- Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562060092
作品紹介・あらすじ
財宝が眠ると噂される19世紀のワイナリー。町に残るこの不気味な廃墟を大学に改装する計画が持ちあがり、資金集めのイベントがワイナリーで開催されることになった。チーズ専門店のシャーロットはケータリングを頼まれ、豪奢なダイニングに用意した店自慢のチーズフォンデュとワインは大好評。ところが館の不吉な雰囲気が災いしてか、次々とイベント参加者が諍いを起こし、余興の宝探しゲームが始まると、ついに殺人事件が!地下の貯蔵庫で、イベントに参加していた美術学生の遺体が見つかったのだ。死体のそばにちらばっていた宝石は噂の財宝?それとも…。
感想・レビュー・書評
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チーズ専門店のシリーズ2作目。
美味しいものがたくさん出てくるコージー・ミステリです。
シャーロットは、祖父のチーズ店を従兄と共に継いだ30代女性。
従兄マシューは元ソムリエで、別館のワイン店を主に担当。
こうなったのは、マシューの妻シルヴィが出て行ったせいもあったのですが‥
裕福な親がいるイギリスに帰ったきり音信普通だったシルヴィが、突然プロヴィデンスの町に現れます。
幼い双子の娘達は、当然ながら母親の胸に飛び込みます。マシューの恋人のメレディス(シャーロットの親友)のほうが信用のおける女性なのですが‥
お騒がせ女のシルヴィが、双子の親権を要求?
折りしも町では、古いワイナリーを改築して大学を誘致するための活動が繰り広げられていました。
金持ちの一族が築いたお城のようなワイナリーは、半ば廃墟と化していましたが、宝物が隠されているという伝説もあったのです。
町に大勢人が集まっている時期に、起きた事件とは‥?!
登場人物が多すぎるほどですが、一作目よりは読みやすく、人間関係の動きもだんだん見えてきます。
シルヴィも単に嫌な女というのではなく、突飛な個性でにぎやかに。
そして、ハンサムなジョーダンとの恋愛は‥?
まずまず、楽しめるシリーズです☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
チーズ専門店シリーズ第2弾。
また身近な人物が容疑者として疑われてしまい、事件に首を突っ込む主人公。
1作目よりは、行き当たりばったりすぎる迷走ぶりは少し落ち着いた模様(笑)
これくらいが素人探偵としてはほどほどでしょうw
多少登場人物に慣れたこともあり、1作目より読みやすかった。
チーズの料理も相変わらず美味しそうでお腹が空く。
簡単に真似はできないので、もっぱら‘さけるチーズ’だけど(笑)
猫のラグズも、ちょこちょこと登場するのだけど、ココやミセス・マーフィーみたいな活躍はしないのは仕方ないとして、
今回ラストで新たに犬が加わってしまい、こっちの登場ばかりになってしまわないかと、ちょっと不安。 -
チーズとワインが食べたくなる。
双子の母親が現れたり、イベント中に事件に巻き込まれたり…。
持ち前の行動力で進んでいくシャーロット。
次巻も楽しみ! -
ミステリーとしては中途半端。だけど、登場人物らのやり取りや、チーズの美味しそうな描写で楽しく読み進められます。
シャーロットのやり過ぎ感と仕事の放り出しっぷりには苦笑いさせられますが。 -
チーズ専門店シリーズ第二弾。
小さな町でまた事件が起こるが、主人公のシャーロットがまたもや素人探偵の真似事をし、相変わらず最初に疑われた人物が疑われ続ける。
後半の真犯人が判明する時まで、全く違う推理が進んでいって、ミステリと言うよりやはりライトノベル。
ただ、住民に関係する人たちが新たに登場し、その関係もどんどん変わっていく様が面白い。
マシューとメレディス、シャーロットとジョーダン、さらにレベッカ。
主要人物の関係も進んでいって、事件よりもそちらの方が気になる。 -
相変わらず、出てくるチーズが美味しそう。
ジョーダンとの恋も気になる。 -
チーズの大好きな私には嬉しいチーズの専門店
食べたことがないチーズの名前がたくさん
どうやら生産している農場の名前が付いているみたい
何処で探したら、食べられるのだろう? -
2013年5月3日読了。