動物詩集 (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

著者 : G.アポリネール 窪田般弥

• 評論社 (1991年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[kaamosさんの感想 · 2011年2月28日]

この詩集は「ため息」だ。
色々な感情（羨望、歓喜、不安、悲観など）を動物に乗せふと吐く、10のため息。その正直さがとても真っ直ぐに思える。

そして山本容子の絵は、ため息にドロップのような甘い香りを与えてくれる。
だから一篇一篇の甘さも異なり、見ていてとっても楽しい。

どれも好きだが特に「くらげ」「ざりがに」「はと」がいい。
二人で後ろに歩いてもいいんだね、わたしもくらげになりたいよ。