光の六つのしるし (fantasy classics 闇の戦い 1)

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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566015029

感想・レビュー・書評

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  • 「光の六つのしるし」の原作本である。この小説のどこを
    どうしたらあの映画になるのだろう?。まるでゲームのよう
    にアイテムを集めて敵を倒すだけだった映画と比べると、
    この原作はもっと奥が深いし、楽しみも多い。魅力ある
    キャラクターが出てくるわけではないし、ストーリーに
    メリハリがない感じも否めないのだが、かえってそれだから
    こそ、小説全体が分かちがたいひとつの有機体として成立
    している気がする。この一体感をまるで無視するような映画
    を作る意味がはたしてあったのだろうか?。原作ファンの声
    を聞いてみたいところである。

  • 7人兄弟の7番目の息子ウィルは、誕生日の前日に得体の知れない経験をす。でもそれは誕生日の「 前兆 」に過ぎなかった……。
    アーサー王伝説に絡んだこのシリーズは、図書館で見付けて思い入れ深さの余り購入に至った本です。
    歴史を担い、光ある未来へ誘わんとする『 古老 』の責務とは? 甘言で人を誑かす『 闇 』の正体は?
    そして光と闇の戦いの行方は?
    読み始めたら全四巻一気に行きます。

  • う、うーん。
    内容は良いのだが…。
    日本語訳が読みづらい。

    その読みづらさが気になり、波に乗れなかった。
    続編が4巻まであるけど…。

  • 再読。
    シリーズの途中で置いてあったので、初めから読み直すことにしました。
    図書館にあった新しいものを借りたため、前回よりは読みやすい感じがしました。

  • 何十年も前に、図書館で借りたこの本を夢中で読んだ。
    いまだに、闇の寄せ手が攻め来る時〜と暗唱できる。すごいな自分。
    おそるおそる再読してみて、あの頃そのままの興奮はよみがえらなかったけど、とてもファンタジーな世界がやっぱり特別、だった。
    「指輪物語」と並べて、子供の頃に夢中になった私の2大ファンタジーだけど、「指輪物語」に比べて、風景のイメージがわきにくい。なんでかな。
    まだあと3冊ある。
    ゆっくり旅を続けたい。ノスタルジックな旅を。

  • 黒い表紙が印象的で気になっていたシリーズもの。
    ようやく手をだしたのだが・・・。
    うーん、ちょっと挫折気味、かな~。

    11才の誕生日に自らの運命を知る少年。
    それは長い長い闇との闘い。

    とはいうものの、なんとゆーか、ザバトル!とゆー感じはあまりない。
    いや、戦いはあるんだけど、こう、精神的っぽいとゆーか・・・・・。
    ひたひたとせまってくる闇の圧迫感はちょっと気持ち悪い。
    世界観が好きな人は好きそう。
    長い歴史の流れ、そこに関わる多くの人。
    「古老」として目覚めてしまったことの重荷の方の印象が強いので
    なんか物語が重たい感じ。

  • ファンタジーなのだが、どうにも面白くない
    面白くないから読み飛ばす
    読み飛ばすから、イマイチ設定が分からない
    借りたからには一応読むが、ボツ

  • 最初に読んだのはたぶん中学1年生くらい。今回は再読です。
    だいぶ話を忘れていたところに、数年前に実写映画化されたものをDVDで見て「え~っ?こんなはなしだったけ?」と衝撃を受け、今回じっくり読みなおしてみました。

    大家族の末っ子に生まれた少年が、家族に温かく包まれていながら
    そんな現実世界とは別に光と闇の戦いに(宿命的に)巻き込まれていくという話です。

    現実世界では家族に愛される末っ子で、でも光の勢力の一員として戦う
    これを同一空間内で一度にやっているわけで、そんな中で一気に老成してしまう主人公が頼もしいやらかわいそうやら誇らしいやら。
    私がスーザン・クーパーにはまった記念すべき1冊です。

    ちなみに、映画はかなり違います。
    時代も主人公の家の家族構成もお父さんの仕事も主人公の年齢も違います。
    雰囲気とか一部がんばってるところもありましたが、私にとっては映画は全く別の話でした。

  • 子どもの頃に大好きだったので思い入れで★5つつけたいところだけど、うーん、読み返してしまうと自分の厨ニが恥ずかしいので★4つ。

    もうすぐ11歳の誕生日を迎える主人公ウィルにおこる様々な不思議と、明かされる真実と使命……いかにも厨ニ(笑)
    しかし現代イギリス(書かれた当時)の少年らしい日常が同時に描かれているので、ただの厨ニではないと思う(ややひいき目)。
    またイギリスの民間伝承が多く取り入れられているので(鍛冶屋のウィーランド、チルターン丘陵のチョーク絵、七男坊の七男坊、船葬された王、十二夜の狩人ハーンなど)この本から色々調べたくなる。

    中に登場する時を超越したような場所が、中世ヨーロッパの13から14世紀のものになっていることが(最近中世づいていたから)やや気になる。壁に埋め込んだ暖炉や壁に飾られたタペストリ、床に毛皮を敷いているなどで時代が特定されてしまうのはもったいないなと。
    ……こういうのって高二病って言うんだよね、分かってます。

    ちなみにこの本に出てくる「光のしるし」が島津家の十字紋にそっくりなので、家紋キーホルダなど見かけるとこのシリーズが大好きだった自分を思い出してちょっと気恥ずかしくなるのでした。

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