経営を経て、2 0 1 1 年にカナダの永住権を取得。同時に小説家としてデビュー。サイバー犯罪をテーマにした小説とネット世論操作に関する著作や評論を多数発表している。『原発サイバートラップ』(集英社)、『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』(集英社)、『フェイクニュース新しい戦略的戦争兵器』(角川新書)、『新しい世界を生きるためのサイバー社会用語集』(原書房)など著作多数

「2022年 『ウクライナ侵攻と情報戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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